2009年8月5日発売
2008年日本のヒップポップ・シーンで話題を起こしたヴォルタ・マスターズの『アット・ワーク』第2弾。ボサ・ノヴァ、テクノ・ポップ、クラシックのピアノやオーケストレーションなどとヒップホップの融合という予測不能な音の世界に驚きながら引き込まれてしまう。
宮城県発、和太鼓カルテットの初アルバム。心臓の鼓動のごとく鼓舞する太鼓の音を聴く感覚は、アスリートたちの演技を見ているようである。ライヴ音源もあり、迸る汗さえ実感。まさに生きている音の集合体といった趣。作り出される音階と旋律が胸に迫る、パワー漲る栄養剤のような作品。
5人組ガールズ・バンドのセカンド・ミニ・アルバム。シンプルで飾り気のない音作りは、手作り的なあたたかみを感じる。複数のソングライターがいる強みで曲調も多様だが、全体を通してサウンドのイメージが統一されているのは、結成7年というキャリアゆえか。
国内外を問わず数々のロック・イベントで評判を呼ぶ三人組の4作目。バンド名そのままの骨太に疾走するバンド・サウンドがカッコいい。ライヴのダイナミズムを活かしたストレートな音像はスケール感にあふれており、息をもつかせぬスリリングな展開は圧巻だ。
ビートルズの名曲をラウンジ風にアレンジしたアルバム・シリーズの第2弾。女性ヴォーカルのナンバーを中心に、ハイクオリティなサウンドと優しく幻想的なメロディで聴かせる。
福岡出身のシンガー・ソングライターがまたもや産み落とした傑作4枚目のミニ・アルバム。オフィスオーガスタ期待の新鋭だが、並居る先輩たちを凌駕しそうな才能の持ち主だということは、最初の楽曲を聴くだけで感じ取れる。細かい美点もたくさんあるが、なによりスケールがでかい。思わず唸った。★
通算3枚目。スタイルはロック・バンドだがラテン、レゲエ、ディスコなどを大胆に取り込んだクロスオーヴァー型ダンス・ミュージックで、おまけに日本の歌謡曲風メロディもふんだんに取り込んだ妖しい魅力はカテゴライズ不可能。人を喰ったユーモアも満載で楽しい。