2009年7月8日発売
2002年に前身となるバンドが結成されたという、福島県郡山市を拠点とする三人組。本作は初のミニ・アルバム。大局的にはメロディック・パンク/パワー・ポップが基本路線ながら、ツイン・ヴォーカルのスタイルや奔放なアレンジを通して多彩な表情を見せる。
男女2人組デュオによる、4年ぶりの8thアルバム。DOUBLE FAMOUS、KINGDOM☆AFROCKSのメンバーらを迎えた、疾走感あふれる爽快なポップ・サウンドが心を癒してくれる。
2004年に“BEACH HOUSE Eau Cafe Shonan”で結成されたというマリアンジャナの2作目。ナチュラルなサーフ系バンドといった印象だが、エコ的な目線のメッセージ性をさり気なく忍ばせているところが心憎い。“Marijuana”を捩ったようなバンド名もそんな姿勢の表われか。
鍵盤奏者2名とドラマーによるトリオが、toeのレーベルから放つ初アルバム。フェス受けしそうなジャム・バンド以降のインスト・バンドとは似て非なる強靭なグルーヴと音圧の高さに驚く。曲によってはトランペット加わりジャズのニュアンスも見せるなど、音楽性も幅広い。
ファンクとハードコアを内包する切れ味鋭いオルタナティヴ・ロックに、ダークだがキャッチーなメロディが乗る。シュールなユーモアとメッセージが入り乱れる歌詞も独特。ただしヴォーカルは意外に真っ当。大阪アンダーグラウンド発の新進バンド、これがファースト・フル。
ハードコア・ムード合奏バンドによる9曲入りの“ほぼフル・アルバム”。二階堂和美の歌が心地よい緩さを醸し出す童謡風味のオープニングから、人力のキラキラ・ディスコ、和風エキゾティカなどを経由するサウンドは、鼻歌よろしく鼻孔をくすぐる快楽に満ちている。
正木はじめの歌手生活10周年を記念したシングル。作曲家の四方章人の出世作でもある同曲を28年ぶりにリメイクしての力作。癒し系の作品を甘いヴォーカルでしっとりと歌い、時代を超えて名曲を現代に蘇らせた。カップリングも名曲として知られる「ミモザの女」。
2010年に奈良で行なわれるイベント“平城遷都1300年祭”の公式テーマ・ソング。優雅なストリングス・サウンドをベースに、アジア各国のさまざまな伝統楽器の音色が現代の楽器に見事に共鳴。アジアの広大な大地を感じさせる作品だ。
圧倒的なパワーを持つ楽曲が魅力のロック・バンド、MONGOL800の5枚目となるアルバム。前アルバム『Daniel』以来約3年ぶりの発表となる作品で、変わらない部分と進化する部分がバランスよく盛り込まれた会心の一枚だ。
2009年でデビュー15年目を迎えたインキュバスによる初のベスト&レア音源集。オルタナやミクスチャーとして知られながらも、ポップ性を高めて、2006年にはアルバムが全米1位を記録。メロウで心のヒダに入り込む曲を一気に楽しめる。新曲も収録。