2010年10月20日発売
生誕150年記念のベスト盤。交響曲の聴きどころはもちろん、交響曲理解に欠かせない歌曲やピアノ四重奏、バッハの曲への編曲など珍しい曲も含んだ、まさにベスト・オブ・ベストな内容となっている。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン楽友協会合唱団 / クリスティアン・テツラフ / シマノフスキ / ジャラール・ウッディーン・ルーミー / スティーヴ・ダヴィスリム / ピエール・ブーレーズ / ヨハネス・プリンツ神秘的な曲想と柔らかく繊細なテツラフの音色とは相性がいい。彼は客席で聴くとうねうねと身体を動かしすぎるが、録音ではさすがにその欠点はない。交響曲もこの作品に不可欠な雰囲気を十分に出している。録音も含めると、これらの曲の新定番と言えるだろう。
デヴィッド・サンボーンと比較された時期もあったが、よりスムース系のシーンで地位を高めたデイヴ・コーズ。コンコードに移籍後、2010年に発表の本作では、新たなスタートを切る意欲と喜びに満ちたプレイが堪能できる。
アメリカの国民的ヴォーカル・グループのヘッズ・アップ移籍第2弾は、“冬”をテーマにしたウィンター・アルバム。珠玉のハーモニーで聴かせるクリスマス・ソングなど、ロマンチックな季節を一層盛り上げる楽曲が満載だ。
「明日への記憶」に続く2ヵ月連続リリース・シングルの第2弾。不器用な男の前向きな思いを歌ったエレカシらしいリリックと、突き抜けるようなロック・サウンドが印象的なナンバーだ。熱い歌唱に思わずグッとくる。
制作・出演
SyOliver'sOrchestra / TonyGottuso / コーラス / サイ・オリヴァー / ジョー・ダレンスバーグ / トラミー・ヤング / ビリー・カイル / ルイ・アームストロング / ルイ・アームストロング・オーケストラ2011年に生誕110周年、没後40年を迎えたジャズ界の巨匠、ルイ・アームストロングのベスト・アルバム。CMで再び注目を集める「ホエン・ユー・スマイル」をはじめ、名曲の数々が収められている。
クレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団演奏によるモーツアルトの交響曲をHQCD化。出だしの圧倒的な速さが印象的な1956年録音の第25番、1962年録音の38番・39番を収録する。
クレンペラーの指揮によるモーツアルトの交響曲をHQCD化。悠然としたスケールの大きな演奏で、格調高く美しい第29番・31番をはじめ、クレンペラーならではの至高の名演を収める。
クレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団演奏によるモーツアルトの交響曲をHQCD化。中低域にアクセントつけた、ゆったりとしたテンポの演奏による雄渾な雰囲気は、クレンペラーならではだ。
1963年録音のクレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団演奏によるベルリオーズの幻想交響曲をHQCD化。ストーリー性を中心に据える従来の幻想交響曲の演奏概念に捉われず、淡々としたテンポのもとに、純音楽的な美しさに理知的な光を当てている。
1960年録音のクレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団演奏によるメンデルスゾーンの交響曲をHQCD化。メロディを優雅に歌わせる従来の保守的な演奏概念に捉われない重厚な演奏に、クレンペラーの個性が発揮されている。
1966年録音のクレンペラー指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団演奏によるフランクの交響曲ニ短調をHQCD化。フランクが晩年に作曲した唯一の交響曲ニ短調を、クレンペラーは卓越した造形力で、重厚な響きの中に強い生命力を表出している。
ドイツ音楽を得意としたテンシュットと、彼とは最も縁が深く相性の良かったロンドン・フィルによるブルックナーの交響曲をHQCD化。スケールの大きな第8番を雄大に、そして緻密に聴かせる。
90年にテンシュテットがシカゴ交響楽団に客演した際のマーラーの「巨人」をHQCD化。最晩年のテンシュテットの指揮に、オーケストラが全身全霊の演奏で応えた名演だ。
テンシュテットが病を克服し、復活を果たした88年のコンサートの録音をHQCD化。ロンドン・フィルとのマーラーの交響曲第5番を収める。類のない美しさに満ちた「アダージェット」ほか、あふれる熱気と雄大なスケールを持った名演が繰り広げられている。
テンシュテットの遺産とも言える91年の奇跡的なライヴ演奏をHQCD化。ロンドン・フィルとのマーラーの交響曲第6番「悲劇的」を収める。テンシュテットの最晩年にして漲る迫力の演奏は圧巻だ。