2009年9月発売
デビュー20周年を記念した2枚組ベスト。「どか〜ん」「モルツのテーマ」「ENDLESS SUMMER NUDE」とヒット曲満載。聴き進むうちに、異能フォーク・デュオだった真心がどんどんバンドとして逞しさを増す過程がわかる。「うきうき」はアフリカン・ポップスみたい。特に倉持陽一の中の吉田拓郎魂が炸裂する「マイ・バック・ページ」「拝啓、ジョン・レノン」がいい。
リリースやライヴを重ねるごとに進化する、男性4人組エモ/メロディック・パンク・バンドの3rdアルバム。シングル曲「DAYS」「Cosmic Fly」のほか、インディ・シーンで輝く彼らのいきおいが体感できる作品が満載。
結成から15年以上、時代によってアーシーなロックからクラブ・サウンドまで多彩な変化を遂げてきたバンドが、原点回帰を思わせる18枚目のアルバムをリリース。ストーンズ・タイプの「SUNSET WASTELAND」から始まる、ホットでドライでメロディアスなロックンロール・ショー。モノラル録音!
イギリス人の父と中国人の母を持つ、香港生まれ英国在住の25歳の女性シンガー・ソングライターのデビュー作。読書家であるという彼女らしい鋭い表現力を持ったヴォーカル、素朴だが深みのあるアコースティック・サウンドなど、年齢やキュートなルックスに似合わないほどの才能を感じさせる。
横浜のダンスホールを中心に活動するANSWERと、横浜の若手ナンバー・ワンとも噂されるAICHINによるコラボレーション・アルバム。ミッド・テンポのトラックの上でメッセージ性も強い日本語のライムを重ねていく。腰にくるグルーヴも利き目十分。
平原綾香のクラシック・カヴァー全12曲。最新シングル「新世界」「ミオ・アモーレ」に加え、大ヒット「Jupiter」と「ノクターン」を同一アルバムに収録するなど、彼女のクラシック・フィーチャー・ベストと言える一作。1〜10曲目までは自身の作詞だが、彼女の言葉に対する感性の鋭さにも注目したい。
高知出身の5人組による2年ぶりの7作目。キーボードがいいアクセントのラウド・ロックを、トリッキーにならないようなミクスチャー感覚で作り上げた曲が面白く、マイク・パットンのセンスをわかりやすく日本流に展開しているようでもある。適度に演劇的な匂いを感じさせるヴォーカルもいい感じだ。