2010年8月4日発売
男女二人組ユニットの4曲入りEP。打ち込みを多用したと思しきサウンドは、しかし、思い切りR&R……というよりパンクに近いかな。80年代初頭のポスト・パンク一派と同種のスリルとわくわく感を久々に味わわせてくれた一枚。普通に綺麗なメロディのアコースティック・ナンバー「FOLK GUERRILLA」が何だか意味深。★
デビュー20周年を迎えた辛島美登里の自選ベスト・アルバム。テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』のエンディング・テーマとして放送された「桜」はCD初収録となるナンバー。全15曲を年代順に堪能できる。
つんく♂がプロデュースする女性アイドル・ユニットの6枚目となるシングル。発足から3年間で何度かメンバーの入れ換えがあったが、今回、ちーちゃんが新メンバーとして加入。とはいえ元気路線は変わらず、キラキラしたエネルギーをダンサブルでポップなサウンドに乗せてさく裂させている。
ジム・ホールを信奉する伊丹雅博。ウッド・ベースを追求するスティーブ・ウィップル。ともに世田谷経堂生まれという二人の心温まるデュオ作。名曲揃い。ハンドメイドのような温かさのある音楽であり、ジャズに向かう熱い思いや誠実な人柄が伝わってくるようだ。
クラシック・ミュージックとヒップホップ。水と油のようなジャンルが見事に融合した。ショパン、ホルスト、チャイコフスキー、プッチーニ、シューベルト、ドヴォルザーク、ヘンデルなどの名曲を、美しいハーモニーで完全アレンジ。全曲を彩る弦と鍵盤がナチュラルに鳴り響く。可能性を感じさせる一枚。
“男の哀愁”をコンセプトに、堀内自身のオリジナル曲からカヴァー曲までを収録した39周年(サンキュー・イヤー)記念アルバム。カヴァー曲では、「五番街のマリーへ」や「空に星があるように」での癖のないというか、堀内節とは異なる方向での歌唱にはびっくりする。「時の過ぎゆくままに」では反対に堀内節に引き寄せ、ジュリーの片鱗などもない歌となっている。
国内外のハウス・シーンを牽引するcargoとモデルの加賀美セイラのコラボによるカヴァー・アルバム。ブライダル・シーンにフィットする洋邦の名曲を、セイラがキュートに歌い上げている。
“和”を意識した艶やかなロックを聴かせるバンド、椿屋四重奏の2010年8月発表のアルバム。フジテレビ系ドラマ『娼婦と淑女』の主題歌「いばらのみち」ほか、エネルギッシュな渾身作がずらり。