音楽むすび | 2010年11月17日発売

除隊まで100日を切ったJohn-Hoonを、文字どおり“待ち焦がれる”ファンに向けた贈り物のような作品。入営前に録音した11曲を優しく歌い上げ、UN時代からの切なげでどこまでも甘く美男子的なイメージそのままの魅力を振りまく。夢を求める気持ちに効く韓流男子嗜好はまだまだ続きそうだ。

このアルバムは彼のオリジナル・レーベルからで2作目となる。取り上げたのは映画から12の名曲プラス・オリジナル1曲。このオリジナルが彼のイメージどおりの素敵な出来上がりとなり、12の名作に伍して遜色がない。バックの演奏も含めてとても誠実な作りであり完成度の高い作品と感じた。

札幌を拠点とする4人組のメジャー・セカンド・シングル。バンド名の末尾のab＝abstractそのままに、曖昧模糊とした世界がサウンドにも歌詞にも漂い、不思議な感覚に満ちている。60年代後期の英国ロックの味がそこはかとなく感じられ、あの時代を通過した世代には心の奥に眠っていたものが目覚めるかもしれぬ。

1年半ぶりのシングルは、シンプルながらもスケール感にあふれた演奏に乗せ、田中和将が朗々と唄いあげていく。「風の歌」の胸にしみわたるミッド・ロックも聴きごたえにあふれているが、80ページにわたる併収のブックレットもぜひ。彼ら自身が10曲の名曲を選び出し、曲に詰め込んだ背景を熱く語っている。

95年にいまや伝説と化したヒップホップ・グループ“キングギドラ”のフロントマンとしてデビュー以来、つねに日本語ラップの新たな次元を切り拓いてきたZeebraの超強力シングル。強烈なビートに凄みを利かせた力感あふれるラップで、聴いていると大空に吹き飛ばされそうな気分に。

往年の名曲をスーパープライスで！

タイアップ：TBS系ドラマ日曜劇場「獣医ドリトル」主題歌