音楽むすび | 2010年4月28日発売

関西の“超現場密着型”タッグがドロップするアルバムは、AKIO BEATS、774などのクリエイターが生み出すトラックとのタフなやり合いから、リアルなストリートの空気を立ち上げていく。“超現場密着型”ゆえの重みのあるヒップホップがそこには結ばれ、質／量ともに重量級の仕上がりを見せている。

オフスプリング、ランシドといった、パンク・ロックを語る上で欠かせない歴代アーティストの名曲を、新進気鋭のサウンド・クリエイター、Novoiskiがノンストップでリミックス。パンク・ロックとダンス・ミュージックを融合したサウンドが広がる一枚。

映画『アイアンマン2』のサウンドトラック。AC/DCが、1976年から2008年までに発表したアルバム10作から、15曲を選曲し収録。ベスト盤とまでは呼べないものの、30年にわたるキャリアを初めて統括した作品となっている。

マドンナが惚れ込んだウクライナ出身のユージン・ハッツ率いる9人組多国籍バンド、ゴーゴル・ボルデロの通算8作目。バルカン・ビートボックス的な面白さと、ジプシーでポーグス的な魅力が同居。NYならではの混沌としたジプシー・パンクが刺激的だ。最高！★

冒頭のスピード感あふれる70年代音楽的な発車から、映画の場面が次々とパン・アウトしていくような「Feelin'」など、最後まで息もつかせぬ演奏が圧巻。クラブDJを楽しむように楽しめる、“ジャズ衝動”を“日本語”で表現した15曲が集合。バーベキュー・シーズンにお薦めの“外ジャズ”。

エレクトロ界のカリスマ、中田ヤスタカも注目する気鋭のサウンド・クリエイター・ユニット、Moonbugの1stアルバム。ヒップホップからパンクまでを呑み込む奇想天外な爆音エレクトロが満載。