2010年6月発売
長年在籍したCBSを離れ、ワーナーで最初に発表した意欲的なアルバム。マーカス・ミラーにバックトラック制作の大部分を委ね、トランペッターに徹したマイルス。80年代の空気を多分に含んだ傑作だ。
同名映画のサウンドトラックとして制作されたもので、前作『TUTU』同様にマーカス・ミラーがサウンド・デザインを担った。スパニッシュ・テイストに彩られたマイルスのフレージングが聴ける87年作品。
生前に発表されたという点においては最後のオリジナル・アルバム。多数の共演者を起用するという復帰以降の方法論が完成を見た重要な作品で、マイルスが一人の音楽家として着地点を探さんとする姿がある。
最期までクリエイターとしての歩みを止めなかったマイルスを象徴するような作品。ラッパーらとスタジオに入るという、当時では考えられなかったことをやってのけ、後のシーンにも影響を与えた重要な一枚だ。
マイルス最晩年のライヴ音源を集めて死後リリースされたアルバム。後期の代表曲が多く収録されており、端的な集大成盤として位置付けられている。ジョーイ・デフランセスコらが参加している。
92年3月にMTVスタジオで行なわれたアンプラグド・ライヴの模様を収録した一枚。ライヴ・アルバムながら、92年のグラミー賞を獲得。全編アコギによる端正な歌が世界中に感動をもたらした。
150万枚のセールスを突破したアルバム『BEST OF』に続いてのリリースとなった、20世紀最後のスタジオ作品。クラプトンが敬愛する“ブルースの巨人”B.B.キングとの共演アルバムだ。
全米/全英No.1、グラミー賞4部門受賞、全世界で2,800万枚のセールスを記録した衝撃のデビュー作。その赤裸々な歌詞とすべてを投げ打つかのような歌が、聴く者の心をとらえる。
グラミー賞4部門に輝いたデビュー・アルバム『ジャグド・リトル・ピル』に続き、3年ぶりとなる98年にリリースした2ndアルバム。ベンモント・テンチ、グレン・バラードがゲスト参加。プロデュースはグレン・バラードとアラニス自身が務めている。
2007年のデビュー以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する彼ら。この7枚目のシングルも「言葉をきいて」はCMとタイアップするなど、そのキャッチーなメロディの魅力は存分に味わえるシングルとなっている。また、R&B、スカなどのエッセンスを同時代の日本のポップスに落込むセンスも聴きものだ。
田中ユウスケ率いるクリエイター集団が、“Men's Tears”をテーマに制作した作品。男性ヴォーカリストをフィーチャーし、ポップ感覚に満ちた楽曲を収録。ダンス・チューン「ACACIA;」ほか、先鋭的かつ革新的な構成がスタイリッシュ。
5人組シンフォニック・ロック・バンドのデビュー・アルバム。可愛らしい雰囲気のポップ・サウンドと、オーケストラ風のメロディが耳に新しい。メランコリーと驚きが入り混じった、胸躍るサウンドがぎっしりと詰まっている。
アルバム『アメリカン・イディオット』を基にしたミュージカルに出演する24人のキャストとのコラボレーション・アルバム。パンク・ロックの粋を超えた、力強く壮大な新しい音楽として完成している。アルバム『21世紀のブレイクダウン』からも4曲を収録。