2010年11月26日発売
クロード・ウィリアムソン流のラテン・ジャズが聴ける点で異色のアルバム。ビ・バッパーでありながら穏やかな演奏に持ち味を示す。その特色を活かしつつのラテン・ジャズ・アルバム。派手なところはないものの、これはこれで胸に染み入る心地のよさがある。
H.ホーズは駐留していたこともあり、日本で人気が高いピアニストの一人。この作品は71年のもの。この後エレクトリックへと向かうことになるのだが、ここではライヴのアグレッシヴなプレイが聴きどころ。長尺だが「ジス・ガイズ・イン・ラブ・ウィズ・ユー」をじっくり聴いてみると、力強いタッチとブルージィな雰囲気に魅力を感じた。
ロウルズの初リーダー作は1954年のノクターン盤ということになっているが、実はそれに先立つ1953年のライヴ録音がある。それが本作。一度LP発売されたことがあるが、もちろん今回初CD化。ビ・バップの時代ながら、そのピアノはスウィング色濃厚。タイトル曲はブギウギ調。
極端にレコーディングの数が少ないサル・モスカによる貴重なリーダー作。レニー・トリスターノの流れを汲むクールなタッチがソロ・ピアノを通して淡々と綴られていく。真摯に自分の音楽を見つめ、そこに一点の妥協も許さない。そんな険しい演奏集である。
キーボーディスト/ヴァイオリニストのエディ・ジョブソン率いるプログレ・プロジェクトの2枚組ライヴ・アルバム。キング・クリムゾン系が集合していることもあって、さながらアナザー・クリムゾン。テンションの高いエディのソロが入ると違った世界になるから面白い。
発売元
キングレコード株式会社アラン・ホールズワース、ジョン・マクラフリンなどフュージョン・ギタリストが贔屓にするドラマーの8作目。今作ではアラン、ジョンのほかにロビン・トロワー、スティーヴ・ハケットなど英国ロック・ギタリストやヤン・ハマー(key)も参加。超絶テクの応酬が繰り広げられている。