2010年6月2日発売
陽性の吉幾三の歌声ならではの、朗々と歌われて醸し出されるスケール感。伴奏のサウンドは演歌といった感じではないのが味噌で、彼の歌唱スタイルが演歌性を作り出している。こうした出会いを求めての旅に期待を抱かせる歌にはぴったりの展開をみせている。
残響レコードが放つ4人組インスト・バンドの4枚目のアルバムは、ヴォーカル不在ながらうたごころあふれる一枚。ポスト・ロック以降の叙情性とニューウェイヴ的な耽美性を併せ持ち、耳をつんざく轟音ギターと肉感的なグルーヴでエモーショナルな空気を演出している。
華麗なダンスや透明感のある歌声で魅了するR&Bシンガー、松下優也の2010年6月発表のアルバム。俳優として舞台や映画などに出演するなど、その幅広い才能を十分に発揮。デビューからこれまでの集大成的な位置づけの力作だ。
2006年結成の女性4人組による、メジャーでは6枚目となるシングル。タイトル・トラックは爽やかなポップ・チューンで、HARUNA(vo,g)とTOMOMI(b,vo)のツイン・ヴォーカル・スタイルが躍動的な空気をより演出する要素に。ダンサブルな「KOSHI-TANTAN」、じっくり聴かせる「スイッチ」をカップリング。
舞台生活20周年だという。その実力を考えると、宝塚時代は必ずしも順風満帆ではなかったけれど、遠回りしたぶんだけ絶対的な表現力を手にしたのが本作からもわかる。大袈裟でなく全曲が推薦曲。ベット・ミドラーの「THE ROSE」やエディット・ピアフの「La Vie en Rose」でさえ彼女のために作られたと感じられるほどだ。
2005年に結成されたメロディック・スカ・パンク・バンド、SKALAPPERのデビュー・アルバム。精力的なライヴ活動で培った、ハイテンションなバンド・サウンドが印象的な一枚。
再始動後3枚目となるアルバム。水野美紀&楠野一郎による演劇ユニット、プロペラ犬による“エンゲキロック”「アウェーインザライフ」とのコラボレーション作で、筋少が音楽で、プロペラ犬が演劇でテーマの“アウェー”を表現していく。
21年目に突入したSEBシリーズの、2010年1月のVOL.200発表後2ヵ月の充電期間を経てスタートした新シリーズ作。“原点回帰”をテーマに、VOL.1の初心に戻って制作。J-EURO楽曲や貴重な収録楽曲の別ヴァージョンなどが聴ける。
今回のアルバムはサッカーだ。日本のサッカー熱を音楽でも後押しする。坂本龍一の「日本サッカーの歌」で口火を切り、クラシックやポップスのテイスト満載の「サッカー・オン・ブラス」で吹奏楽の妙味を味わいつくす。佐渡の指揮の牽引力はすさまじい。全5曲収録。