2009年6月発売
CX系『ウチくる!?』ED曲でおなじみの、婚活時代(?)に乗った、ヒネリなしの求婚ソング。よく聴けば、今っぽいトホホ感もたっぷりと。「全員がヒーロー」も臆面ないくらいの応援歌。フィンガー5あたりの時代から、こういう“外角高め直球”な内容はコーラス・グループの独壇場なのだ。
日本人とアイルランド人のハーフというハイブリッドな感性を生まれもって身につけている彼女のセカンド。アコースティック調だったデビュー作とは打って変わって、スムースで都会的なR&Bグルーヴを基調としている。しっとりした質感の歌声が最大の魅力でしょう。
80〜90年代のJ-ROCKの名曲を“トランス+ロック”という形でカヴァーしたアルバム。メイン・ヴォーカルに鈴木慎一郎、サウンド・プロデュースにリミキサーとしても活躍するN.O.-SYOを迎えた、新感覚のサウンドが楽しめる一枚だ。
学生イヴェント“キャンパス・サミット”とのコラボ作品。15周年のアニヴァーサリー仕様で、懐かしのダンス・ナンバーから最新ヒットまでをコンパイル。ユーロ、ハウス、レゲエ、R&Bなど幅広いジャンルから収録している。
ナージャとアサド兄弟の出自に基づき、前2楽章がイタリア風、第3楽章以降がラテンの味わい+互いの融合で書かれた「コンセルト・オリジニス」を中心に構成。協奏曲とセルジオの長女クラリスの作が特に聴きものだが、併録のアルゼンチン作品にも編曲・演奏ともに個性が光る。
ナカリャコフ5年ぶりの新録音は、父の編曲による古典派の弦楽器のための協奏曲集。あまりにこともなげに吹かれてしまうので、うっかりすると聴き逃してしまうが、実は超絶技巧のオン・パレード。管楽器を知れば知るほど鳥肌モノであること疑いなし。
モントリオール出身の4人組による、前作からおよそ3年ぶりとなるセカンド。“カナダのシガー・ロス”と評されるように、オーケストラやオモチャの楽器を随所に配した幻想的なサウンドが特徴。クラシカルだが時おりSSW的な要素も感じられるのが、カナダのバンドらしい。
『GIANTfootSTEP ver.“E”』に続くミニ・アルバム。鋭い眼光によるハードなメッセージを詰め込んだストリート仕様の楽曲に加え、ダンサブルな「SKULLBERG Party」や不器用な男をMay J.との掛け合いで綴る「My Fair Lady」「Stronger」など客演曲も充実。懐の深さをみせた一枚。
ソロとしての活動をまとめたベスト盤。新録や初CD化の曲を多数収録。抜群の歌唱力とアコースティック中心の繊細な音作りで、つねにクオリティの高いポップスを作ってきたことが再認識できる。特に終盤、美しいバラードの連発から最後のア・カペラに至る流れが見事。
オリジナル作としては5年ぶりの6作目。ハード・ディスク・レコーディングの手法が話題を呼んだ『TNT』で顕著だったフュージョン色が後退。“アイディア一発”的な曲も盛り込んで、バンドっぽさへの回帰を見せる。アフロ・サンバ的な演奏であってもファンキーでないのが、独特なところ。