2010年4月発売
ベスト盤と同時に出る3枚目で、メンバーが田中拡邦一人になってから初のアルバム。バンジョーなどアコースティック楽器を多用し、アメリカン・ルーツ・ミュージックに直結するサウンドと、なにか吹っ切れたようなカラリとした軽快なメロディとを前面に出し、新境地を見せている。
ジャパニーズ・メタル・バンド、ガルネリウスのYUHKI(key)が中心となって結成されたバンドのサード・アルバム。女性シンガーをフィーチャーした彼らの音楽は、シンセサイザーを大胆に取り入れた叙情派メロディック・パワー・メタルで、テクニカルなギター・ソロなど演奏力の高さも魅力だ。
スキンケア会社AiBフィトフランスの社長・林昌樹と、70年代末から80年代にかけて活躍したバンド・SHOGUNのヴォーカル&ギタリスト・芳野藤丸が異色のコンビを結成リリースするデビュー・シングル。古き良き時代のポップスといった風体で、中高年齢層への応援ソングのような響きを持っている。
布袋寅泰や吉井和哉をはじめとする敏腕とのコラボレーションのほか、ナレーターなどとしても幅広く活躍する鮎貝健(vo/元Bump'n Grind)を擁する三人組。本作は初のアルバム。ヘヴィなものからエモなものまで、多彩な要素をストレートに集束させたハイブリッドなロックは期待どおりの仕上がりだ。
72年のデビュー曲「雨」の大ヒットで知られる歌手・三善英史の、2年ぶり36枚目のシングル。30〜40代の男性が桜を見て若い頃の恋を思い出した時のせつなさを表現したとのこと。徹底的にしっとりとした作りで、演歌というより叙情歌謡といった雰囲気を感じさせる。
発売元
株式会社SORA押尾コータローらと活躍するピアニスト&ヴォーカリストが、サックスの宮崎隆睦をはじめ、バークリー音楽院でともに学んだ仲間と結成したポップ・ジャズ・ブラス・バンドのミニ・アルバム。J-POPとジャズに橋を架ける、親しみやすくハイ・クオリティなオリジナルが満載。
若き日のスターンの凄さがひしひしと伝わってくる、ヴァイオリン協奏曲の名演を収録。オーマンディの曲のまとめ方やヴァイオリンとの一体感もまことに立派。ローズとの二重協奏曲も見事なものだ。
2006年のモーツァルト・イヤーに発売され、ドイツでは権威ある“エコー賞”を受賞した3枚のアルバムからの抜粋盤。夫婦デュオとして世界的な名声を得ているタール&グロートホイゼンの息の合った演奏が楽しめる。
弾き振りが楽しめる「ピアノ協奏曲ト長調」、マリリン・ホーンの名唱が感動的な「シェエラザード」などが注目の、バーンスタインの名演集。フランチェスカッティの洒脱な演奏が魅力の「ツィガーヌ」も聴きどころだ。
ドイツ・ピアニズムの伝統を受け継ぐR.ゼルキンによる、ベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタ3曲を収録。ゼルキンの60代前後から70代後半にかけての録音で、円熟期に向かうゼルキンの音楽性が刻まれている。
映画『Once〜ダブリンの街角で』の主演を務めたグレン・ハンザードと、女性シンガー・ソングライター、マルケタ・イルグロヴァによるデュオが発表した2作目。制作直前にプライベートでの関係を解消したという二人。恋愛を超えたミュージシャン・デュオとしての繊細で力強い音楽が収められている。
英ハードコア界の重鎮のアルバムは、ヘルキャットから。30年以上の活動に裏打ちされての痛快なストリート・パンクが展開される。2004年の来日公演を歌った「キッズ・ゲット・ダウン」や、ジョー・ストラマーに捧げた「サンノゼ・ウィンド」、そして政治的な内容まで地に足をつけた視点で書かれた歌詞にも一日の長が。