小説むすび | 著者 : ジェニー・ルーカス

著者 : ジェニー・ルーカス

十万ドルの純潔十万ドルの純潔

たとえどんなに傷つけられても、 この子だけは守ってみせる。 「きみは10万ドルで、バージンを売ったんだ」 最愛の人から刃のような言葉と小切手を投げつけられ、 レティは凍りついた。やはり彼は私を許してはいなかった……。 10年前、彼女はギリシア富豪ダレイオスと駆け落ちを誓ったが、 直前に反故にしたのだった。ずっと音信不通だった彼が突然現れ、 夢にまで見た情熱の一夜を過ごしたというのに、こんな手ひどい 仕打ちを受けるなんて。みじめに捨てられた貧しいレティは、 数週間後、ダレイオスの子を身ごもったことに気づいた。 この子を守りたい。あの日、彼を守ったように── レティは真実を伝えるため、ダレイオスのもとへ向かった。 ドラマティックな展開と健気なヒロインを描いて人気のジェニー・ルーカス。彼女の魅力が詰まった珠玉のロマンスをお届けします。父を養うため、ウエイトレスとして働くヒロイン。妊娠を知ったヒーローから、父との絶縁が条件の便宜結婚を申し込まれて……。

スター作家傑作選〜小さな手をにぎって〜スター作家傑作選〜小さな手をにぎって〜

レイシーは大実業家のジョンを本気で愛し、子を授かった。愛ゆえの結婚を望む彼女が妊娠を告げずに求婚すると、「きみとは究極の快楽で結ばれた関係だけにしたい」と断られた。失意のレイシーはジョンと別れて密かに娘を産んだが、今ふたたび彼が現れて…(『ギリシア富豪に追われて』)。アナリアは愛のない政略結婚を憂えて、せめて今夜だけはと、仮面舞踏会へ。黒髪の美男に強く惹かれ、仮名を名乗って情熱を分かち合った。翌朝、我に返って逃げ出した彼女だったが、数週間後、実は大富豪だった“サーシャ”の子を身ごもっていることがわかる!(『ヴェネツィアの秘夜』)。どうしても赤ちゃんが欲しい。そう願うキャロルは、産むなら、別れてもいまだ愛している元夫スティーヴの子しか考えられなかった。彼にもう一度会って、新しい命を授かれればーでも彼にそれを告げるつもりはない。独りで産み育てる覚悟はできているから(『赤ちゃんはキューピッド』)。「命の恩人よ」出産を終えたベスは、路上で陣痛に襲われたところを助けてくれたジャクソンに言った。薄情な元恋人とは大違いね。なぜかジャクソンにもっとそばにいてほしい。だがベスはまだ気づいていなかったー彼が、ハリウッド随一の独身貴族とは!(『ハリウッドに恋して』)。J.ルーカス、A.グリーンの新作を含む、シークレットベビー物語など人気の名作集!

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