著者 : アマンダ・チネッリ
赤ん坊という永遠の絆で彼と結ばれる。 愛されぬまま、私だけが愛を捧げて。 天涯孤独のイジーは2年前に亡くなった夫の精子で人工授精を受け、 シングルマザーになる決意をした。 ところがスイスへ行き、クリニックで診察台に横たわっていたとき、 億万長者グレイソンがスタッフの制止を振りきって彼女の前に現れた。 “黄金の獅子”の二つ名で知られる元伝説のレーサーで、 今は会社のCEOを務める亡き夫の親友がなぜここに? 憧れた時期もあったけれど、私はずっと嫌われていたはず。 彼はとまどうイジーに、亡き夫は不妊で精子は自分のものだったこと、 どうしても子供が欲しいなら精子提供者になってもいいことを告げた。 「だが僕と体を重ねることを考えてほしい。よければすぐに始めよう」 今作はシンガポールというエキゾティックな国を舞台にした華やかで切ないロマンスです。愛されたいと望みつつも、世界を飛びまわって贅沢な生活を送るヒーローと、一箇所に落ち着いて子育てをしたい自分では住む世界が違う。ヒロインは現実を思い知って……。
逞しくてハンサムでうっとりするほど魅惑的。 でも氷のように冷たい心の億万長者と、結婚!? パンドラは世界的企業のCEO代理ザンダーのアシスタント。 ギリシア彫刻のような美貌と肉体を持つ彼は、 女性なら誰もが夢中になるような魅惑の上司だ。 でもパンドラにはザンダーに絶対言えない秘密があった。 ここにいるのは彼の父親に母の弱みを握られたから。 そして彼をスパイするため屋敷に忍びこんだある夜、 ザンダーに見つかってしまった。ああ、どうしよう? だが彼の口からは予想外の言葉が。 「きみはぼくと結婚しなければならない」 本社おすすめのダイバーシティーー多様性ーー企画! 今すぐに結婚しないととんでもない窮地に陥る事情があった傲慢で冷酷なヒーローが、自閉スペクトラム症のヒロインと1年限りの結婚契約をすることで、人を愛することを学んでいく感動作です。
神の名を持つギリシア富豪にさらわれて、 愛なき結婚を迫られてーー 「結婚式だけでなく、きみをめちゃくちゃにしに来たんだ」 見知らぬ男性がリムジンの後部座席で邪悪な笑みを浮かべた。 この世のものとは思えないほど美しい男性の正体は、 いま祭壇の前でプリヤを待つ花婿の異母弟、エロースだった。 エロースは父親の遺産を総取りしようともくろむ異母兄に対抗し、 相続の条件である結婚を壊しに来たのだという。 一方、愛する父が遺した会社と従業員を守るために 泣く泣く契約結婚をしようとしていたプリヤは、 エーゲ海の別荘へと連れ去られてもなお、心のどこかで安堵していた。 罪深いほど魅惑的なエロースに、愛なき結婚を迫られるまでは。 プリヤは悩んだ末にエロースの要求を受け入れ、美しい屋敷でぎこちない共同生活が始まります。やがて夫の抗いがたい魅力に屈したプリヤはなすすべもなく純潔を捧げますが、めくるめく日々は突然、終わりを告げて……。全米絶賛のドラマチック・ラブストーリー!
逆境の彼女は身ごもっていた。 記憶を失った富豪の子供を! 著名な会社のCEOで富豪のドゥアルテは琥珀の瞳のプレイボーイ。 彼は何者かに撃たれたが一命を取り留めたーー記憶を失いつつも。 そんな彼の脳裏に焼きついているのは長い赤毛の女性の姿だった。 真相の鍵を握っている彼女の居場所を突き止めなくては! ノーラは死んだはずのドゥアルテが目の前に現れ、茫然とした。 命がけで愛した男性ーーお腹にいる子供の父親だったから。 込み上げる熱い想いもつかの間、彼の他人行儀な態度に凍りつく。 記憶がないんだわ! そのとき強烈な痛みに襲われて破水し……。 深刻な状況に陥ったノーラはドゥアルテの車で病院に運ばれ、緊急手術を受けて出産しました。でも、彼に真実を告白することはできず……。ハーレクインの新人発掘企画で優勝し、瞬く間に本国イギリスの話題をさらったA・チネッリの激情ロマンスにご注目あれ!
悲しい出生の秘密を知ったから、 愛のない結婚に甘んじるしかなかった。 クレシダは12歳のとき、母の衣装部屋の奥に、 手紙と写真入りの小箱を見つけ、王の実の娘ではないと知った。 以来、華やかな姉たちの陰で勉学に励み、ひっそり生きてきた。 そんなある日、留学中のクレシダに縁談が舞い込む。 ずっと自分を無視していた王の頼みにクレシダは喜んだが、 相手のシーク・ハリルは、経済援助を盾に結婚を迫る冷血漢だ。 宿命を受け入れた彼女にしかし、想定外の出会いが訪れる。 帰国前夜に知り合った、物憂げな黒い瞳のセクシーな男性ーー ひと目で心奪われた彼こそ、誰あろうハリルだった! 恋した相手が名目だけの夫になると知らず、奪われたキスに応えたヒロイン。それが仇となり、無垢な花嫁は冷酷と悪名高い花婿に純潔を疑われることに。そして愛など与えぬとばかりに、結婚初夜、冷たく突き放されるのでした。『白馬の騎士と禁断の花』関連作。
“愛とは、悪い男に恋して傷ついても、 いつか白馬の騎士が現れて成就するもの” 「今日、おまえは結婚の申し込みを受ける」冷酷な父の言葉に、 オリヴィアは絶句した。相手は会ったこともない異国の王。 部屋を飛び出し、館の外への地下道を、涙をこらえひた走るーー すると突然、白檀の香りのする逞しい胸板に行く手を阻まれた。 鋭い声をあげ、力強い腕から逃れようともがくが、無駄だった。 暗闇で長身の男の顔は見えない。ああ、私は誘拐されるの? だが抱き上げられたまま光射す場所に出た瞬間、目をみはった。 ダヴィデ像のような猛々しい美しさ。たちまち心奪われた彼は、 富豪ローマン・ラザロフ。政略結婚相手の親友だった! 古い映画でしか観たことのなかった愛の世界に迷いこんだ無垢なヒロイン。野性味溢れる彼は悪党か、はたまた白馬の騎士か? 政略結婚間近の彼女に残された時間は、1週間ーー。実力派A・チネッリの力作です。