音楽むすび | 2009年7月発売

ハードな韻にこだわる本格派ラッパーと正規の教育を受けたクラシック・ギタリストとの異色のユニット登場。ギターを叩く音をループにしたり、ポップなコード進行とメロディをたっぷり取り入れたり、ヒップホップの枠を軽やかに超えてゆくセンスが秀逸。

約3年振りとなる、ソロコンサートツアーを前に発売される楽曲は、妖しく艶めいた“光一の世界”全開となった作品。収録される全楽曲の作曲を光一が担当し、コーラスも積極的に参加をした、待望のシングル発売！

京都出身のエボニーアイズの元ギタリストが、95年に発表した初ソロ作。完成までに2年半を要したという緻密に構築されたメロディックなプログレ・ハード・ロックは、ヨーロッパで海賊盤が出回ったのも納得の出来だ。流麗なストラトキャスターの音色も印象的。

ネオ・ソウル隆盛の立役者の通算4作目は、なんと8年ぶりとなるもの。メロウな手触りは変わらないが、生演奏トラックを採用していることもあり、生理的な逞しさは倍加。これは美意識あふれる現代ソウルマンの嬉しい存在をきっちり伝えるものになっている。

ウェッサイ・ヒップホップを代表するグループによる、結成20周年、通算5枚目。ズ太さとラグジュアリーさを兼ね備えたDJ PMXのサウンドはさらに磨きこまれ、Kayzabroのラップも安定感ばっちり。無理なく日本に根付いたヒップホップの、最良の形のひとつ。