2010年7月7日発売
ヘヴィネスのカリスマの、約3年ぶりとなるアルバム。結成時からのすべてを反映させた、とメンバーも語っているように、このバンド特有のヒリヒリした空気感が満載。そこに野性味あるグルーヴと、限界の向こうへ行ってしまったような感情むき出しの歌が絡みつく。オリジネーターの底力発揮。
ネットにオリジナル曲をアップしたことから知名度が広まったアメリカのテクニカル・メタル・バンド、ペリフェリーの1作目。高度なアレンジと演奏力は無機質かつ冷酷であり、人間の深層心理を激情的に表現する歌は気持ちをかきむしる。フィア・ファクトリーやオーペス好きなら必聴。
長崎出身の男性デュオ・ユニットのベスト・アルバム。軽やかな8ビートをベースにしたポップなロック・サウンドにフォーク的心情を重ね合わせた楽曲が多い。テーマは、思春期を迎えた男女のゆれ動く関係を歌うラブ・ソングで、ファルセットを使った歌声とコーラスがけっこう切ない。
国外での活動やプロモーションも積極的に行なう日本のビジュアル系、ギルガメッシュの9ヵ月ぶりとなるシングル。ヘヴィネス要素も持つ彼らだが、表題曲はJ-POPとも呼べそうな間口の広い仕上がり。カップリング2曲も含めてサビのキャッチーさを重視、夏らしいシングルにもなっている。
オリジナル・アニメ・シリーズ『“文学少女”メモワールI 夢見る少女の前奏曲』のオープニング主題歌。透明感あふれるヴォーカルが魅力のCooRieが、“文学少女”の世界観にマッチした優しく繊細な歌を披露している。
自身の65歳の誕生日を記念した初のライヴ盤。2009〜2010年に新宿シャンパーニュなどで開催されたライヴの音源を収録。ステージの息づかいそのままに、シャンソンならではの魂の叫びが堪能できる作品だ。
ジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』の主題歌を担当し注目されたフランス人女性シンガーの2作目。彼女のルーツでもあるアイルランドやスコットランドの伝承歌を、現代的なポップ・ソングとして再構築したカヴァーが中心。強引さがなく、あくまでもナチュラルなのが魅力だ。
フランスのシンガー兼ハープ奏者、セシル・コルベルの3rdアルバム。前作以上にメロディアスなポップ・センスに秀でた内容で、彼女のファンタジックな世界観が際立っている。美しいハープにもうっとり。
日本をベースに活躍するフィリピン出身のジャズ・シンガーが、名ドラマー、ハーヴィー・メイソンのプロデュースで、マイケル・ジャクソンをカヴァー。大胆なアレンジとLAの一流ミュージシャンのスタイリッシュなサウンドが、魅惑のアルト・ヴォイスを引き立てる。