2010年8月4日発売
60年代のロックンロール、ポップス、ソウル・ミュージックなどをルーツに持つ神戸発ガールズ・バンドのサード・アルバム。ナチュラルなオルタナ感が交じり合うことで、2010年代のポップ・ミュージックとしてきちんと成立。質の高いソングライティング〜ラフ&キュートなバンド・サウンドの対比が楽しい。
デンマークで結成された男女ユニットのデビュー作は、ドリーム・ポップやシューゲイザーの流れを汲む、幻想的でサイケデリックなサウンドが特徴。ノイジィなギターと浮遊感あふれるシンセサイザーが織り重なり、そこに儚げな女性ヴォーカルが絡み合うことで聴く者を桃源郷へと誘う。
2008年に結成された4人組による初のアルバム。大局的にはロックンロールと言えるが、その振り幅の広さは想像以上だ。重心の低いアンサンブルで牽引するかと思えば、キテレツなアレンジで多彩な変化を導く。中心人物のタカハシヒョウリ(vo,g)の強力な存在感がそのすべてを集約する。
元アイドルワイルド・サウスでスライド・ギターの名手として知られる松浦善博の6曲入りミニ・アルバム。変わらぬ骨太のルーツ・ロックを聴かせるが、憲法9条を題材にした平和志向の「九番目の約束」をはじめ、詩がまたイイ。奥田民生、小原礼らゲスト陣も多彩。収録曲順を逆にした『ランブリン ロール』も同時発売。★
TVアニメ『薄桜鬼』の主題歌を担当し、メディアから注目を集めているシンガー・ソングライターの2ndアルバム。『薄桜鬼』関連のタイアップ曲を中心に、凛とした力強さと切なさを持ち合わせた歌声を聴かせてくれる。
国内18組、海外16組のアーティストが名を連ねた前作を凌ぐボリューム感。9mm Parabellum Bulletといったメジャーで活躍するビッグ・ネームから、インディーズで注目を集めているManual、DoFなど、きわめて残響らしい、カオス的なロックの洪水を浴びることができる、約2年ぶりのコンピレーション。
キューン移籍後初、約2年10ヵ月ぶりとなるアルバム。奥田民生自身が全楽器を演奏するレコーディング工程をツアー“ひとりカンタビレ”でのステージで行ない、同日夜に即配信された楽曲を、レコーディング・スタジオで改めてミックスし完全パッケージ化。
LAに生まれ子供のころから西海岸のロックに身近に触れながら育った、すべての楽器を一人でこなしてしまう本格派マルチ・プレイヤー、井上ジョーの2010年8月リリースのシングル。テレビ東京系アニメ『よりぬき銀魂さん』オープニング・テーマ。