2010年6月2日発売
9ヵ月ぶりのセカンド・アルバムは、スマッシュ・ヒットした曲やシングル曲、ロング・ヒットした「ずっと二人で」のアンプラグド・ヴァージョンを収録した現時点でのベスト盤的内容。恋愛の幸せな局面や切ない場面を切り取ったいろんな“ラブ”の形が詰まったアルバム。
ソマリア出身のラッパー、ケイナーンが2009年に発表したアルバムの特別盤。サッカーW杯南アフリカ大会の公式スポンサー、コカ・コーラ社のイメージ曲で、力強さと優しさを併せ持った「ウェイヴィン・フラッグ」などを追加収録。
キャラ含めデコラティヴなイメージの強い人が、この6作目でも選んだ手法はピアノの弾き語り。実妹マーサに呼びかける設定の「マーサ」もあり、母ケイト・マクガリグルの死に触発された内面吐露、といった側面も。シェイクスピアのソネットを俎上に上げた6〜8曲目が、次作を予告するかのよう。
アシュケナージのバッハ第2弾。美しいピアニズムにあふれるバッハ演奏である。タッチもそうだが、一音一音に対する木目細やかな奏法と解釈が行き渡る。もはやピアノ音楽としての究極の表現としての唯一無二のバッハの世界が広がる印象。ただし両手の微妙な“もつれ”が気になる。
制作・出演
ウェン・シャオツェン / エフゲニー・ボザノフ / キム・スーヤン / クラウス=ディーター・ブラント / クララ=ユミ・カン / クリストファー・パーク / スミ・ジョー / ソン・ミンジェ / モーツァルト / ヨーハン・ゲオルク・ヤコービいま最も旬な歌手はスミ・ジョーだろう。どんな歌でも彼女色に染まる。本盤ではベートーヴェンやシューベルト、メンデルスゾーンなどの歌曲をさまざまな器楽アンサンブルに調理して聴かせる(20曲収録)。どれをとっても清新。耳慣れた名品も飽くことなく堪能できる。必聴の一点だ。
リトアニアでの両者の共演は大成功。その折の録音セッションで作られたアルバム。前半はジョーの魅力が花開く。近年、レパートリーに加えた「椿姫」は聴きもの。オペラ指揮者としてもキャリアを重ねる西本が好サポート。後半の「展覧会」もいいが、もっと共演が聴きたかった。
パーヴォ・ヤルヴィが手兵の一つであるフランクフルト放送響と「復活」を録音。合唱にはバスク地方のオルフェオン・ドノスティアラを招く。音色や楽器のバランスなど細部にまでこだわりが感じられ、それでいて、全体としての起伏や推進力もすごい。
2010年デビューのエレクトロ・ポップ・シンガーの2ndシングル。前作「キラキラ☆」以上にキャッチーで感度抜群のナンバーとなっている。カップリングの「last cross」はTVアニメ『家庭教師ヒットマン REBORN!』の主題歌。
2011年にデビュー40周年を迎えるシンガー・ソングライター、イルカのベスト・アルバム。デビュー時から大切にしてきた“いのち、家族、自然、動物”といったメッセージを織り込んだ珠玉の楽曲から、自身がセレクト。リメイクや新曲も収録する。
インパクトありすぎるタイトルで美川憲一が71年にヒットさせた21枚目のシングル「お金をちょうだい」を99枚目のシングルとしてリメイク。パイプオルガンのイントロなどゴージャスな音作りになっていて、歌の内容とミスマッチなのが面白い。しかもカップリングが「軽蔑」なんてできすぎ!
演歌歌手、竹川美子の2010年初となるシングル。「螢川」は富山を舞台に女の情念を歌い上げる叙情的なナンバー。カップリングの「美子の串本節」は和歌山を代表する民謡をアレンジした一曲だ。
“酒場もの”の楽曲で統一した2ndシングル。デビュー曲「人恋酒場」に引き続き、作詞を仁井谷俊也、作曲を中村典正が担当。彼の持ち味であるハツラツとした歌声が、リスナーの心に心地よい安心感と活力を注いでくれる。