著者 : 榛名丼
男爵令嬢のメロディは、横暴な母親に「嫁いでこい」とお金のために結婚を決められてしまう。相手は、怪物と噂の公爵・ギルバート。辺境で魔族と戦う武闘派ゆえに、その恐ろしさから今まで9人の花嫁候補が逃げだしていた。そんな彼からの条件は「静かであること」のただ一つ。生まれつき声が出せないメロディは条件にぴったりのはずが、初めて会った彼の反応がおかしくてー。(噂とは違う美麗な方なのですね!)「…黙れ」(もしや私の顔がうるさいのでしょうか!?)「それ以上、その口を開くな」なぜかギルバートには心の声が伝わるようで怒られてしまう。それでも、持ち前の真っ直ぐさで彼と過ごしていくと、徐々に不器用な優しさを向けてくれるようになり…!孤独だった2人が紡ぎ合う溺愛ファンタジー、開幕!
令嬢ブリジットは卒業試験に合格した喜びもつかの間、フェニックスを狙う中央神殿の革命派に追われ、精霊博士トナリと逃げることに。一方残された面々は、ブリジットの不在により、彼女の存在の大きさを身に染みて実感する。「-必ずブリジットを取り戻す」つい先日想いを確かめ合った公爵令息ユーリはそう誓い、仲間と共に動き出す。そして逃避行のさなか、不安に押し潰されそうなブリジットを迎えに来たのはー。「ユーリ様。ユーリ様…っ!」「…すまない。遅くなったな」革命派の思惑を逆手にとり、ブリジットが囮になる作戦を仕掛けるが、神殿で待ち受けていたのは、久しぶりに再会した元婚約者ジョセフでー!?「わたくしたちは、きっと最強です。そう思いませんか?」二人一緒なら乗り越えていける。そう、心から信じることができるから。悪役令嬢と悪役令息がやがて恋に落ちていく物語、第5弾。
無実の罪で「死の森」に捨てられた魔法薬師のクナ。狼のロイや冒険者のリュカたちと出会い、ウェスの町でポーションを販売しながら暮らす日々。だが無能と虐げられていた過去から、まだ薬師としての自分の腕に自信が持てずにいた。そんなある日、義兄のドルフが「死の森」を抜けてやって来て…。ついに明かされる「黄色蓋の外れポーション」の真実と決別。そしてー「私、夢ができたんだ」無自覚天才薬師、追放されたその先で、幸せになります!
「最後の勝負をしよう、ブリジット。もしも、僕が勝ったらー」「負ける気はさらさらありませんわ!」図書館の出逢いから始まった二人の学院生活も終わりが近付き、ついにオトレイアナ魔法学院の卒業試験が始まる。学院生活の集大成を発揮すべく令嬢ブリジットは奮闘するが予想以上に厳しい試験の最中、公爵令息ユーリの記憶を垣間見て…。そこで目にしたのは幼き日のブリジットとユーリの姿だった。「…どうして僕を、嫌ってくれなかったんだ」過去から現在、そして未来へと祈りは繋がっていくー。「ユーリ様には、夢はありますか?」「僕は、ブリジットと一緒にいたい」自分の気持ちに素直になったユーリが、ブリジットに伝える想いとは!?悪役令嬢と悪役令息がやがて恋に落ちていく物語、第4弾。
無能と虐げられていた魔法薬師のクナは、無実の罪で「死の森」に捨てられてしまう。そこで出会った狼・ロイに導かれ辿りついたのは、聖女伝説が語り継がれる町・ウェス。偶然命を救った冒険者のリュカに懐かれ、薬師として人の役に立つ喜びを知るクナだがーあれ?私のポーション、効き目なしの「外れ」じゃなかったの?その頃、生まれ育ったアコ村ではある異変が起きていて…!?無自覚天才薬師、追放上等なのでこの地で幸せになります!
『ここは死の館なのだ。これからお前たちには、殺し合いをしても…』「いやああああああああああああああっっ!!!」気が付くと見覚えのない空間に集められていたイヴリンたち。喋って動いて涎まで垂らす兎のぬいぐるみの説明によると、生きて帰るにはこれから始まるデスゲームに勝利するしかない。こうしてイヴリンたちはゾンビとのリレー対決や、仲間の中の裏切り者を探し出す「狼さんゲーム」に挑むことに!次々と消えていく変人たちーそしてゲーム終了後に現れた黒幕とは!?汗と涙と涎と鼻血が飛び交うデスゲームに、嫁き遅れ聖女とエキセントリックな仲間たちが挑むドタバタラブコメディ第3巻!!
「お前を許してやる、本邸に帰ってこい」契約精霊がフェニックスだと判明し、父デアーグにそう告げられた令嬢ブリジット。建国祭に向けて浮き足立つ王都中とは対照的に、ひとり悩むブリジットだが公爵令息ユーリとの距離は今まで以上に縮んでいき…。「はぐれ者同士…僕と行かないか、ダンスパーティー」「そ、そこまで言うならご一緒しても、よろしくてよ」義弟ロゼとの邂逅や母アーシャの失踪ーそして精霊博士になる夢。怒濤の日々を過ごす中、いつもブリジットの傍にいてくれたのは冷たく人を寄せ付けない、氷の刃と恐れられるユーリだった。「ブリジットは、僕の婚約者ですから」(婚約者?ユーリ様が、私の…)待ちに待った建国祭当日、メイデル家の秘密が判明して…?悪役令嬢と悪役令息がやがて恋に落ちていく物語、第3弾。
「ケイン…す・き」「お前、セシリーに何をした!?」「何って、ただ惚れ薬を飲ませただけだろ?」偽りから始まった関係は本物の愛に変わり、ますます絆を深めていくセシリーとジーク。セシリーのパパに結婚を認めてもらうため魔女の里に帰ることになった二人は、そこで再会した彼女の幼なじみ・ケインの策略にはまってしまいー!?今度はセシリー自身が惚れ薬を飲まされ、二人の愛の行方は前途多難…?トラブル続きの甘々ハートフルコメディ第2弾!
「魔女というだけで犯人などと、なんの根拠にもなっていない」王都外れの森にひっそりと暮らす人見知り魔女のセシリーは、窮地を救ってくれたクールな騎士団長ジークに一目惚れした。昔から恋に恋する彼女は運命の人とついに出会えた、と胸を躍らせるが、思わぬ事故からセシリーお手製の惚れ薬を彼に飲ませてしまって…。「俺と付き合ってくれ、かわいいセシリー」「つ、つつ、付き合います」偽りの恋人関係成立…!?果たして偽りから始まった溺愛の行方はー?ピュアすぎる二人が送る、甘々ハートフルコメディ!
「-うわあああああああああんっっ!」伯爵家の婚約者として淑女教育を受けるも、忖度レッスンばかりでろくに勉強にならない元聖女イヴリン。気分転換にキラとお忍びで出掛けたイヴリンは、彼女のストーカー後継者エウロパの母ーハハロパに出会う!一方、イヴリンが残した不穏な書き置きが原因で、王都では「イヴリン失踪騒動」が勃発していた!そんなこととは露知らず、キャンプ生活を満喫するイヴリンに湖の呪いが降りかかりー私…羊になってるんですけど!!!淑女にはなれないけど羊にはなっちゃう嫁き遅れ聖女と変態たちのドタバタラブコメディ第2巻!!
王子ルキウスと想いが通じ合った令嬢ルイゼ。正式に魔道具研究所員となり、暗黒魔法の会議へも参加して…とトントン拍子に事は運ばなかった!新しく赴任した課長から暗黒魔法に関わることを禁止され、大好きな魔道具開発とは無縁の雑用部署「一律調整課」へと配属されてしまう。めげずにルイゼは、不人気すぎる祭典ー魔道具祭を盛況させることで実力を認めてもらおうとするのだが。そんな彼女を嘲笑うかのように、ルキウスの婚約者と噂された令嬢の登場が心をざわめかせる。惜しみなく愛を囁くルキウスを受け入れる一方で、制御できない感情に振り回されて…?「君の顔が見たい、駄目か?」「無理です…!(ヤキモチ、焼いてます…)」恋もお仕事も制御不能?すれ違い純愛異世界ファンタジー第3弾!
第一王子との婚約も聖女の地位も義妹にかっさらわれ、追放されてしまったイヴリン。仕方なく身分を隠し、路地裏で治癒魔法を使ってその日暮らししていたら、助けた年下イケメン貴族からいきなり求婚される。そして聖女不在となった王都では他の王子や神官たちが大騒ぎ!実はイヴリンこそ、国中から異常に愛されまくっている、王様より尊い存在だったのだ!次々と現れる奇人変人たちのせいでなかなか噛み合わない嫁き遅れ聖女とピュア伯爵のドタバタラブコメディ!!
「わ、わたくし、心配されるほど…弱っちく、ありませんわ」「そうだな。だからこれは、ただ僕が心配性なだけだ」公爵令息ユーリとの出逢いによって、孤立していた学院生活が徐々に変わり始めた令嬢ブリジット。初めはいがみ合う仲だったが、氷の刃と恐れられ一目置かれてきたユーリのいろんな表情を見るたびに、次第に惹かれていくブリジット。それは彼も一緒なようで…。「君とやり直したいと思っているんだ」そんな中、婚約相手だった第三王子ジョセフからの復縁の申し出で事態は一変する。「…良かったんじゃないか。もともと好きな相手だったんだろう」「よー良く、ありません」縮まったはずのユーリとの関係に少しずつひずみが生まれる中、ブリジットが契約した精霊の正体まで明らかになってー!?悪役令嬢と悪役令息がやがて恋に落ちていく物語、第2弾。
魔道具研究所に出入りを許され、夢への一歩を踏み出したルイゼ。多忙さから想い人・ルキウスと会えない寂しさを募らせつつも、やりがいを感じてーと事態は丸く収まったかにみえた。だが、妹・リーナが彼女の名前を使って怪しい「魔道具」の取引をしていることが発覚する!心配させまいと秘密裏に動くルキウスに対して、失望されたくないとルイゼは手掛かりとなる真実をひた隠してしまう。互いを想うあまり、すれ違うふたりー。「…君が悪いものか、全て俺が悪い」(あなたが、誰より優しい人だと知っていたのに)ついに彼女はルキウス、そして自分の過去と向き合うために口を開く…。綴じ込めた気持ちを紐解く、すれ違い純愛異世界ファンタジー第2弾。
名門貴族の出身でありながら、“名無し”と呼ばれる最弱精霊と契約してしまった落ちこぼれ令嬢ブリジットは、その日第三王子ジョセフから婚約破棄を言い渡された。彼の言いつけでそれまで高慢な令嬢を演じていたブリジットに同情する人物は、誰もおらず…そんなとき、同じ魔法学院に通う公爵令息ユーリが彼女に声をかける。「第三王子の婚約者は、手のつけられない馬鹿娘だと聞いていたが」「馬鹿に馬鹿って言わないでもらえます!?」何者をも寄せつけない実力と氷のように冷たい性格から氷の刃と恐れられるユーリだが、彼だけは赤い妖精と蔑まれるブリジットに真っ向から向き合う。やがてその巡り合わせは、落ちていくしかなかったブリジットの未来を変えていくきっかけになりー。「…まったく、無駄に心配させられた」「…心配、してくださったんですの?」そんな中、彼女が契約した最弱精霊にも覚醒の兆しが見え始め…?-これは無能と蔑まれる悪役令嬢と、天才と敬遠される悪役令息が惹かれ合い、やがて恋に落ちていく物語。
魔法学院の落ちこぼれ令嬢ルイゼ。双子の妹の替え玉を演じていた彼女はある日突然、妹に婚約者を奪われる。大好きな魔道具を扱う研究者への夢も絶たれ、消沈する彼女の前に現れたのはー初恋相手にして第一王子のルキウスだった!稀代の天才と謳われ、冷静沈着な彼だったが、無邪気な言動でルイゼの心を癒していく。二人で読書会や魔道具店巡りと傍から見ても、結ばれるのは秒読みーのはずだった。「君は、俺をどう思っている?」(言えない…言えるわけがない)知られたくないルイゼの過去が邪魔をしてなかなか二人の関係は進まず…。一方、彼女の実力が注目され始めて…?魔道具大好き令嬢と鉄仮面な年上王子のすれ違い純愛異世界ファンタジー!