2009年8月発売
善し悪しや好き嫌いを超越したところにある北島三郎のうた。2009年の秋口から全国の劇場にかかる座長公演『木曽恋しぐれ』の主題歌で信濃路を舞台とした人情演歌は、いまや押しも押されもせぬ北島の十八番であり、この人、このうたならではという一曲だ。
2008年に歌手生活45周年を迎えた“チーター”こと水前寺清子。45周年記念曲第2弾となるこのシングルは、荒木とよひさ作詞、弦哲也作曲によるナンバー。切れ味のよいおなじみのチーター節を存分に楽しめる作品となっている。
デビュー15周年記念となるアルバム。大阪出身で現在も関西圏を拠点に活動しているとあって、近畿の地名を織り込んだ演歌で構成。柔かな歌声によりうたわれ、自在に変容し伸びる高音域の歌声で「先に惚れたら損をする」のように“あんたが好きや”などと歌われたらゾクッとくる。
アニメ作品の主題歌などで知られるALI PROJECTの1年ぶりのオリジナル・アルバム。“危険で妖艶、美しくロマンティックな音楽毒”をコンセプトに、シンセ、打ち込み、さらにはストリングスの織りなすゴシックでポップな全10曲を披露。確かに、圧倒的な世界観はクセになる。
2008年のデビュー以降、優しく包み込むようなヴォーカルで魅了してきた期待の新人が放つサード・シングル。明るい曲調がどこか涼しげなJ-R&Bの「Honesty」、淡々としたグルーヴとピアノが切なさを際立たせるミディアム・ナンバーの「願いがかなうなら…」ともに、シルキーな歌声を堪能できる。
4人組ロック・バンドの、インディ時代の作品を新録&新ジャケで再リリース。この10年ほど日本の若手ロック・バンドのトレンドだった疾走系8ビート+透明感あふれるギターのコード・ワークによる「道標」や「リセット」、モータウンっぽい「pan」、スカの「天気予報」と、多彩なアレンジで楽しめる。
最新R&B楽曲をコンピレーションしたシリーズ・アルバムの第2弾作品。“LOVE”と“CLUB”をコンセプトにシアラ、アリシア・キーズ、アッシャー、ビヨンセといったアーティストのセクシーな楽曲の数々が収められている。
ユーリズミックス、リック・アストリー、ワム、バングルスらの人気曲の12インチ・ヴァージョンを集めたコンピレーション・アルバム。80年代を彩ったナンバーが、原曲とは一味違った魅力で楽しめる好企画盤だ。
制作・出演
JeanFrancoisTaillard / MarkGebhard / MartinBliggenstorfer / アンドレス・ガベッタ / セルジオ・チオメイ / ソル・ガベッタ / バーゼル室内管弦楽団 / ホーフマン / マティアス・アルター元BLANKEY JET CITYのベンジー(vo,g)のシングル。 「Mad Surferは、大人の渋さが垣間見られた前作「FRIENDLY」とは一味違いスピード感あふれるギター・リフが心地よいナンバーとなっている。「SAD PARTY」はせつない男心を唄ったバラード。どちらも言葉遊びをし尽くした詞のカッコよさは健在だ。
制作・出演
クラウス・フローリアン・フォークト / クリスティアーネ・エルツェ / ドイツ・カンマーコーア / ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン / パーヴォ・ヤルヴィ / ベートーヴェン / ペトラ・ラング / マティアス・ゲルネ度肝を抜かれることはなく落ち着いた「第9」。そこここに小さな驚き満載なのはむしろ当然、聴くほどに引き込まれる。驚くほどに挑発的な「英雄」で始まった全集録音はこれで完結、まとめ役の「第9」が加わって、5枚のディスクは新たな輝きを放つ。★
映画『キャデラック・レコード』でビヨンセが演じていた個性派シンガーの、90年代中期から約10年間のプロダクツをまとめたもの。そこから浮かび上がるのはR&B、ジャズ、ブルース、ポピュラーが重なった米国ならではの豊穣さだ。代表曲「アット・ラスト」は61年発表曲を収録。