小説むすび | 著者 : カン・バンファ

著者 : カン・バンファ

カクテル、ラブ、ゾンビカクテル、ラブ、ゾンビ

★☆韓国で10万部突破の話題作、ついに日本上陸☆★ 2年連続年間ベストセラー(2022〜2023年教保文庫調べ) 発売前に先読みした全国の書店員さん、大絶賛! ホラー好きも、ホラー初心者も、一気読み必至!! 韓国で10万部突破! 2年連続年間ベストセラーの話題作 ついに日本上陸! (2022〜2023年教保文庫調べ) 全国の書店員さんから激賞の声、続々! 銃とナイフ、鮮血と悲鳴、憎悪と愛情ーー わたしたちはもっと怒っていい。 赤く染まった手を取り合って、ただ前に進むだけだ。 チェウォンの喉には十七年間、骨が刺さっている。彼氏のジョンヒョンとの関係に亀裂が生じてから、さらに喉の痛みに苛まれた。ある日、チェウォンの前にぼやけた印象の女テジュが現れる。それ以来、ジョンヒョンへの携帯メッセージで、廃業したリゾートの広告で、その姿を見せ、存在感を増していく。チェウォンはまるでテジュから招待を受けたかのように正体を追跡しはじめる……「インビテーション」 水辺の幽霊「ムル」は、川で退屈な日々を送っていたとき、林のなかを歩いていた「スプ」に出会う。その後、二人はしばしば会いながら静かに心を通わせる。ところが、林を出入りする者たちのせいで、ムルは自分が幽霊になったころに感じていた恨みと怒りに再び包まれる……「湿地の愛」 退勤後、いつものように会社の仲間たちとお酒を飲んで帰ってきた父が、ゾンビになってしまった。ニュースに出てきたゾンビウイルスの一次感染者はすべて殺された。政府が措置法案を設置するまでの間だけでも家で匿おうとするが、すでに人間の理性を失っている父は……「カクテル、ラブ、ゾンビ」 父が母を殺した。わたしは父を殺した。その後、自らを殺してひとつの後悔をした。少しだけ状況が違ったら母を救えたただろうか。そのとき誰かの声が聞こえた。「時間を戻してほしいか?」わたしはうなずいた……「オーバーラップナイフ、ナイフ」 長い間、見過ごしてきた心のなかの深く暗いところにある感情を丁寧に掬い取った、圧巻の4篇を収録。 表題作からドラマ化されたデビュー作まで、韓国の新鋭No.1ホラー作家がいざなう、没入感120%短篇集。 この本には初期の短篇小説が四篇収められています。飾られていない生のままの欲望、一途に物語を追う不器用な愛情が凝縮されています。わたしの書いた物語がより多くの方たちに、垣根なく届いてくれたら、そうして見知らぬ世界に、活字と想像力だけで夢中になれる経験をプレゼントできたらと思います。言語の壁を超えて、ここにこめられた未熟ながらも真摯な心が、日本の読者のみなさまに伝わることを願っています。(「日本語版への序文」より) インビテーション 湿地の愛 カクテル、ラブ、ゾンビ オーバーラップナイフ、ナイフ

韓国の小説家たち2韓国の小説家たち2

<b>韓国小説のつむぎ手たちによる 濃密な文学談義と彼らの素朴な日常の話。</b> 作家が作家に聞く、ロングインタビュー集第2弾。 作家本人の声を通して知るもっと深い韓国文学の魅力ーー。 「(セウォル号事故の起きた)2014年になると、部屋を出てもう一度社会的責任というものについて考えをめぐらさざるを得なくなりました。 もうこれまでどおり斜に構えてはいられなくなった」(キム・グミ) 「私の小説の目的が見えるはずだ。ほかでもない、人間だ。それも、運命の暴力性に踊らされる人間」(チョン・ユジョン) 「時に真実は我々の心に突き刺さり、正直に伝えることが相手に痛みを与えるため、隠しておいた方がいい、と思えたりもする。でも、やはりそうじゃない。それでも真実だけが心の痛みを和らげてくれるんです」(コン・ジヨン) 「フェミニズムも同じで、私が20年前に書いた小説の中の問題意識をいまも人々は同じように感じている。だからこそ胸が痛みました」(ウン・ヒギョン) 「文学は宗教ではない。崇高な信念ではなく、技術を必要とする仕事だ」(チョン・ミョングァン) <b>インタビュー掲載作家</b> キム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』 チョン・ユジョン『七年の夜』『種の起源』 コン・ジヨン『トガニ』『私たちの幸せな時間』『サイの角のようにひとりで行け』 ウン・ヒギョン『美しさが僕をさげすむ』『鳥のおくりもの』 チョン・ミョングァン『鯨』 ................................................................................. 「クオン インタビューシリーズ」は、さまざまな芸術の表現者とその作品について、広く深く聞き出した密度の高い対話録です。 あまりにも小説の未来、キム・グミの心 キム・グミ/ペク・カフム/すんみ訳 ストーリーテラーの起源 チョン・ユジョン/チョン・ヨンジュン/カン・バンファ訳 それでも真実だけが心の痛みを和らげてくれる コン・ジヨン/ペク・カフム/蓮池薫訳 それでも書き続ける ウン・ヒギョン/チョン・ヨンジュン/呉永雅訳 肉体小説家の9 ラウンド チョン・ミョングァン/チョン・ヨンジュン/斎藤真理子訳

実は、内向的な人間です実は、内向的な人間です

外向型人間にものさしを合わせたかのような世の中で、内向型人間は深く悩みながらも懸命に生きている??。アジア圏女性のメンターとして愛される著者が、自身の内向的な人生を振り返りながら、どうすればそんな自分ともっと親しくなり、ささやかな幸せを育むことができるのかについて考察したエッセイ集。 ●大勢の集まりは疲れる。一対一の約束が好き。 ●会話の際、相手の話が面白ければ聞き役に回れる。あえて自分が話す必要も感じない。 ●人との約束がキャンセルになると嬉しい。だけど会ったら会ったで楽しく過ごせる。 ●自分の部屋で、ひとりで過ごすときがいちばん幸せ。 著者は、内向型人間のこんな気質に寄り添いながら、ほんの少しの勇気を出して一歩踏み出すことを応援する。 外向性が求められる場面では“社会性スイッチ”を押すけどすぐに充電切れになってしまうし、相手によってはおしゃべりになるけど発言を後悔することが多いし、退屈に暮らしているようでも実際は日常のささやかな楽しみに喜びを見つけて幸せで……。そんなふうに生きる人たちが、性格のせいにすることなく、他人に振り回されることもなく、静かで自由に、自分らしく生きていけるように。 「内向的な人が噛みしめる幸せは、より深く、より濃い。 内向的か外向的かは優劣とは関係ないことを理解し 自分とちゃんと向き合うことが、こういった幸せにつながるはずだ」 プロローグ 内向的であるという告白 第1章 内向的な人間として生きるということ  私は内向型人間? それとも外向型人間?  私が無口ですって?  カチッ??社会性スイッチを入れました  おとなしい外向型人間、騒がしい内向型人間  外向的な人がうらやましい  内向型人間はみんなアウトサイダー?  内向型人間の天敵、好感度の高い意地悪な外向型人間  神経質な人=内向的な人なのか? 第2章 ピッ!??社会性モードに切り替え中  外向型人間が人間の基本型?  パーティーには行きますか?  集まるのは4人までが限界です  人とは狭く深く付き合いたい  ガチャッ??社会性スイッチが故障しました  私は本当に成功したいのだろうか?  内向的な人たちの野望   第3章 ありのままの私をありのままに  猫と相性がいい理由  ディナーの約束をしない理由  冷酷な犯罪捜査ものが好きなわけ  失恋した脇役はなぜ海外へ行くのか  とびきりいいことがあったときの内向型人間  退屈な人生に見えますか?  私にあまり構わないでください  泣いてるときはひとりにしてほしい  寡黙な美容室のお得意さまです  横になった瞬間に眠れる人生について 第4章 ほんの一歩で充分  部屋に閉じこもったまますべてを解決できたら  インドア派の条件  まずは掃除機を選ぶように  長所は考えるところ、短所も考えるところ  私だってスパッと忘れてしまいたい  私もサイダーみたいな人だったら  ひとりが好きなのに結婚してもいいんでしょうか?  憂鬱な気分への対処法 エピローグ ひそやかで、温かく、ゆっくりとしたものたちについて

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