2009年9月発売
『機動戦士ガンダム00』セカンド・シーズン、『戦国BASARA』など数々のアニメのテーマ&挿入歌を含むセカンド・アルバム。静謐な草原と彼女の透明感がシンクロしたアイルランドでの撮りおろしフォト・ジャケットそのままに、美しく儚いながら慈しみある世界が広がる。「砂の上のドルフィン」は涙必至。
元ジャパンのリチャード・バルビエリも在籍するプログレ系ロック・バンドの2枚組大作。緻密に組み上げられた緊張感漲るアンサンブルと訴求力を増した質の高い楽曲群は過去最高の出来で、プログレ・ポップと呼びたくなる親しみやすさが出てきたのも注目される。クリムゾン、ジャパンのファンは必聴。
2009年のサマソニで話題をさらったオーストラリア出身の4人組による、待望のファースト。プロデューサーにはアークティック・モンキーズなどを手掛けたジム・アビスが迎えられ、スケールの大きなサウンドを聴かせている。何よりインドネシア人ヴォーカリスト、ダギーの力強い歌声が圧巻だ。
変名カヴァー集をはさんでの3年ぶり13枚目のアルバムは、ストリングスからノイズ・フィードバックまで、音の意匠を幕の内的に網羅。過度にハイブロウになりすぎないところが、米インディ界での息長い人気の理由だろう。ギター・インスト「The Fireside」が、情緒過多に陥らない、ほどよい余韻を残す。
USインディ・シーンのカリスマ、ヨ・ラ・テンゴが97年にリリースした8thアルバム。前作までのノイズや衝動的なサウンドは残しつつもフォーク、エレクトロニックなどを盛り込み、彼らの名を確立させた名盤だ。
前作より約1年後の93年5月に発表された6thアルバムの再リリース。絶叫の問題作「奴隷天国」、「絶交の歌」「日曜日 (調子はどうだ)」とサウンドの幅も広く、彼らにしかないロック観を見せつけた一作だ。