2009年8月発売
“ヒーリングを超えた聖なる歌声”との定評を誇るカノンがアニメ『グイン・サーガ』の挿入歌にトライ。全曲クラシカルなテイストがあふれ、彼女の歌声を含め、和製サラ・ブライトマン的でさえある。オルゴール・ヴァージョンも違和感なくムードを盛り上げる。
プロデューサーとして2002年のグラミー賞を獲得している、米国の男性シンガー・ソングライターの2年ぶりとなる11作目。あえて作り込まないようにしたラフで生々しいサウンドは、シンガー・ソングライターの名作が次々と誕生した70年代の空気が感じられ、惹き付けられる。
前作『Mew.and the Glass Handed Kites』(2005年)が、世界中で高い評価を得た、デンマークのロック・バンドの3作目。計算された複雑で独創的なサウンドは、今作でも健在。ヨーロッパの香りもそこはかとなく漂い、ファンにはたまらない。本来の意味でプログレッシヴな音楽だ。
カイリー・ミノーグのプロデューサーを務めたスコットランド出身の男性クリエイターのアルバム(2作目)。初めて女性ヴォーカリストをフィーチャーしたタイトル曲など、軽快で明るいエレクトロ・ポップ集だ。またピアノなども効果的に使われており、よりサウンドがカラフルになっている。
ザ・バンドのドラマー/ヴォーカリストとして活躍したレヴォン・ヘルムのソロ作。グラミー受賞の前作『ダート・ファーマー』の続編ともいえる本作は、大地とそこに生きる人々への共感をテーマに、カントリーやゴスペル、ブルースなどのルーツ音楽を持ち前のソウルフルな歌心で聴かす秀作だ。
詩音のシングル「CANDY GIRL」でも活躍したラッパーのファースト・アルバム。横須賀のヒップホップ・チーム、GHETTO INC.の中心的メンバーで、バイリンガルを活かし、英語と日本語を巧みに操る。突然飛び出す日本語のギャップに異化効果がある。
UKを代表するハウス・ヴォーカリスト、TASITA D'MOURの参加楽曲からDJ KAWASAKIが選曲したアルバム。アップリフティングなトラックとTASITAが描く美メロが絶妙にマッチしている。