著者 : chibi
フィーア、ついに聖女としての力を開放!? 「私が筆頭聖女の選定会に出るんですか?」 セルリアンの「筆頭聖女選定会の国王推薦枠としてフィーアを推薦する」という発言により、表向き騎士であるにもかかわらず国一番の聖女を決める選定会に参加することが決まったフィーア。 目的は王太后子飼いの聖女を筆頭聖女に選ばせないためだったが、セルリアンだけでなくシリルまでもがこのアイデアに前向きで……。 シリル曰く、聖石の力を使って王太后子飼いの聖女の力を上回り、『この世界には強大で脅威となる聖女がいるのだ』と知らしめてほしい、ということだった。 シリルの「聖女の力を間近で見ることができる」という誘い文句に釣られて選定会に参加するフィーアだったがーー 「聖石があるから、私が何をしてもあの石のおかげだと思われるはず」という考えのもと、堂々と力を行使して……。 大人気シリーズ、待望の第10巻!!
「先に生活できる拠点を作りましょう」 旅を再開したオスカーとティナーシャは、外部者の呪具を探して第三の新たな大陸にわたることに成功した。情報のまったくない謎の大陸を探索する二人。だが、滅びた集落ばかりが残っており、なかなか手がかりは掴めない。そこにナフェアと名乗る不思議な少女が現れーー。 神話の時代に分かたれ、まったく異なる歴史をたどった五つの大陸。その新たなる二つの大陸を舞台に、呪具探索と破壊の旅の旅が始まる!
王太后とセルリアン達の根深い確執と、それぞれの思惑が交差する中、フィーアはーセルリアンに「『大聖女の薔薇』を選び取ってほしい」と懇願され、それを承諾したフィーア。薔薇園を訪れたフィーアはサヴィスと出くわし、二人きりのディナーに誘われて…!?プリシラとともに現れたロイドに連れられて、王城勤めの聖女たちに会いに行くことになったフィーアは、離宮でシャーロット含む聖女に挨拶を行い…。筆頭聖女でありサヴィスとセルリアンの母でもあるイアサント王太后が王都を訪れ、王族同士でのお茶会が開かれることになるが、サヴィスの希望により「お守り」としてフィーアも参加することになり…!?さらには人気投票上位キャラクター達の特別書き下ろしエピソードも盛り沢山でお届け!!
「だからどうか、王になって。私の民を救って」 呪具の一部であった本を焼いてから約百年後、オスカーとティナーシャは東の大陸にわたり、残る呪具の捜索にあたっていた。未だ情勢が安定しない地域も多い中、彼らは幼い兄弟を拾う。 兄弟は行方不明になった父と姉を探しており、謎の失踪を遂げた家族の足取りの先には、とある「幸福な街」が生まれていたーー。 逸脱者の戦いと運命が、今再び歴史の上に現れる!
愉快な騎士たちとの楽しい日々! 楽しかった西海岸での生活もあと数日となり、最後にオリーゴーに会いたいと思ったセラフィーナは、「お友達を紹介する」という名目でシリウスや騎士たちと離宮へ向かい……!? 王城へ戻ってからもシリウスや騎士たちと愉快な日々を過ごすセラフィーナ。 一方でシェアトやミアプラキドスたち元第一騎士団の面々は、現第一騎士団のメンバーとの間になにやら問題を抱えているようで……。 黒フェンリルのその後や、ミラクの実家に同行する話など、その他のエピソードも盛りだくさん! さらに人気投票上位キャラの特別SSも公開! 全編書き下ろしのスピンオフシリーズ、待望の第3巻!!
ノルンのダンジョンを攻略し、自由を得た元聖女リゼット。仲間との旅の途中、村を襲うモンスターを討伐していると、巣に隠されたダンジョンを発見!新たな冒険の予感、と潜ってみたら出口が塞がれ、まさかの絶体絶命!?でも、隠されていたということはつまり未知の食材の宝庫!水と雪に彩られたダンジョンで、リゼットの新たな冒険が始まる!
セラフィーナ、はじめての海で大冒険! 「聖女になって、シリウスと一緒に戦いたい」というセラフィーナの想いに心打たれたシリウスは、王に許可を求める。 さらに、セラフィーナのために「赤盾近衛騎士団」を設立するのだった。 しかし、そんな近衛騎士団の初仕事は、西海岸のビーチでのバカンス!? そこには失われた太古の大陸の欠片が存在し…! 幼い聖女と最強騎士に愉快な近衛騎士たちが加わった、楽しい休暇が今始まる! 全編書き下ろしのスピンオフシリーズ、待望の第2巻!!
聖女の扮装をした大聖女が起こす奇跡は…本物!?オルコット公爵邸でのお茶会に招かれたフィーアは、筆頭聖女候補であるプリシラを紹介され…。さらに、サヴィスの婚姻話を聞いたフィーアは、道化師たちに弟子入りして、最高の出し物を披露することを思いつく。「衣装の試着がてら、プチ武者修行に行かないか?」セルリアンの提案により、聖女の扮装をしたフィーアは、道化師の仲間として街へと繰り出すことになり!?書き下ろしは、ロイドとセルリアンの過去編二本、ザビリアの「粛清リスト」第二弾、カーティスの休日の過ごし方、クェンティンが「母親」になる話、そして300年前の騎士団長たちとフィーアの食事会を大ボリュームでお届け!
義妹に聖女の証を奪われ、ダンジョンへ追放された元聖女リゼット。憧れのダンジョンに潜れる!と嬉々として探索を始めた彼女は知る。モンスターで作る料理がとんでもなく美味しいことを!しかもステータス強化のオマケつき!聖女のしがらみを捨てたリゼットは、似た境遇の仲間たちと共にダンジョンを突き進む。全ては、まだ見ぬ美味のために!
世界外から来た呪具を破壊するため、大陸中を旅するオスカーとティナーシャ。けれどその一方で、かつての祖国ファルサスには不穏な影が生まれつつあった。突如、隣国を侵略したファルサス国王ディスラルは、城都に来ていたティナーシャを見つけると、王家の直系魔法士たちを殺すよう命じる。それは宮廷を揺るがす凄惨な事件の幕開けでー。歴史の陰に葬られる逸脱者の戦いが、今語られる。
王都へ帰還したフィーアを待っていたのは…国王との面談!?サヴィスとシリル同席のもと、国王面談に臨むフィーア。「国王陛下は色々と試してこられるかもしれませんが、訓練修了の確認だと思って、できるだけお応えくださいね」シリルからの言葉を受け、全力で挑むことを決意するフィーア。しかし、国王のお気に入りである道化師の少年は、試すような発言とともにフィーアへとある「ゲーム」を持ちかけ…飄々とした道化師を相手に、フィーア本気の「駆け引き」が始まる!
舞台は300年前のナーヴ王国。強大な癒しの力を持つ、幼い最強聖女のお話。ナーヴ王国の王女、セラフィーナは生まれつき目が見えず、隠れるように森で暮らしていた。幼い精霊たちとともに、穏やかな日々を送っていた6歳のセラフィーナのもとに、一人の訪問者が現れる。「君がセラフィーナだな。シリウス・ユリシーズ、君の従兄だ」若き騎士団副総長、シリウスは王都への帰還を無理強いすることなく、セラフィーナに寄り添うように森で過ごすが、ある事件をきっかけに、彼女の能力が覚醒しー小さな聖女と最強騎士の、楽しくにぎやかな物語。
オスカーとティナーシャが呪具エルテリアを破壊したことにより、歴史の書き換えは終わった。そして、もう二度と書き換えられない歴史で王と魔女は結ばれ、二人の恋物語は幕を閉じるーはずだった。世界の理から逸脱したオスカーとティナーシャに託されたのは、残された九つの呪具をすべて破壊するという使命。死と再生を繰り返しながらの、王と魔女の果てしない旅がいま始まる。
ザビリアと再会したフィーアたち一行は、霊峰黒嶽でゆったりと過ごしていた。そんな中、カーティス、グリーン、ブルーの三人は周囲の探索に出掛け、黒髪黒目の謎めいた少女と出会う。人間にしか見えない少女に対し、カーティスは静かに剣を向け…。300年間姿を現さなかった魔人との突然の遭遇。強大な“敵”を前に、フィーア最大の危機!?霊峰黒嶽編の後日譚に加え、人気投票1〜6位のキャラクターの特別エピソードを収録!なんと全体の約半分が書き下ろしという、過去最高のボリュームでお届け!
「ザビリア、会いたかったわ!」サザランドから王都に戻ってきたフィーアは、特別休暇を使って姉に、そして、こっそりザビリアに会いに行こうとするけれど、シリルやカーティスにはお見通しで…。さらに、出発日前日、緑髪と青髪の懐かしい兄弟に再会。喜ぶフィーアだが、何故か二人も霊峰黒嶽への旅路に同行することに!?2兄弟+とある騎士団長とともに、いざ出発!楽しい休暇が、今始まる!!書き下ろしは、アルテアガ帝国編、300年前の過去編に加えて、クラリッサ団長、クェンティン団長、フィーアの姉オリアのエピソードを大ボリュームでお届け!
「私、貴方のところに辿り着けて幸せです」 ティナーシャの退位と結婚の日が迫るなか、周囲で怪しげな事件が頻発し始める。歴史を改竄する呪具エルテリアを奪取するため、ヴァルトにより巧妙に仕掛けられる罠。無数の歴史の記憶を持つ彼は、ついに自分と世界にまつわる真実を語り出す。 消えては再構築される時間の果てに、オスカーが下す決断とはーー。王と魔女の物語の終わりであり始まり。人の尊厳をかけた選択に向き合う完結巻!
「フィーアはサザランドに、おとぎ話のような魔法でもかけたというのか?」薬の効かない黄紋病が流行り、死を待つだけの住民たち。憎しみと悲しみに閉ざされ、騎士たちとの溝は深まるばかり。そんなサザランドに、大聖女と認められたフィーアは、優しく劇的な変化をもたらす。「ああ、私たちは何度、大聖女様に救われるのだろう」300年前から受け継がれる住民たちの想いと、フィーアの打算のない行動により、頑なだった住民たちが、フィーアとフィーアに連なる騎士たちに心を開き始める。そして、全ての住民がフィーアに最上位の敬意を捧げた瞬間、王都にいるはずのある騎士が現れてー!?書き下ろしは、アルテアガ帝国編、300年前の過去編に加えて、『カーティス団長三番勝負』(VSシリル、VSクェンティン、VSサヴィス)ほかを大ボリュームでお届け!
「お前が欲しい。だから結婚を申しこんでいる」 「……は?」 オスカーの呪いを解いたティナーシャは自国に戻り、魔法大国・トゥルダールの女王として即位した。別々の道を歩み始めた二人の決意とはーー。そして、呪いの元凶たる『沈黙の魔女』がついに二人の前に現れる。 明かされる呪いの真実、過去へ時を巻き戻す魔法球の存在。名もなき物語に無二の思いが刻まれる第五巻。