著者 : キャシー・ウィリアムズ
「秘書は見た目がよくて頭が空っぽがいい」 ーーなんて時代錯誤で横暴なボス! 10代で両親を失って以来、懸命に働いてきた秘書のテッサは、 妹の学費を賄うため、より待遇のいい会社への転職を決めた。 だが新しい職場で彼女を待っていたのは、 冷酷な独裁者のような社長カーティスだった。 仕事はもちろん、コーヒーの味にも文句をつけ、 あげくの果てには、自分の娘の世話までテッサに押しつける始末。 しかも歴代の秘書は皆、テッサとは正反対のセクシーな美女ばかり。 地味な私に、この人の秘書が務まるのかしら? ある日、うっかりして足をくじいたテッサは、 思いがけずカーティスに優しく介抱され、ときめいてしまい……。 ボス&秘書ロマンスの決定版! 働きづめの貧しい苦労人の秘書が気難しい魅惑の傲慢ボスに振り回されてーー? 純粋なヒロイン像を描いて大人気のキャシー・ウィリアムズ。キャラクター描写が秀逸な元祖シンデレラストーリーをお届けします。
薔薇の罠にかかった惨めな私を、 いつかあなたは愛してくれるの? スージーのみすぼらしい部屋に、目も覚めるほどハンサムな男性が 100本の薔薇を抱えてやってきた。「金目当ての女性はお断り。 結婚にも興味はない。だが、なぜかきみに興味がある」 セルジオ・ブージ──世界的企業を率いる大富豪の彼とは、 2週間前にレストランで出会い、熱く誘惑されたものの、 財産狙いの下品な女だと決めつけられ、追い返されたのだった。 今さら何を言っているの? 失礼すぎるわ。スージーは怒ったが、 彼の魅力に抗えず、愛のない秘密の関係を受け入れてしまう。 2カ月後、スージーは思いがけずセルジオの子を身ごもった。 彼の義務感からの求婚に喜びは一瞬で消え、虚しさが募って……。 冷たい家庭に育ったヒロインが何より求めているのは、愛し愛されること。夫となったヒーローに片想いしたままの結婚生活にピリオドを打とうとしたとき、奇跡が起きて……。キャシー・ウィリアムズが描く、心を揺さぶる切ない名作ロマンスです。
遠距離恋愛に隠された大きな秘密ーー 愛する彼が大富豪?! ホリーが車の事故を起こしたルイスを助けて、1年半。 週末ごとにロンドンからこの村に通ってくる ルイスとの幸せな時間を噛みしめていた。 でも……なぜ彼はいつまで待ってもプロポーズしてくれないの? 不安を口にしたホリーに、ルイスは驚くべき素性を明かした。 彼は地方まわりのセールスマンなどではなく、 なんと、世界を股にかける巨大企業の経営者だったのだ! 知れば彼女の態度が豹変すると思い、黙っていたという。 私は財産狙いの女なんかじゃない。ホリーは傷つき、ルイスと別れた。 数カ月後、思いがけない妊娠に気づくーー。 好感度No.1! C・ウィリアムズの大人気ヒロイン像といえば、ぶかぶかのワンピースを着たピュアな田舎娘。編集者イチオシの、ホリーがロンドンのオフィスを訪ねてルイスに妊娠を告げる場面からの切ない展開、感動のエンディングまで一気読み間違いなし!
「きみはこの先を望んでいる? ぼくたちがひとつになることを」 秘書のヘレンは、過去に肉親を事故で失ったことから、 恋愛でも生活面でも冒険をせず、安全に生きると決めていた。 だからこそ、数多くの女性と短期間だけの交際をくり返す 上司ガブリエルのような危険な男性と海外出張するなど、 絶対に避けなければならないことだった。 それなのに、彼とロマンティックなリゾートホテルに泊まり、 恋人のふりをすることになってしまう。 しだいに惹かれ合うふたりはついにベッドをともにするが、 愛を信じようとしないボスとの関係など、 帰国すれば終わってしまうとヘレンにはわかっていても……。 ダニー・コリンズファンの方に特におすすめ! 過去に負った心の傷から人を愛せず、軽い交際ばかりくり返す億万長者のCEOと、同じく過去のせいで人生では冒険をしないと決めている秘書。正反対の生き方をするふたりの間に、突如、恋の電流が流れてーー?
二人の関係はここにいる間だけ。でも…… 愛と言えないものが、なぜ本物みたいなの? ハンサムな黒髪の魅惑のボス、ニコの秘書グレースは、 地味な服装にノーメイク。私生活をまったく明かさず、 周囲と打ち解けることもない。彼に恋心を抱いているが、 住む世界が違いすぎるから、そばにいられるだけでよかった。 だがある日、弟の世話で遅刻し、くびを言い渡されてしまう! 彼女が母親の育児放棄で苦労してきた事実を知るや、 ニコはくびを撤回。給料アップを保証したうえ、 1週間の出張同行を命じたのだーーいったい急にどうして? プレイボーイの億万長者の変貌に、グレースはとまどい……。 母の育児放棄で、幼い頃から弟の母親代わりだったグレース。事故で昏睡状態の弟を置いて母が再婚してからは、一人で脚の不自由な弟を支える日々ですが、“自分の人生を生きる”と誕生日にした決意で億万長者のボスとの恋を実らせることはできるのでしょうか?
いくら愛しても、愛されない。 でも、すべてはおなかの子のため……。 「提案を受け入れたくなったのだろうが、その件はもう締め切ったよ」 大富豪レアンドロのオフィスを訪ねたセリアに、彼は冷たく告げた。 3週間前、愛を信じない彼にベッドだけの関係を続けようと提案された。 駆け落ちしたレアンドロの婚約者とセリアの兄を二人で捜す間に、 互いに惹かれて分かち合った情熱の時はたしかにすばらしかった。 でもセリアは自分だけ夢中になることを恐れて彼の提案を断っていた。 レアンドロとの関係を続けていれば、リゾートでの休暇や劇場の特等席、 最高級の食事、そして何より彼というすてきな恋人が手に入ったのに……。 だが今、セリアはそんなことよりはるかに重い現実を告げに来たのだった。 「わたしがここに来たのは、妊娠したことをあなたに伝えるためよ」 レアンドロは予期せぬ妊娠に愕然としながらも、生まれてくる子のために愛情抜きの結婚に踏みきります。彼を愛し始めていたセリアは、愛する人から愛してもらえず、ベッドで愛を交わし合うこともできない結婚生活の苦しみにしだいに耐えられなくなっていき……。
スペイン富豪との偶然の再会に、 おとぎ話のような結末は訪れないの? 大企業で働くアンドレアは、ある日突然の呼び出しを受けた。 会社を率いる雲の上の若き社長、ガブリエル・クルスによって。 そして彼との初対面を果たしたとたん、あやうく気を失いかけた。 5年前、恋に落ちたスペイン人男性に瓜二つだったのだ。 でも名前が違う。まさか、彼は大富豪という素性を偽っていたの? それなら、逃げなければ! あの秘密を知られる前に。 ガブリエルの前から姿を消そうとしたアンドレアだったが、 自宅までやってきた彼に、見られてしまう。 まだあどけない、だが彼にそっくりの、4歳の男の子を。 長年にわたり活躍を続ける大作家キャシー・ウィリアムズ。彼女の描くラテンヒーローはとびきり魅力的で、本作でも圧倒的なパワーでヒロインを振り回します。スペイン富豪ヒーローから子供のためだけの結婚を申し込まれたヒロインに幸せは訪れるのでしょうか?
心を閉ざした無慈悲な富豪と、 ものわかりのいい期限つきの愛人。 造園家のミアは大規模ホテル建設の仕事に精を出していたが、 オーナーの妹である責任者が突然失踪し、建設が中断してしまう。 そんなある日、オーナーのマックスが妹と親しいミアのもとを訪れた。 「妹の居場所を教えないというなら、君が僕の直属の部下になるんだ」 しかたなく従うミアだったが、彼はさらに途方もない命令を下す。 プライベートジェットでの視察旅行に同行しろというのだ。 仕事とはいえ、4日間もふたりきりで過ごすなんて危険すぎるーー 罪深いほど、意地悪なほどセクシーなこの男性と。 マックスの圧倒的な権力と魅力を前に、ミアはなすすべもなく従った。 涼しい顔の下に、千々に乱れる心を押し隠して。 贅沢すぎる旅に圧倒され、住む世界の違いを痛感しながらも、マックスに強く惹かれていくミア。ある夜ついに彼に身も心も捧げ、想いは日増しに募りますが、愛を排除し、仕事ひと筋で生きてきた彼が心を開いてくれるはずもなく……。健気な部下の切ない片恋物語。
悩んだ末、ケイトリンは友人アレハンドロの頼みを受け入れた。スペインの富豪一族の跡継ぎである彼には婚約者が必要で、ケイトリンには両親が抱えた借金の立て替えが必要だった。だから、ゲイの友人の両親の前で、婚約者のふりをするのだ。彼の両親は大喜びだったが、ダンテ・カブレラは明らかに違った。兄とは正反対の美貌を持つ弟ダンテは、婚約披露パーティで、厳しく懐疑的な視線をひたとケイトリンに据えたまま離さない。この婚約を疑っているの…?目が合い、体に戦慄が走る。ダンテのまなざしには、獰猛なまでの欲望が燃えていた。
実業家マーコスの秘書である双子の妹の頼みに、ベスは驚愕した。 社内不倫をして妊娠したので、極秘に出産するまでの間、 ベスが妹になりすましてマーコスの秘書を務めてほしいというのだ。 話を聞く限り、マーコスは社内恋愛すら許さないワンマン社長らしい。 妊娠が知れたら仕事を辞めなくてはならないと悩む妹を放っておけず、 ばかげた計画と思いつつも、ベスはやむなく協力することにした。 緊張の初出勤。初めてマーコスと対面し、息が止まりそうになった。 傲慢さをにじませながらも、荒削りでセクシーなボス。 ぼうっと立ちつくすベスは、想像すらしていなかったーー まさか彼と恋に落ち、皮肉な運命を思い知ることになるとは。 〈私はイミテーション〉と題して、双子の妹になりすますことで思いがけない恋が展開するヒロインの物語をお届けします。ボスが憎からず思っているのは、妹の“ローラ”--ベスは身代わりでしかない自分が、マーコスへの愛を口にしてはいけないと苦悩し……。
ヴァイオレットはマット・ファルコナーに退職願を出したが、彼は優秀な秘書を手放すまいと、強引に懐柔を試みてくる。ボスは何もわかっていないわ…。恋心を隠し続けた胸が痛む。ずば抜けた経営手腕と、ハンサムな容貌、華やかな女性遍歴。どんな女性も、彼に惹かれずにいることは不可能だー真面目なだけが取り柄の地味な秘書、ヴァイオレットですらも。だからやっとの思いで退職を決めたのに、二人で働く最後の夜、彼はヴァイオレットの目をまっすぐ見て、こう言ったのだ。「君とベッドを共にしたい。この一夜だけでいいから」
無垢な真心を捧げ、愛の結晶を宿した。 なのに、わたしをお金目当てと蔑むの? 海辺の村に育った素朴な娘コーデリアは、 嵐で転覆したボートから落ちて溺れた男性を助け、 彼が意識を取り戻すまでの数日間、懸命に看病をした。 目覚めた彼はルカと名乗り、イタリアから休暇で来たと言う。 褐色の肌と逞しい体、セクシーな瞳。コーデリアは恋に落ち、 彼にすべてを捧げた。やがて去っていく人と知りながら……。 ところが、ルカがイタリアへ帰ったあと、妊娠が判明する。 意を決して彼を訪ねるが、待っていたのは残酷な仕打ちだった。 実はルカは億万長者で、ずっと前から婚約者もいるというのだ! 〈7つの愛のおとぎばなし〉5話目のモチーフは『人魚姫』です。アンデルセンの原作をなぞりつつ、切ないロマンスに仕立てられています。二人が入り江で愛をかわすロマンティックなシーンは必見。最後まで読みどころたっぷりのおすすめ作品です。
偽りの恋人はプレイボーイの億万長者。 クリスマスが終われば去っていく。 北イタリアの高級リゾートホテルで働くロージーは、 クリスマスまであと3週間と迫ったある日、 イギリスから訪ねてきた姉の話に衝撃を受けた。 落ち着いた生活をしていないロージーをひどく心配した両親が、 ふさわしい交際相手を用意したというのだ。 なんてこと! 取り乱したロージーは、とっさに嘘をついた。 「いまロビーにいる、あのすてきな男性と恋に落ちてしまったの」 ロージーは思いもよらなかった。 その男性が億万長者の実業家マッテオ・モレッティで、 彼の婚約者を演じることになり、身も心も奪われてしまうとは……。 重要な契約をまとめるためのお芝居とわかっていながら、ヒーローと熱愛中のカップルを演じるうち、ヒロインはなすすべもなく彼に惹かれ身を捧げます。でも彼は永遠の愛など信じない男性で……。熟練のロマンス作家C・ウィリアムズの秀作をご堪能ください。
いつだって一番になれない私が恋したのは、 今までの人生で出会った一番ハンサムな男性。 ロンドンの小学校教師エリーは、亡父の借金返済のため昼夜働き、 美しい妹とは対照的に堅実に生きてきた。 ある日、公園で迷子の男の子を見つけ、家まで送っていくと、 ブロンズ色の肌と、夜の闇のような漆黒の瞳を持つ男性の姿が。 なんてゴージャスなの! それに罪深いほどセクシーだわ。 親戚の少年の世話に手を焼くそのスペインの放蕩富豪ルカに、 突然、破格の報酬で住み込みのベビーシッターの職を提示され、 彼女は承諾した。“この人は危険よ”と囁く心の声に蓋をして。 だがその後、遭遇した彼の元恋人にでたらめな情報を流されて 恋人同士と誤解され、ルカの別荘に身を隠すことになって……。 美しい妹の陰でひっそり人生を歩んできたヒロインの前に、夢のように舞い降りた魅惑の男性。愛には興味がないと明言する彼に惹かれまいとするけれど、氷のように冷たい億万長者だと思っていた彼は実は……。ピュアなヒロイン像が光るC・ウィリアムズの逸作!
約束どおり別れるなんて、つらすぎる。 1年間、彼の妻として過ごしたあとでは。 母を亡くし、住みこみの子守として昼夜働きづめのソフィアは、 臨時庭師のラファエルには戸惑わされてばかり。 その完璧な容姿もさることながら、あまりに尊大なのだ。 主の留守をいいことに、彼は仕事もせずにやりたい放題。 それでいて優美なオーラを持つ彼に、つい心を許し始めた矢先、 ソフィアは自分の出生にまつわる信じがたい話を聞かされる。 「きみはロンドンに住む富豪の生き別れの娘なんだ」 驚くソフィアに、彼は裕福な実業家という自身の正体を明かし、 突然、期限付きの“白い結婚”を申し込んできた! 豪華な屋敷で暮らす幸せな家族に憧れ、ずっとこき使われてきたヒロイン。彼女をビジネスに利用したいヒーローに恋してしまい、報われないとわかっているのに、彼の魅力に抗えず結婚を承諾してーー。C・ウィリアムズ得意のピュアなヒロイン像に涙します。
18歳のシャーロットは、セクシーなリカルドと恋に落ちた。 すべてを捧げ、二人の甘い将来を夢見てすらいた。 リカルドの実家を訪ね、彼がイタリア屈指の名家の御曹子であり、 一夏の情事を楽しんでいただけと知るまでは。 しかも彼の母親には品位に欠ける女と蔑まれ、追いだされたのだ。 破局ののちに妊娠が発覚して、子供をひそかに出産し、8年。 いまは不動産会社に働く彼女は大富豪の客のもとへ向かっていた。 「これは驚いた」そこにいたのは紛れもない、リカルドだった。 平然とした彼の声に、シャーロットの胸はねじれるように痛んだ。
王子様に憧れても、奇跡は起こらない。 シンデレラになれるのは物語の中だけ。 ジョージーナが田舎からはるばるロンドンへ出てきたのは、 億万長者マティアスに恋人のふりをしてほしいと頼むためだった。 昔から親しい、心臓の悪い彼の母の望みをかなえたかったのだ。 ただし、マティアスはどんな女性も虜にするプレイボーイだが、 地味なジョージーナはどんな男性の注目も集めたことがなかった。 だから、彼が予想に反して恋人役を承知すると心配になった。 マティアスが買ってくれた、驚くほど高価な服を着ていても、 私は彼の好みのブロンド美人とは違いすぎる。それに……。 あきらめたはずの恋心がよみがえるのは、なんて残酷で苦しいの。 生まじめで恋に臆病なヒロインで読者の心をつかんできたC・ウィリアムズ。今回のヒロインはなかでも特に魅力的で、うっとりするほどハンサムなヒーローへの想いを“私ではつり合わない”と胸に封じつつ、惹かれずにいられない細かな心の動きは必読です!
仕事中毒の富豪の2週間の休暇先は、 貧乏を苦とも思わぬ、心優しき乙女の家。 巨大複合企業CEOアルトゥーロは、ローズを見て面食らった。 古びた服を着た、この地味な女性が弁護士? 身分を隠してここを訪ねたのは、手こずる再開発事業に 業を煮やしたからだがーー。彼は内心ほくそえんだ。面白い。 デート相手には不向きでも、ぼくに落とせない女などいない。 ローズは、冷酷な開発業者へのデモに参加したいと現れた アルトと名乗る男性に目を奪われた。端整な顔に、見事な体格。 優雅な様子は活動家らしくないけれど、ローズは快く受け入れ、 部屋数だけはあるぼろぼろの家に、アルトを泊めることにした。 実は富豪の彼から誘惑の魔手が伸びるとは、つゆほども疑わず。 まさか彼こそが当の非情な開発会社のCEOと知らぬまま、ひとつ屋根の下で過ごすことになったローズ。しかも彼は、女性なら誰もが夢中になるような魅惑のプレイボーイ億万長者で……。
清掃員をして糊口をしのいでいた天涯孤独のマディは、顔も知らない祖父からつぶれかけの百貨店を相続した。なんとか経営を立て直せないかと店内を視察していたある日、店を訪れた大富豪レオの誘惑に負け、夢のような一夜を過ごす。レオはバックパッカー、マディは店員だと互いを誤解したまま。だがマディの素姓を知ると、彼は冷徹に言い放った。きみの一族を許すことはできない、百貨店はつぶすつもりだと。マディは深く傷つきながらも再建に向けて独り奮闘しはじめた。お腹のなかで彼の子供が育っているとは夢にも思わずに。