2010年10月27日発売
7シナーズ7シナーズ
ジャーマン・メタルの雄がアルバム・デビュー25年目に放った3年ぶりの13作目。勇壮に疾走する親しみやすい曲も含みつつヘヴィな音作りでぐいぐい押していき、基本路線をキープしながらもフレッシュなのは凄い。初回のみエンボス加工のデジパックで、日本盤は「ファスター・ウィ・フォール」を加えてリアリスティックな歌詞と和訳付き。
キスク・サマーヴィルキスク・サマーヴィル
元ハロウィンのヴォーカリストのマイケル・キスクと、女性ヴォーカリストのアマンダ・ サマーヴィルによるロック・ユニットのデビュー作。ヘヴィ・メタル寄りのハード・ロックにポップ・フィーリングを持ち込んだ、ありそうでなかったデュエット企画が新鮮に思える。
ラプソディ・イン・ホルンラプソディ・イン・ホルン
福川は日本フィルの首席ホルン奏者。ソリストとしても活躍している。そんな福川のデビュー・アルバムは、ジャンルを超えてホルンでどれだけ面白く聴かせるかに挑戦している。息の長いフレーズや速いパッセージ、そして弱音での安定感、豊かな表現力を備えていて、これがなかなか面白いのだ。
ウェルカム・トゥ・ジ・エッジ・オブ・ザ・ワールドウェルカム・トゥ・ジ・エッジ・オブ・ザ・ワールド
元S.I.N.のジェイソン・マークス(vo)とバランス・オブ・パワーのアイヴァン・ガン(key)の合体というメタル・ファン注目のプロジェクトの1作目(リード・ギター以外の全楽器を二人で演奏)。予想どおりのハードながらメロディックでキャッチーな曲を展開し、どの曲もシングル・カットできそうな完成度だ。