音楽むすび | 2019年8月14日発売

2019年8月14日発売

GloomyGloomy

制作・出演

毛皮のマリーズ

発売日

2019年8月14日 発売

ジャンル

『Gloomy』はインディーズ時代最後の作品として2009年に発表。 全13曲、50分を超える大作であり、このアルバムをきっかけに毛皮のマリーズは《ロックンロール・リバイバル》が 叫ばれていた当時の日本インディー・シーンの最重要バンドへと変貌を遂げる。 以下は志磨遼平からのコメント。 毛皮のマリーズが生んだアルバムの中で(おそらく)最も複雑に愛された作品『Gloomy』が、いよいよアナログ盤となって復活です。 この作品が生まれた10年前の2009年は、ぼくらにとって激動の1年でした。小さなライブハウスには入りきらなくなったフアンと共に、 大きな野外フェスやメディアに取り上げられるようになった一方で、ソングライターであるぼくの鬱病はますますひどくなり、 新曲制作はおろかメンバーやスタッフとの交流すらままならないといった状況が一年ほど続いていました。 唯一の「命綱」だった音楽すら信じられなくなり、窮地に追い込まれたぼくが選んだ最後の手段は、音楽なんて大嫌いだ、 ロックンロールなんて大嫌いだ、毛皮のマリーズなんて大嫌いだ、という憎しみを、また音楽へと還元することでした。 《Gloomy=暗い、陰鬱な》というタイトルの本作は、同じような気分を抱えた若者にとっての 解毒剤のようなものになり得たのかもしれません。この作品をすべての暗い若者と、かつてのぼくらに捧げます。

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