2010年9月1日発売
砂月ソロ・プロジェクト始動1年目の節目となる集大成が刻まれたコンセプト・ミニ・アルバムで、過去リリースした三部作から「AWAKE」「MOON SPIRAL」「Veil of MARIA」「CRYSTAL」がアルバムの世界観で描かれた詩とともに再レコーディングされ、さらに新曲「粒子に溶けて流れる涙と眩暈の葬に乱反射する再生の声」「Horizon」も収録。今作のイメージの核となる「粒子〜」の幻想的な映像もDVDで楽しむことができる。
女性ヴォーカルをフィーチャーした4ピース・バンドのサード・アルバム。エッヂの利いたヴォーカルも含めて、線は細いが確実に突きささる毒針みたいな印象のサウンドが特長。各メンバー、特に作曲者でもあるユーキー(g)の演奏力が要。ポップかつハードな「弾道トランジスタ」を聴けばそれがよくわかる。
『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)から生まれた京都近郊の大学生5人組ユニットの初アルバム。和楽器を取り入れた和風のデビュー曲「男道」などチャートで10位内に入った3枚のシングル曲のほか、リーダーの森公平が参加するサーターアンダギーの「ヤンバルクイナが飛んだ」「沖縄に行きませんか」のリアン・ヴァージョンも収録。
ピアノとカホンから成るデュオ・ユニットのオリジナル・アルバムも、これで5作目。編成のインパクトもあってフェス人気が高い人たちだが、今回はエモーショナルな表現へとシフト・チェンジ。ラテン調の「The Last Resort」など“泣き”で盛り上げるが、そのぶんカホンの存在感が後退気味なのが惜しい。
1932年生まれにして未だ現役! 日本のジャズからクロスオーヴァーへの時代を華麗に駆け抜けた今田の83年フュージョン作。なんと言ってもサポート陣が垂涎。レゲエ調「モーニング・ダンス」は誰でも聴き覚えがあるはず。全自作でメロディ・メイカーとしての才も、牽引者ナベサダに引けをとっていない。興奮。★
レギュラー・トリオに今村祐司と渡辺香津美を迎えた80年の作品。今村のパーカッションが全体にラテン・タッチを与えている。スパニッシュなタイトル曲、ジャズ・サンバの「ナウイン」など、テーマがメロディアスで、わかりやすく、聴きやすい。渡辺のガット・ギターも圧巻。
収録された4曲とも、沢田研二の作詞。まず、その詞の深みに感じ入る。彼の世界観が、選び抜かれた言葉の積み重ねで提示される。この豊かな感性は、やはりタダ者ではない。淡々とした表情の奥底に秘めた熱さを感じさせる熟成したヴォーカルが、この男が背負っている人生を鮮やかに映し出す。
“アメリカン・ロックの良心”と賞されるグー・グー・ドールズの約4年ぶり9枚目のアルバム。心を揺さぶる美しいメロディとサウンドにはまたも磨きがかかり、時代を超えて愛されるであろう楽曲たちをたっぷりと聴かせてくれる。
アルバム3作の累計セールスが1000万枚を超えるディスターブドの5thアルバム。緻密ながらヘヴィに刻まれるリズム、切れ味鋭いギター・ワークなど、聴き手を引き込む抗いがたいパワーが随所にみなぎる一枚だ。
時代を超え、世代を超えて聴き継がれる愛の名曲をたっぷりと収録。耳になじんでいる数々の洋楽ナンバーを聴けば、自身の記憶に残っているさまざまな人生の節目が甦るはず。大切な人へのプレゼントとしても最適な一枚。
85年にリリースされた記念すべき1stアルバム。ミック・ハックネルのソウルへのひたむきな愛が聴き手の胸を打つ名盤。ジャズやレゲエ的な空気感も漂わせ、早くも独自のスタイルを確立している。