2010年3月17日発売
その昔、巨体をウリにしたウェザー・ガールズというR&Bヴォーカル・グループがいたが、日本からそれに対抗したのが(?)総体重250キロと言われる三人組ハレルヤシスターズ。曲のアレンジが古くさくはあるが、あっけらかんとしたキャラとパワフルな歌声は痛快。
一戸敦は読売日本響の首席フルート、一戸哲は元札幌響の首席ファゴット。それにピアノを加えた三重奏作品は実は少なくはないのだが、演奏会などで取り上げられることは滅多にない。歌ものの編曲も素敵だが、ベートーヴェンの作品はカタログとしても貴重だし、とにかく楽しい。
音声合成ソフトを用いた楽曲のプロデュースで知られる通称“ボカロP”の実力派が名を連ねた一枚。baker、KGTなど有名プロデューサーによる新曲やアレンジ版、人気楽曲を高音質マスタリングで収録する。
激動する音楽シーンを尻目に、10年以上も第一線で活躍し続ける彼らの通算5作目。自身のレーベルからリリースされた本作は、ザ・レヴォネッツのツアー・ドラマーだったリア・シャビロを迎えた新編成での制作。男女編成となり、荒くれサウンドの中にもフェミニンな要素が加わったようだ。
痛快なアッパー・チューン「オアシス」に始まり、一度聴いたら忘れられないユニークなサビのパンキッシュ・ナンバーが炸裂するミニ・アルバム。力強いヴォーカルと充実度の高い演奏力。95年に結成された4人編成パワー・ロック・バンドの魅力を凝縮した、バンド感&ライヴ感にあふれる仕上がりといえる。
フォロワーを生み出すまでに評価が高まりつつある4ピース、the band apartの、約2年ぶりのリリース作。メンバーが一人一曲ずつ楽曲の骨格を作ったうえにバンドのグルーヴ加えたという、ヴァラエティに富んだ仕上がりとなった。
アルバム・タイトルはいまや名作となった自己のオリジナル曲、これを冠した秋吉敏子のトリオによる作品。61年の凱旋リサイタルを記録、オリジナルはソノシートで発売された。ジャズ史に残る名曲「黄色い長い道」、彼女の郷愁の想いが伝わって美しく感動的でさえある。★