2012年9月12日発売
パウル・ユオン:室内楽作品集 スイス系ロシアの作曲家パウル・ユオンは、チャイコフスキーとストラヴィンスキーを繋ぐ重要な役割を果たした人です。モスクワに生まれ、1889年にモスクワ音楽院に入学、作曲と音楽理論をタネーエフに学びます。1894年にはベルリンに留学し、クララ・シューマンの義弟であるヴァルディマール・バルギールに学び、更なる研鑚を積みました。1896年にロシアに戻り、教師と評論家として活躍し、最初の交響曲とオペラを書き上げます。2年後にはまたベルリンに戻り、ヨーゼム・ヨアヒムからベルリン大学の教授に任命されています。 そんな彼の音楽には、祖国であるロシアの音楽の影響はほとんど見ることができません。明らかにドイツ・ロマン派音楽の伝統を継承したものと言えるでしょう。多くのジャンルの作品を書きましたが、基本的には室内楽の作曲家であり、また彼自身が優れたピアニストであったため、ピアノの部分は精緻で複雑な書法が用いられています。複雑かつ不規則なリズムは、その後の世代であるストラヴィンスキーやブラッハーへと繋がっていきます。(CPO) 【収録情報】 ユオン: ・2台のヴァイオリンとヴィオラ、2台のチェロとピアノのための六重奏曲 Op.22 ・ヴァイオリンと2台のヴィオラ、チェロとピアノのための五重奏曲ヘ長調 Op.44 オリヴァー・トリエンドル(ピアノ) トーマス・グロッセンバッハー(チェロ) カルミナ四重奏団 録音時期:2009年 録音方式:ステレオ(デジタル) Disc1 1 : Sextet Op. 22 in C minor for 2 Violins, Viola, 2 Violoncellos & Piano - Various Performers 2 : Quintet Op. 44 in F Major for Violin, 2 Violas, Violoncello & Piano - Various Performers Powered by HMV
ヒルセ:交響曲第4番、オイレンシュピーゲルの死のための葬送音楽 最近、再復興の気運高まるオランダの作曲家、ヤン・ファン・ヒルセの交響曲第4番です。第1番&第2番(777349)、第3番(777518)でも、その斬新な音楽で多くのファンを獲得しています。 この交響曲第4番は、作曲家自身とコンセルトヘボウ管弦楽団によって1915年11月28日に初演されています。初演は大成功を収め、出版社からスコアが100部だけ、ヒルセの自費で出版され、こちらも人気を博しました。『演奏会用序曲』は1900年に作曲され、5回ほど繰り返し演奏されましたが、いつしか姿を消してしまった作品です。『葬送音楽』は第2次世界大戦中に作曲され、終戦後、エドゥアルド・ヴァン・ベイヌムによって「ヒルセの思い出のために」初演されています。(CPO) 【収録情報】 ヒルセ: ・交響曲第4番イ長調 ・オイレンシュピーゲルの死のための葬送音楽 ・演奏会用序曲ハ短調 オランダ交響楽団 ダヴィト・ポルセリーン(指揮) 録音時期:2010年 録音方式:ステレオ(デジタル) Disc1 1 : Symphony No. 4 in a Major - Netherlands Symphony Orchestra 2 : Treurmuziek Bij Den Dood Van Uilenspiegel (Funeral Music on the Death of Uilenspiegel) - Netherlands Symphony Orchestra 3 : Concert Overture in C minor - Netherlands Symphony Orchestra Powered by HMV
ハイドン:パリ交響曲集(2CD) ヴァイル&ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ 【収録情報】 CD1 ハイドン: ・交響曲第82番ハ長調Hob.I-82『熊』 ・交響曲第83番ト短調Hob.I-83『めんどり』 ・交響曲第84番変ホ長調Hob.I-84 CD2 ・交響曲第85番変ロ長調Hob.I-85『王妃』 ・交響曲第86番ニ長調Hob.I-86 ・交響曲第87番イ長調Hob.I-87 ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ ブルーノ・ヴァイル(指揮) 録音時期:1993、1994年 録音方式:デジタル 原盤:SONY VIVARTE Disc1 1 : Haydn: Symphony, Hob.1:82: I. Vivace assai [7:20] 2 : II. Allegretto [6:47] 3 : III. Menuet - Trio [3:49] 4 : IV. Finale. Vivace [7:24] 5 : Symphony, Hob.1:83: I. Allegro spiritoso [7:10] 6 : II. Andante [7:50] 7 : III. Menuet. Allegretto - Trio [3:41] 8 : IV. Finale. Vivace [5:28] 9 : Symphony, Hob.1:84: I. Largo- Allegro [7:34] 10 : II. Andante [7:16] 11 : III. Menuet. Allegretto - Trio [2:47] 12 : IV. Finale. Vivace [5:47] Disc2 1 : Symphony, Hob.1:85: I. Adagio - Vivace [6:55] 2 : II. Romance. Allegretto [7:33] 3 : III. Menuet. Allegretto - Trio [3:55] 4 : IV. Finale. Presto [3:15] 5 : Symphony, Hob.1:86: I. Adagio - Allegro spiritoso [8:00] 6 : II. Capriccio. Largo [5:47] 7 : III. Menuet. Allegretto - Trio [5:03] 8 : IV. Finale. Allegro con spirito [6:06] 9 : Symphony, Hob.1:87: I. Vivace [6:52] 10 : II. Adagio [6:41] 11 : III. Menuet - Trio [4:20] 12 : IV. Finale. Vivace [6:25] Powered by HMV
最高の音で楽しむために!
弦楽カルテットによる沖縄音楽名曲集! 親しみやすいアレンジと豊かなアンサンブルが織りなす、心が震える感動の作品です。 【内容】 今までありそうでなかった、弦楽カルテットによる沖縄音楽集です。 BEGINや夏川りみのヒット曲から、「てぃんさぐぬ花」「安里屋ユンタ」など沖縄民謡の代表曲、 「芭蕉布」「肝がなさ節」などポップス調の島うた(民謡)まで、多彩な曲を収録しました。 編曲は沖縄を代表する編曲家の一人、與儀亨。 どの曲も基本となるメロディーを大切にしながら、それぞれの曲の持つ歌詞の内容を重視したアレンジを施しています。 演奏は1stヴァイオリンには、琉球交響楽団コンサートミストレスを務めている與那嶺理香。 2ndヴァイオリンには、新日本フィルハーモニー交響楽団の2ndヴァイオリン奏者でもある山崎恵子。 ヴィオラには同じく新日本フィルの首席ヴィオリストの中村美由紀。 チェロには様々なオーケストラにゲスト首席奏者として招かれている他、 サイトウ・キネン・オーケストラでも活躍中の金子鈴太郎。 4人の素晴らしい演奏者が豊かなアンサンブルを奏でています。 曲と歌詞の内容を大切にした編曲。そして1stヴァイオリンの與那嶺理香が、それぞれの曲の背景を丁寧に各演奏者に伝える事により実現した、 表情豊かな深みのある演奏が聴き所です。 沖縄音楽ファンのみならず、幅広い方に親しんで頂けるアルバムが誕生しました。 【収録曲】 1.島人ぬ宝(BEGINの大ヒット曲) 2.涙そうそう(夏川りみの大ヒット曲) 3.童神(古謝美佐子の大ヒット曲) 4.てぃんさぐぬ花(沖縄民謡の名曲・わらべ唄) 5.安里屋ユンタ(沖縄民謡のまさに代表曲) 6.花〜すべての人の心に花を〜(喜納昌吉の大ヒット曲) 7.肝がなさ節(沖縄でのカラオケ定番曲) 8.芭蕉布(沖縄の県歌とも言われる名曲) 9.黄金の花(ネーネーズの大ヒット曲・News23のエンディングテーマ) 10.十九の春(沖縄民謡の代表曲) 11.ちんぬくじゅうしい(沖縄のわらべ唄の代表曲) 12.だんじゅかりゆし〜谷茶前(沖縄の踊り歌の代表曲) 13.島唄(THE BOOMの大ヒット曲)