2010年10月6日発売
2010年5月に行なわれた写真集発売記念イベントの模様を収録した2枚組ライヴ・アルバム。MCもたっぷり収録して当日のラフで肩の凝らない雰囲気をよく伝えてくれている。個人的にはギターのみのバッキングというスタイルは彼女にはあまり合わないと思うが、イベントのムードには最適だったのかも。
函館出身のサイケデリック・ロック・バンドの2作目。アナログな質感を強調した音像も、URCレコードの作品に通じる文学性の高い歌詞も、歪みを強調したストロングなバンド・サウンドも、日本のサイケの系譜を正しく継いでいる。ジャックスやゆらゆら帝国が好きな人にもお薦め。★
シドニー響のクリアな響きが印象的な、晴れやかな「巨人」である。強烈な自意識丸出しのドロドロとしたアプローチとは正反対で、調和を重んじるアシュケナージらしい美意識に貫かれている。しなやかなアイケの歌唱とも相性は良好だ。デリケートな抒情性に満ちた「花の章」も美しい。
ブライダル情報誌のCM曲として流れていた理由もあるのだろう、二人組ユニットのシングルは、結婚式の会場で愛を誓いあった時に流したい、互いの想いを告白しあったようなラブラブ度満載な楽曲。3曲とも、“君を幸せにするから”という気持ちを投影。今作を聴いてるだけで、幸せのおすそ分けをしてもらえる?!
2010年8月発売の「The Cry Against.../モノクローム」に続くシングル。表題曲はバラード風に始まり激烈に展開するジェットコースター的ナンバーで、デジタル味を加えたアコ・ヴァージョンも収録。なおミックスは、オーペスなどを手掛けたイェンス・ボグレンが担当。
海外ツアー経験もある日本のビジュアル系、ギルガメッシュの17枚目となるシングル。ラウド指向もあるメンバーだが、表題曲はJ-POPとも呼べそうなポップ感を持つ。秋のリリースも意識したのかメロディには憂いもある。カップリングはキャッチーながら、アレンジにラウド指向も顏を出す。
二代目リーダーである森聖二の亡き後、ロス・インディオスのサイド・ヴォーカルである永山こうじが加入した新生ロス・プリモスのアルバム。これでオリジナル・メンバーは大川公生だけになってしまった。新曲の「忘れたくないの」と「燃えてラヴ・ユー」は気合が入っている。特に後者からは、“ムード歌謡は死なず”という気概を感じる。
ファッション・リーダーとしても注目の3ピース・ガールズのアルバム。マニアックに依らないエレクトロ・ポップ、トゥー・マッチにならないパンク・アレンジ、でも愛らしい女子力はしっかりキープなニューウェイヴ・サウンド。ギターレスならではの奔放さと自然体が心地良い、新感覚なラウド・ミュージック。