2010年4月発売
札幌出身スリー・ピース・バンドの、3枚目となるシングル。エモーショナルなヴォーカルと繊細なバンド・サウンドとが、箱庭っぽい幻想的世界観を作っていき、BUMP OF CHICKENあたりに近い感触。特にミディアムな曲での歌と演奏が一体化した高揚感は説得力があり、可能性を感じさせる。
プロデューサー&コンポーザーのジョルジュ・カンチェーミが自らMCを務め、山田裕一、SO-HEY!とともに結成したバンド・スタイルのヒップホップ・ユニットがリリースしたデビュー作。西野カナをフィーチャーした大ヒット曲「BRAVE HEART」をはじめ、日本人の琴線を揺さぶるセツナ系のメロディが胸にしみる。
アメリカ、ニュージャージー州出身のイケメン双子ダンス・エレクトロ・ユニットによる、日本先行のデビュー・フル・アルバム。CashCashに認められたサウンドは、アッパーでダンサブル、明るくキャッチーなメロディが楽しい。ロック・テイストも加味され、往年のファンや若者からも支持されそう。
ツイン・ヴォーカルのコズミック・ホームをフィーチャーしたJ-POPカヴァー・アルバム『オール・ザット・ジャズ』のシリーズ第3弾。春を感じさせる名曲群が、軽快なアレンジで楽しめる。
くるりやハイ・スタンダードなど、日本のロックを代表するバンドのエンジニアを務めたOsamu Seino率いるバンドの3作目は、自信たっぷりの爽快なギター・ポップがずらりと並んだ力作。新たに加入した紅一点・Hanamiのサポート・ヴォーカルも、とてもキュートで効果的だ。
東京・三多摩地区のライヴハウスで活動を続ける4人組バンドのミニ・アルバム。ハードコア、ジャズ、スカパンクなど、多彩なジャンルを濃縮した音楽スタイル。胸に迫る強烈なミクスチャー・サウンドが満載だ。
自身がこれまで“feat.”として参加した楽曲を集めた、フィーチャリング・アルバム。マボロシ、May J.、SOFFet、Soweluら、J-R&Bシーンを盛り上げている面々から、米米CLUBや槇原敬之らJ-POPのビッグ・アイコン、同胞シーモネーターまで、見事な“ピープル・ツリー”となった作品。
結成10年記念ベスト・アルバム。正直、曲の良さではブルーハーツにも負けていなかったアンジー時代から名曲の多い人だったが、こうして21世紀最初の10年分の傑作集を聴くと、やはりずしりとくる。一見、長渕剛みたいな「犬と夕暮れ」にも、間奏でビートルズ風味が顔を出すあたりが憎い。