2010年1月発売
2009年にリリースされた渋谷慶一郎のピアノ・ソロ・アルバム収録の3曲を、相対性理論と渋谷が複数の編成で録音した共演作。やくしまるえつこの微弱で儚く、と同時に濃密な狂気を感じさせるヴォーカルが前面に出ている。彼女の歌い手としての強烈な個性が浮き彫りになった一枚。★
SAKEROCKのトロンボーン奏者、浜野謙太を中心としたファンク7人組の1作目。ジェームス・ブラウンを目標とする本物志向と、日本人ならではのフェイク志向が交錯する、まさに在日ファンクな一枚。思わずニヤリなユーモアをちりばめつつ、濃密なグルーヴを披露している。
“ピアノが奏でる美しく切ないメロディ”をコンセプトに国内外のアーティストの楽曲を収めたコンピレーション。ジャジィ・ヒップホップを中心に、新録や初CD化曲を数多く収録している。音楽のジャンルを超えて響くピアノという楽器の強さが印象に残るアルバムだ。
現メンバーでは2枚目になる1年2ヵ月ぶりの通算15作目のアルバム。女性バンドならではの“たおやかさ”は魅力だし曲はカラフルなのだが、歳を重ねるにつれて激しくなっているのが凄い。グリーン・デイも顔負けなのだ。曲によって日本語と英語を使い分けている歌詞も、甘いようで毒気が十分。★
青森出身、愛と友情と感謝と元気をストレートに歌うメロディ・ラップ系グループ、4枚目のフル・アルバム。強い個性のないところが逆に個性で、エレクトロからピアノ・バラードまで純朴にソツなくこなすスキルあり。子供向けアニメのようなCDデザインでターゲットがわかる。
アメリカで大ヒットしたテレビ番組「ピーター・ガン」。私立探偵が主人公のストーリーで、58年から61年まで放送されました。その挿入曲を、シェリー・マンが演奏した2枚のアルバム「Peter Gunn」と「More Music From Peter Gunn」をカップリングしたのが本CDです。作曲者のヘンリー・マンシーニはグレン・ミラー楽団のオーディションを受けたことがあり、アート・ペッパー等とビッグ・バンド・アルバムを制作するほどのジャズ好き。もともとジャジーな色彩の濃いメロディが、シェリー・マン、ハーブ・ゲラー、リッチー・カミューカといった名人の手にかかり、ごきげんなモダン・ジャズになりました。テレビの挿入曲集ということを意識する必要のない、本格派のジャズ・アルバムといえましょう。(Jazz Yellより) Conte Candoli(tp), Herb Geller(as), Victor Feldman(vib,marimba), Russ Freeman(p), Monty Budwig(b), Shelly Manne(ds), Joe Gordon(tp), Richie Kamuca(ts), Henry Mancini(comp) Recorded in Los Angeles, January 19-20, 1959 / Recorded in Los Angeles, May 21 & 26, 1959 Disc1 1 : Peter Gunn 2 : The Floater 3 : Sorta Blue 4 : The Brothers 5 : Soft Sounds 6 : Fallout! 7 : Slow And Easy 8 : Brief And Breezy 9 : Dreamsville 10 : A Profound Gass 11 : Odd Ball 12 : Blue Steel 13 : Spook! 14 : Joanna 15 : Goofin' At The Coffee House 16 : My Manne Shelly 17 : Blues For Mother's 18 : A Quiet Gass 19 : Lightly Powered by HMV