音楽むすび | 2009年5月発売

五木ひろしの歌手生活45周年記念シングル第2弾。91年、ちあきなおみの事実上のラスト・シングルとして発売された作品のカヴァーで、この曲に対する五木の思い入れの深さを感じる仕上がり。詞とメロディの哀感を、語りかけるような歌唱で切々と伝える。

東京発の次世代型ミクスチャー・バンドのデビュー・アルバム。スウィートなポップ・パンク調メロディながらアコースティックな肌触りがあり、変拍子を刻むドラミングはジャジィでポスト・ロック的。ある意味この10年のインディーズの総括的サウンド。

幾多のメンバー加入と卒業を繰り返し、現在は9名で活動しているモーニング娘。の2009年第2弾シングルにして通算39枚目のシングル。衰えることを知らない、彼女たちの勢いが詰まった一枚だ。

パワフルな歌唱で売れに売れているこのソロ・ユニットにして、今回が初バラード。当初はしおらしく始まるも、後半はのびやかな声を惜しみなく。リック・デリンジャーのカヴァー「Rock And Roll Hoochie Koo」には、中村達也がドラムスで参加。一見ジャニス系ながら、まがまがしさ皆無なのが今っぽい？ ⇒★Superfly特集★をチェック！

10枚目のアルバム。ロンドンやロサンゼルスなど各地でレコーディングを行ない、ソウル、レゲエ、ファンク、ロックなど曲ごとに異なるサウンドをバックに、彼女は肩の力の抜けた心地いい歌声を聴かせる。圧倒的クオリティといまだ失わないフレッシュさが交錯する希有な傑作。★

圧倒的な存在感のあるヴォーカルとジャンルにとらわれない音楽性で早キャリア10年。その間に出会った数々のアーティストたちへのリスペクトをつづった、このカヴァー・アルバムへのLeyonaの想いは、オープニングの書き下ろし曲「STARS」に脈打つ高揚感。