小説むすび | 著者 : ミシェル・スマート

著者 : ミシェル・スマート

花嫁は偽りの愛を捨てられない花嫁は偽りの愛を捨てられない

最高に幸せなはずだった25歳の誕生日、 私は世界でいちばん不幸な花嫁だった。 教師のレベッカはイタリアでいちばんの独身富豪エンツォに 出会った日から熱烈に迫られ、薔薇色の日々を送っていた。 しかしフィレンツェの大聖堂で結婚式をあげる直前、 エンツォの本当の目的が彼女の祖父の遺産にあったのを知る。 いいえ、あのやさしくて完璧な紳士の彼が私をだますわけがない。 私はこの日のためにイギリスの家を引き払い、仕事も辞めたのだ。 レベッカはウエディングドレス姿で泣きながら本当なのかときいた。 だが、彼は「君への気持ちに嘘はなかった」と繰り返すばかり。 しかもすべてを知られたあとも、レベッカを手放そうとはせず……。 大スター作家S・ケンドリックに迫る勢いで実力をめきめきとつけているスター作家M・スマート。偽りの愛とわかったのに、彼との幸せだった数カ月を否定できないヒロインが最後にする選択は? 最悪の状況から始まる、最高の愛の行方を見届けてください!

富豪は天使しか望まない富豪は天使しか望まない

彼にとって私は大勢いる恋人の一人。 ただ、赤ちゃんを宿した事実を除けば。 ドッグシッターのベッキーは、仕事を辞める決心をした。 理由は雇ってくれたエミリアーノへかなわぬ恋をしていたからだ。 誰もが憧れるプレイボーイの彼は、誰とも真剣にはつき合わない。 しかしある夜、真っ青な顔で現れたエミリアーノを慰めるうち、 ベッキーは彼に求められるまま一夜をともにしてしまう。 彼女は空でも飛べる気分だったが、エミリアーノは違った。 バージンだったことを責められ、幸せな瞬間はだいなしになった。 その後妊娠したベッキーは、エミリアーノからプロポーズされた。 ただし、彼が口にするのは「義務」や「責任」ばかりで……。 R-3671『シンデレラを買った富豪』に登場したセクシーなラテン富豪プレイボーイが、ヒーローとして帰ってきました! 妊娠したヒロインは徹底的に甘やかされますが、ヒーローにとって大切なのはおなかの子だけで、彼女ではないと思い知る事件が起こるのです。

イタリア富豪と薄幸の妻イタリア富豪と薄幸の妻

いつかきっと夫に愛される日が来る。 妻は未来を信じて純潔を捧げた。 急死した親友の赤ん坊を引き取って育てることになったベスは、 無給休暇を取らざるをえなくなり、家計は火の車になっていた。 そこへ、思いがけず上流階級の舞踏会を手伝う仕事が舞いこむ。 だがそれは、赤ん坊の伯父にあたるイタリア富豪アレッシオが 仕組んだ罠だった。ベスに近づいて誘惑し、花嫁と後継ぎを 同時に手に入れようというのだ。抗い怯えるベスに彼が言った。 「血縁のないきみが子供と暮らすには、僕と結婚するしかない」 愛のある結婚が夢だった。でもこの子を手放したら後悔するわ。 ベスは決めた──美しくも非情な悪魔の花嫁になることを。 いきいきとした感情豊かなヒロインを描いて人気のミシェル・スマート。今作では、親友の赤ちゃんを守るため、名門一族の御曹司と結婚することになったヒロインの切ない心のうちを丁寧に紡ぎだしています。作家の新たな魅力が堪能できる意欲作です!

百万ユーロのシンデレラ百万ユーロのシンデレラ

彼がほしいのは週末だけの婚約者。 永遠に続く週末を願うのは私だけ……。 幼くして両親が離婚したアシュリンにとって家族は宝物だった。 だから異父姉の息子が重病を患い、高額の治療費が必要と聞いて 姉の亡父の遺産を独占した実業家ダンテの住むシチリアへ飛んだ。 だがダンテは援助を拒み、逆にアシュリンに協力を求めてきた。 パーティに婚約者として同行すれば100万ユーロ払おう、と。 取引先の要人が同席する場で遊び人の汚名を返上したいらしい。 かわいい甥を救うためなら、なんだってするわ。 アシュリンは承諾し、男女の一線だけは越えないと約束する。 ところが当日、宿には部屋が1つしかないと知って……。 婚約者のふりから始まるせつないシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。本国編集部のお墨付きの実力派作家、ミシェル・スマートも日本デビューを果たして早3年。共感を呼ぶ愛らしいヒロインを描くその手腕に、ますます磨きがかかっています。要注目!

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