2017年6月発売
ウェンズデイ13史上最もヘヴィなアルバム『コンドレンセス』完成! ハード・ロック、スラッシュ、デスまで多種多様な要素が詰め込まれたホラー・メタルの真骨頂! Wednesday 13、本名ジョセフ・プールはノース・カロライナ出身のヴォーカリスト。 元々はFRANKENSTEIN DRAG QUEENS FROM PLANET 13というホラー・パンク・バンドのヴォーカリストであった彼だが、 その名を一躍有名にしたのはマーダードールズでの活躍だろう。02年、当時スリップノットのドラマーであった ジョーイ・ジョーディソンによるスーパー・プロジェクトとして大きな話題となったマーダードールズ。 そのヴォーカリストに抜擢されたWednesday 13は、一夜にしてスターとなったのである。 マーダードールズが一旦活動停止をした04年、彼はWednesday 13名義での活動をスタート。 Wednesday 13のスタイルはマーダードールズ同様、しばしばホラー・パンクと形容される。 Wednesday 13は、いわゆるホラー・パンク的なサウンドと、キッスやアリス・クーパー、トゥイステッド・シスターといった シアトリカルな要素を持つハード・ロック、さらにはグルーヴ・メタル的要素を混ぜ合わせたスタイルを得意としてきた。 パンクとメタル、どちらが前面に出ているかは、アルバムによってまちまちであった。 結論から言ってしまえば、『コンドレンセス』は100%メタルのアルバム。間違いなくWednesday 13史上最もヘヴィな作品である。 本作についてWednesday 13本人が「パンク・ロックのフィーリングは完全になくなった」と明言しているのだから、 故意にメタルに仕上げたというだ。やはりマーダードールズにおける活動、ジョーイ・ジョーディソンなどからの影響も大きかったのだろう、 ここ10年ですっかりメタルヘッドになったというWednesday 13は、自分のバンドのスタイルを、ホラー・パンクからホラー・メタルへと 「進化」させたと断言する。 『コンドレンセス』は「仰々しさを抑えた、よりシリアスでダークな作品」である、とWednesday 13は語る。アルバムのタイトルからして、Condolences=哀悼の言葉、だ。パンク・ロックのフィーリングが消え、完全にメタル・バンドとなったWednesday 13だが、 決してその音楽スタイルが単調になったというわけではない。ノリのよいハード・ロックからグルーヴィーなもの、スローなものから スラッシュからデスまでと、その射程範囲は広い。中でも7分に渡るタイトル曲は、そのハイライトだろう。「死はお前の運命、 お悔やみ申し上げます」と、死についてスローにアトモスフェリックに、そしてドヘヴィにシリアスに語られるこの曲こそ、 Wednesday 13が作り出すホラー・メタルの真骨頂である。 『コンドレンセス』は、Wednesday 13やマーダードールズのファンはもちろん、エクストリーム・メタル・ファンなら誰もが楽しめるヘヴィ、 そしてグルーヴィーな作品。ホラー・マスターによるホラー・メタルの真髄を、ぜひ体験してみて欲しい。 【メンバー】 ウェンズデイ13(ヴォーカル) ローマン・サーマン(ギター) ジャック・タンカズリー(ギター) トロイ・ドーブラー(ベース) カイル・カストロノヴォ(ドラムス) <収録内容> 01. ラスト・ライツ 02. ホワット・ザ・ナイト・ブリングス 03. カダヴァラス 04. ブラッド・シック 05. グッド・リダンス 06. ユー・ブリーズ、アイ・キル 07. オーメン・アーメン 08. クルエル・ トゥ・ユー 09. ユーロジー XIII 10. プレイ・フォー・ミー 11. ロンサム・ロード・トゥ・ヘル 12. コンドレンセス 13. デス・インフィニティ
大酒飲みのスラッシュ・メタル・バンド、タンカードの結成35周年を祝う宴が今始まる! ジャーマン・スラッシュ・メタルのBIG4の一角を担うタンカードが、通算17枚目のアルバム『ワン・フット・イン・ザ・グレイヴ』を リリース!お馴染みの酒飲みソングから世界情勢を捉えたシリアスなナンバーまで、幅広い楽曲を網羅! タンカードはドイツのフランクフルト出身。DESTRUCTION、KREATOR、SODOMと共にジャーマン・スラッシュ・メタルのビッグ4の 一角を担うバンドと見なされている。「ジャーマン・スラッシュ三羽ガラスの次のポジションに位置するバンド」との意見も あるにはあるが、バンドの初期から現在に至るまで、音楽面での大きな転向やバンドの活動停止/解散などを一切経てこなかった彼らこそが、 ドイツ産スラッシュ・メタルというジャンルでは最も信頼のおけるバンドであり続けてきたと言えるかもしれない。 1982年にAVENGERとして活動を開始、同年にVORTEXに改名したが、それも束の間、1983年には陶器や金属出来たビール・ジョッキを 意味するドイツ語、タンカードと改名した。 そのバンド名が表わすとおり、メンバー達は揃いも揃って大酒飲み。アンドレアス“ゲッレ”ジェレミア(ヴォーカル)、 アクセル・カッツマン(ギター)、ベルナルド・ラップリッチ(ギター)、フランク・トールワース(ベース)、 オリヴァー・ウェルナー(ドラムス)という5人での活動開始だったが、1986年、父親から節酒を命じられたベルナルドに代わって アンディ・バルガロプロスが加入、地元『Noise Records』よりアルバム「ZOMBIE ATTACK」でデビューを果たした。 NWOBHM、ハードコア・パンク、スラッシュ・メタルから強く影響を受けた彼らの音楽は、当時の日本の輸入盤店でも話題となり好セールスを記録した。 1989年にドラマーがオリヴァーからアルナルフ・タンに、1994年にはそのアルナルフからオラフ・ズィセルに交代、ギター・パートも ツインからシングルに変わるなどラインナップの変遷は多かったが(現在のギタリストのアンドレアス“アンディ”グートヤーは2000年に加入)、 1987年発表の2ndアルバム「CHEMICAL INVASION」以降、下記のアルバムをコンスタントなペースでリリースしてきている。 このたび発売となるタンカードにとって通算17作目『ワン・フット・イン・ザ・グレイヴ』は、「A GIRL CALLED CERVEZA」以来の付き合いとなる ドイツ『Nuclear Blast』からの3枚目のオリジナル・アルバム。音楽面では従来のものよりもシリアスでヘヴィなものとなっており、 歌詞の面では宗教、ソーシャルメディア、メタル讃歌、米国の新大統領、政情不安なシリアの状況、お馴染みのビール讃歌、 そしてビール製造業者の視点から見た政治と企業の癒着や環境問題等々、実に多岐に渡るテーマが扱われている。 バンドの35周年を祝うに相応しい痛快で鮮烈な仕上がりはスラッシュ・メタル・ファンから大歓迎されること確実だろう。 【メンバー】 アンドレアス“ゲッレ”ジェレミア(ヴォーカル) アンディ・グッチャー(ギター) フランク・トールワース(ベース) オラフ・ジゼル(ドラムス) <収録内容> 01. ペイ・トゥ・プレイ 02. アリーナ・オブ・ザ・トゥルー・ライズ 03. ドント・ブルシット・アス! 04. ワン・フット・イン・ザ・グレイヴ 05. シリア・ナイトメア 06. ノーザン・クラウン(ラメント・オブ・ザ・アンデッド・キング) 07. ロック・エム・アップ! 08. ジ・イーヴル・ザット・メン・ディスプレイ 09. シークレット・オーダー 1516 10. ソール・グラインダー