2017年8月25日発売
昨年、初来日も果たした、ドイツ若手注目のスリーピース・バンド! アフロ・ビューティーのヴォーカリスト、 メラーネも参加した強力な4作目! 2016年10月、ユーロジャズの祭典、『JAZZTREFFEN 2016』(東京ドイツ文化センター)で初来日を果たし、鮮烈な印象を残した、ドイツ若手注目のベースレスのスリーピース・バンド、Three Fallの4枚目の新作。 ジャズ、現代音楽から、ヒップホップ、アフロビート、ソウル、レゲエ等の影響を受けた、個性あふれるサウンドで、若きドイツのジャズ・シーンの可能性を体現している彼ら。 去年の来日時、フィーチャリング・シンガーとして同行した、アフリカ、コンゴとドイツにルーツを持つ、大変魅力的な、メラーネ嬢が本作でもバンドと同格の扱いで参加。エリカ・バドゥを想わせる、アフロ・ビューティーなルックスとヴォーカル・スタイルで、バンドに確実に花を与えている。 デビュー作『On A Walkabout Celebrating Red Hot Chili Peppers』(2011年)[現在配信のみリリース]では、レッド・ホッド・チリ・ペッパーズを、前作『Realize!』(ACT9672)では、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ニルヴァーナ、コールドプレイらポップ、ロック系バンドのナンバーのカヴァーを演奏してきた彼ら。今作では、エース・オブ・ベイスの90年代の大ヒット(M12)のみだが、M05は、所属レーベルである、ACTが育てたヒット・アーティスト、Esbjorn Svensson Trioのナンバーに挑戦している。後は、全てオリジナル曲で構成。強烈なラップ〜ファンク・ナンバーM03から、ボブ・マーリーの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」を想わせるコード進行で感動的なアフロ・バラードM04の流れは、メラーネも大活躍! 最後の部分では、出ました、「ノー・ウーマン・ノー・クライ」の最後のパート、「Everything's gonna be all right」を歌って曲が閉じられる。 ギターもいない。ベースもいない。しかし、地を這うトロンボーンやベース・クラリネット、ドラムス&パーカッションによる驚異的な表現力により、独自のパワーを振りまく彼ら。再来日待望!(輸入元情報) メンバー: Lutz Streun / bass clarinet & tenor sax Sebastian Winne / drums & percussion Til Schneider / trombone Melane Nkounkolo / vocals Music composed by Til Schneider, except otherwise noted Lyrics written by Melane Nkounkolo, except 12 Produced by the artists Disc1 1 : Meta [0:46] 2 : Medium Rare [4:31] 3 : Ain't Nobody Got Time For That [3:22] 4 : Tata Na Lola (Melane Nkounkolo) [4:55] 5 : Elevation Of Love (Esbjorn Svensson Trio) [4:17] 6 : Thank You [3:32] 7 : Silver & Gold [5:39] 8 : Moto Pamba (Lutz Streun) [5:14] 9 : LMNTS [6:31] 10 : People [4:52] 11 : Release (Melane Nkounkolo) [4:21] 12 : All That She Wants (Ace of Base) [4:19] 13 : Alexandria (Lutz Streun) [3:01] 14 : Lampion [5:00] 15 : Morphose [0:36] Powered by HMV
ワイルドで破天荒なロックンロール・ライフを突き進んだ伝説のバッド・ボーイズ・ロック・バンド、モトリー・クルー! 狂気の頂点にして、その後のロック・シーンを一気に変えてっしまった傑作『ガールズ、ガールズ、ガールズ』にボーナストラックを収録したの30周年記念盤! 1981年にロサンゼルスで結成されたモトリー・クルーは、自主制作盤のリリースを経て翌年メジャ・-デビューを飾った。 83年にセカンド・アルバム『シャウト・アット・ザ・デビル』で全米にLAメタル旋風を巻き起こし、85年のサード・アルバム『シアター・オブ・ペイン』では、 派手なグラム・スタイルのファッションを流行させた。さらにこのアルバムからのシングル曲「ホーム・スイート・ホーム」をヒットさせ、 メタル・バンドがアルバムにバラードを収録するという方程式を定着させた。彼らは天性のスターであり、常にセンセーショナルな存在であり続けた。 似通ったバンドが巷に溢れかえると、彼らはガラッとイメージを変えてみせた。1987年5月にリリースされた4作目『ガールズ、ガールズ、ガールズ』は、 全米アルバム・チャート初登場5位、最高2位まで上り詰めた大ヒット作である。黒のレザーに身を包み、ハーレー・ダビッドソンに跨り、 タフでマッチョなイメージに変身。6月からスタートした全米ツアーではホワイトスネイクをサポートに従え、ステージにハーレーで登場し、 女性コーラス・デュオ“ザ・ナスティ・ハビッツ"を帯同させ、NASAの開発によって誕生した360度回転するドラム台などド派手な仕掛けで観衆を熱狂させた。 ところが『ガールズ、ガールズ、ガールズ』リリース前後、モトリー・クルー、特にニッキーは“頽廃"としか言い様のない生活を送っていた。 1986年の1月から3月まで『シアター・オブ・ペイン』の欧州ツアーを終えたバンドはオフに入り、トミー・リー(ds)はTVスターのヘザー・ロックリアと結婚、 ヴィンス・ニール(vo)は84年末に起こした交通事故の判決により30日間刑務所に収容されるなど、音楽以外の話題を多く振りまいていた。 そんな中でニッキー・シックス(b)はヘロイン漬けの日々を過ごしている。彼のドラッグ歴は長かったが、常用者となったのはこの頃からだった。 1987年12月に行われた来日公演時の精神状態はとりわけ酷く、“自分が今、最高なのか最悪なのか判断がつかない"ほどであったという。 そして米国に戻った直後、彼はハリウッドのホテルでヘロインの過剰摂取により昏睡状態に陥り、一時心肺停止となってしまう。 その後ニッキー及びバンドのメンバーはクリーンになることを宣言し、5作目の『ドクター・フィールグッド』(1989年)で遂に全米ナンバーワンとなる。 『ガールズ、ガールズ、ガールズ』は、そんな頽廃したロックンロール・ライフの真っ只中から生まれた狂気の作品である。音楽的にはたいへん充実しており、 プロデューサーは『シャウト・アット・ザ・デビル』から3作連続となるトム・ワーマン。ヘヴィ・メタリックなサウンドにさらに磨きをかけ、 都会的なサウンドを演出している。本作からは3枚のシングルがカットされ、「ガールズ、ガールズ、ガールズ」、「オール・アイ・ニード」のミュージック・ビデオは、 放送禁止となったにも関わらずチャートを駆け上った。このことからも当時の彼らの勢いが伺えるだろう。米ポルノ界の大スター、トレイシー・ローズのことを歌った 「オール・イン・ザ・ネーム・オブ…」や、ドラッグ漬けの日々を歌った「ダンシング・オン・グラス」など、歌詞の内容はどれも刺激的なものばかり。 当時のロサンゼルスの街の空気をそのままパッケージしたかのようなサウンドと歌詞で、バンドは頂点を極めたのだった。 「今年で『ガールズ、ガールズ、ガールズ』が30歳になったとは信じ難い」と、ニッキー語っている。また、「30年経って、この作品を掘り起こす新しい世代の ファンを見ることができるなんて、本当にクールだ」とも言っている。モトリー・クルーの作り出した音楽、彼らの生活の中から生まれたロックは普遍的であり、 いつの時代でもどの世代にも刺激的に響くはずだ。【日本語解説書封入/歌詞対訳付】 【メンバー】 ヴィンス・ニール(ヴォーカル) ミック・マーズ(ギター) ニッキー・シックス(ベース) トミー・リー(ドラムス)