小説むすび | 著者 : アン・メイザー

著者 : アン・メイザー

アラビアの熱い風アラビアの熱い風

傲慢富豪の略奪愛が、 私の心を酔わせる。でも……。 結婚を間近に控えたレイチェルは、アレクシスに唇を奪われた。 彼はオフィスにも押しかけてくる強引で傲慢な石油王。 大嫌いな彼のキスに酔ってしまうなんて、自分が許せない。 そんなときレイチェルの父に莫大な借金があることが判明し、 彼女は婚約者に助けを求めたがむげに断られ、婚約も破綻した。 ああ、どうしたらいいの? 絶望するレイチェルの前に 再びアレクシスが現れ、なんと、彼が借金を肩代わりしたと告げた。 大金と引き替えに、レイチェルを買ったつもりでいるらしい。 身勝手な救済に腹を立てつつも、彼の大胆な誘惑につい心が揺れる。 彼の熱い求愛は彼女を“道具”として使うための手段とも知らず……。 巨匠ヴァイオレット・ウィンズピア、アン・ハンプソンと並んで、主人公の感情を深く豊かに表現する現代ロマンスのスタイルを築いた作家アン・メイザー。他のベストセラー作家たちからも憧れられる存在であるメイザーの1980年代の名作をご堪能ください。

無邪気な悪女無邪気な悪女

家庭教師が恋したのは、 傷をもつ謎めいたカリブの富豪。 修道院育ちで天涯孤独の家庭教師サラは、カリブ海沿いの港町へ やってきた。わずか1カ月間ではあるけれど、この町で大農園を 経営する富豪のもとで、彼の亡弟の子供たちを指導するのだ。 サラの目前に迎えの車が停まり、顔に傷のある野性的でセクシーな 男性が降り立った。まあ、なんて素敵な人! 一瞬でサラの心を奪ったのは、雇い主のジェイソンだった。 だが屋敷に着くと、彼の妻を名乗る女主人から罵声を浴びせられ、 子供たちからは敵意を向けられて、すっかり自信をなくしてしまう。 ここに来てはいけなかったの? やがてジェイソンの秘密を知り、 サラは彼への想いを募らせるが、事故に巻き込まれ意識を失い……。 多くのベストセラー作家からリスペクトされる、伝説の作家アン・メイザーの知られざる逸作をお贈りします。無垢な家庭教師と荒々しい大農園主が数々の障害を乗り越えて結ばれる、クラシックな香りが漂うロマンス! 作家の世界観にぐいぐい引き込まれます。

愛という名の足枷愛という名の足枷

私を蔑むのはかまわない。 でも、この子には何の罪もない。 母の高額な介護費用を自身で賄えないため、アビーは裕福な夫に 暴力を振るわれても耐えていた。ある日、ルークという青年と 出会い、彼と束の間の会話を楽しんで、彼女は笑顔を取り戻した。 だが、アビーがふしだらな悪妻だという噂を信じ込んだルークと 諍いになり、結局二人は惹かれ合いながらも引き裂かれることに。 5年後、母を亡くし、夫と別れた彼女は穏やかな毎日を送っていた。 するとそこへ突然、大富豪となったルークが現れた。 私のことを忘れずにいてくれたの? 夢心地で熱く結ばれた翌朝、 彼は氷の刃を放った。「愛人ならいいが、結婚する気はない」 深く傷ついたアビーは、やがて妊娠に気づいて愕然とするが……。 伝説として語り継がれる人気作家アン・メイザーの、知られざる珠玉作をお届けします。その情感にあふれたドラマティックな世界観は、デビュー以来、変わらぬまま。互いに惹かれ合いながらも、もどかしいすれ違いを繰り返す、切ない大人のロマンスです。

嘘と秘密と一夜の奇跡嘘と秘密と一夜の奇跡

別れのための一夜に、 希望の天使が舞い降りて……。 別居して1年近くたち、ジョアンナは離婚の話し合いのため、 大富豪の夫マットの屋敷を訪ねた。彼への愛情はもうとっくに 冷めたと思っていたが、再会するなりジョアンナはときめいて、 思わず自分をたしなめた。彼の冷たい仕打ちを忘れたの? 二人の話し合いはしだいに熱い感情のぶつけ合いとなり、 それが燻ぶる情熱に火をつけ、一気に燃えあがった。 翌朝、夫のベッドで目覚めたジョアンナは動揺して逃げだすが、 数週間後、さらなる衝撃に見舞われる。 ああ、なんてこと。今になって赤ちゃんを授かるなんて! 時すでに遅し。マットは新天地へと旅立ち、連絡は途絶え……。 多くのハーレクイン作家が憧れる大御所作家、アン・メイザーが描くほろ苦い夫婦再生ロマンス! 夫婦の絆を試すかのごとく次々と襲いかかる難題。二人を取り巻く家族の秘密。そして、心を揺さぶる感動の最終章へ。ベテランの筆が冴える、情感豊かな物語です。

ローレンの赤ちゃんローレンの赤ちゃん

妹の忘れ形見を守るために、 冷たい富豪に仕えるしかなくて……。 ケリーンの18歳になる妹が亡くなった── 生まれたばかりの我が子の父親の名を言い残して。 富も名声も手に入れた著名人、トリスタン・ロスが父親だなんて! つい最近まで、妹はトリスタンの秘書として働いていた。 妹の訃報を知っているはずなのに、連絡ひとつよこさない男。 ケリーンの胸に怒りがふつふつと沸きあがった。 矢も楯もたまらず、ケリーンはトリスタンの邸宅を訪ねるが、 驚いたことに、彼は即座に子どもの父親ではないと断言したうえで、 聞くに堪えない妹への侮辱の言葉を並べたてた。 ケリーンは衝撃に打ちのめされた。いったい何が真実なの? トリスタンは赤ん坊を自分の子とは認めないながらも、ケリーンが住み込みの秘書になるなら、彼の家に赤ん坊を連れてきてもいいと言います。甥と一緒にいるにはほかに道はないと考えたケリーンは、妹のように弄ばれるのではと怖れながらもその提案を受け入れ……。

偶然のシンデレラ偶然のシンデレラ

彼は面白がって、私を振り回しているだけ。 この気持ちは恋なんかじゃない。 パーティのケータリングサービスをするサマンサは、 エキゾチックな面差しの男性、マシューに声をかけられ驚いた。 イギリスとギリシアの血を引く、海運王の後継者で有名だ。 彼に祖父の誕生パーティの手伝いをしてほしいと言われたが、 彼のまなざしと態度が親密すぎる気がして警戒する。 でも……彼のような別世界の人が私に興味を持つわけないわね。 それに、私には婚約者がいるのだから。 慌てて仕事を請け負ったが、そのパーティが催される間ずっと、 マシューと一つ屋根の下で寝食をともにすることになるとはーー しかもそれこそが彼の思惑だとは、彼女は知るよしもなかった。 自分の住む世界にいる女性たちとはまるで違うヒロインに興味を持つヒーロー。ヒロインは彼の自信満々で高慢な言動にとまどうばかりでしたが……。HQロマンスを代表する作家アン・メイザーが、突然の嵐のような恋の訪れを丹念に描くシンデレラ物語!

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