2010年2月24日発売
人気声優で歌手としても活動する戸松遥のファースト・アルバム。アイドル的ポップ・ソングからセンチメンタルなバラード、ボサ・ノヴァ、エレ・ポップなど多彩な曲が揃い、彼女はキュートなヴォーカルで溌剌と歌っている。特に「産巣日の時」などのバラードでの歌唱力はなかなか。
俳優業以上に精力的な音楽活動を続ける王子のフル・アルバム。ギター・ロックもテクノ・ポップもせつない系J-POPも、ヴォーカルひとつでtheミッチー・サウンドに彩るキャラクター性は天晴れ! ここまでブレのない自分自身を奏でつつ、これほどの完成度を誇示するアーティストを私はほかに知らない
関根勤書き下ろしによるカンコンキンラジオ『クドい!』のコントCD第3弾。今回もテンポのいい展開ながら、シニカルだったり荒唐無稽だったり、ツッコミどころ満載の関根ワールドが全開。大テーマは“オスの生きざま”。哀しくもけなげで子供っぽく滑稽な男の生態がよく表わされている。
前作から約3年ぶり、KEN LLOYDのソロ・プロジェクトとなっての3作目。プロデューサーはキリング・ジョークのメンバーでポール・マッカートニーとのユニットでも知られるYOUTHを起用。陰りをともなった澄明さというUKらしい雰囲気のロックを提示している。
第2期となって2作目にあたる傑作。“ストレイト・アヘッド”というタイトルどおり、アグレッシヴなオルガン・プレイが印象的。1975年発表作をリマスタリング、ボーナス・トラックを加えたHQCD仕様の2010年ヴァージョンだ。
ジャズの名曲「Freedom Jazz Dance」ほか、人気曲が満載のライヴ・アルバム。ファンキーでアグレッシヴな演奏が聴ける好盤。1975年発表作をリマスタリング、ボーナス・トラックを加えたHQCD仕様の2010年ヴァージョンだ。
ライヴ盤第2弾。ハービー・ハンコックの「処女航海」、マーヴィン・ゲイでおなじみの人気曲「インナー・シティ・ブルース」など、ホットなテイクが満載。リマスタリング&ボーナス・トラックを加えたHQCD仕様の2010年ヴァージョンだ。
シンセサイザーが導入され、フュージョン、クロスオーヴァーといったサウンドのプロトタイプともいえるスウィートでソウルフルなアルバム。リマスタリング&ボーナス・トラックを加えたHQCD仕様の2010年ヴァージョンだ。
2009年に急逝したドラマーの藤井章司に捧げられた一風堂のベスト・アルバム。ヒット曲「すみれ September Love」のみで認知されがちな彼らだが、当時としては最先端のニューウェイヴ歌謡バンドであったことがよくわかる。初期ナンバーの初々しさと末期ナンバーの静かな過激さが聴きどころ。
エピックから発表した5枚の作品を中心に、レーベルを超えたソロ音源を収録した土屋昌巳初のベスト・アルバム。ビートの解体/再構築をはじめ多様な実験がされた楽曲からポップなものまで振れ幅は広いのだが、通して聴くと通底する美意識が明確に浮かび上がってくる。