2009年8月発売
生誕40年を越えてなお衰えぬ人気を持つ『ルパン三世』の音楽を豪華クリエイターがカヴァー&リミックス。オリジナルにリスペクトしたトラックもあれば、やりすぎて自己満足なトラックもあるが、ルパンたちの名セリフも織り込み、ルパンへの深い愛情を感じる仕上がり。
キャッチーなメロディ、ポジティヴな明るさ、ほどよく上手なハーモニー……70年代あたりの歌謡コーラス・グループの良さを、今に継承しているグループがここ。どの曲も聴いているだけで元気になれる要素がいっぱい。「Let's ハーモニー」はコーラス・ファン必聴の感動チューンだ。ふさいだ気分のあなたに。★
甲状腺の腫瘍発見がきっかけとなって、あきらめていた“うた歌い”への道へと戻ってきた木山裕策のセカンド・シングル。ともにTV番組のタイトル・ロールに使われた2曲に加え、DREAMS COME TRUEのナンバーにまで、その強靱で繊細な歌声の確かな自信が光る。
Janne Da Arcのyasuのソロ・プロジェクトによるセカンド・アルバム。スリリングなアレンジを施したハード・ロック・ナンバーからメロウな曲まで、叙情的なヴォーカル・メロディをちりばめた楽曲はどれもスケールが大きく、存在感にあふれている。
先頃“ミドル&メロウ”がテーマのコンピが出たばかりの女性歌手(元Cymbals)、これは客演曲などの“外仕事”中心のベスト。ゆえに多様なサウンドの中で彼女の柔らかな声/表情が楽しめる。「Flamingo」は都会的でグルーヴィな新曲、またラジオ番組仕立てのおどけたインタールードも。
女性シンガー・ソングライターのファースト・フル・アルバム。肩肘はらない歌声が、アコースティックな色合いを打ち出した爽やかな音色の上で優しく心地好く弾んでいく。高らかに主張するのではなく、淡い感情のままに歌いかけていくからこそ、スーッと胸に染みていく。
ダンサブルながらも切なさを含んだサウンドに乗せ、運命人に対する深い思いをまっすぐに語りかける、約1年ぶりとなる10枚目のシングル。シンガー・ソングライターとしてのスタンスに立脚しながらも、それだけに留まらない新たな展開を予感させる作品だ。
MAGMA RECORDS発のサイケデリック・トランス・アーティストのファースト・フル・アルバムには、イスラエル、ドイツ、ロシアなどの名うてのアーティストが参加。ミニマル、プログレッシヴ、メロディアスと風景を変えていきながらフルオンとしての軸を持つ作品は、さながらトランス絵巻の様相を呈している。