小説むすび | ジャンル : 外国の小説

ジャンル : 外国の小説

老神介護老神介護

出版社

KADOKAWA

発売日

2022年9月7日 発売

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●突如現れた宇宙船から、次々地球に降り立った神は、みすぼらしい姿でこう言った。「わしらは神じゃ。この世界を創造した労に報いると思って、食べものを少し分けてくれんかの」。神文明は老年期に入り、宇宙船の生態環境は著しく悪化。神は地球で暮らすことを望んでいた。国連事務総長はこの老神たちを扶養するのは人類の責任だと認め、二十億柱の神は、十五億の家庭に受け入れられることに。しかし、ほどなく両者の蜜月は終わりを告げたーー。「老神介護」 ●神文明が去って3年。地球で、もっとも裕福な13人がプロの殺し屋を雇ってまで殺したいのは、もっとも貧しい3人だった。社会的資産液化委員会から人類文明救済を依頼された殺し屋は、兄文明からやってきた男から、別の地球で起こった驚愕の事態を訊かされる。「扶養人類」 ●蟻と恐竜、二つの世界の共存関係は2000年以上続いてきた。恐竜世界の複雑なシステムは、蟻連邦によって支えられていたが、蟻世界は恐竜世界に核兵器廃棄を要求、拒絶されるとすべての蟻はストライキに突入した。「白亜紀往事」 ●僕が休暇を取る条件は、眼を連れていくことだと主任は言った。デイスプレイに映る眼の主は、若い女の子。ステーションにいる彼女の眼を連れて、僕は草原に旅行に出かけた。宇宙で働く人は、もうひと組の眼を地球に残し、地球で本物の休暇を過ごす人を通して仮想体験ができるのだ。「彼女の眼を連れて」 ●74年の人工冬眠から目覚めた時、地球環境は一変していた。資源の枯渇がもたらす経済的衰退を逃れようと、「南極裏庭化構想」が立案され実行された結果、深刻な事態が起こっていたのだ。「地球大砲」 老神介護 扶養人類 白亜紀往事 彼女の眼を連れて 地球大砲 訳者あとがき 古市雅子

小さな星だけど輝いている小さな星だけど輝いている

発売日

2022年9月5日 発売

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★2021年間ベストセラーランキング第1位、ついに日本上陸★ ★韓国で20万人が共感!★ ★世界的人気K-POPアイドルグループNCTのリーダーTAEYONG(テヨン)が VLIVEで紹介した話題の本★ 誰にでも輝く瞬間はあるだろうが、いつも永遠ではない。 ふと心に闇が舞い降りる瞬間があっても、転んでも倒れても大丈夫。 また立ち上がればいいから。 いちばん大事なことは、その間も成長しているということを忘れないこと。 時には堂々と、時に淡々と、私らしく輝けばいい。 小さくても大丈夫。星は、小さいほど長く残って輝くから。 夜空のような日常で、あなたという星もすでに輝いている。 人生はいつも幸せというわけではなかったけれど、不幸もあったからこそ、幸せにもっと価値が生まれるのでしょう。多くの人間関係をつくってきたからこそ、いま大切な人たちと一緒にいられるのかもしれません。 *** 無理だとわかっていても、できないとわかっていても、しがみついたこともある。でも、これからはぴんと張った人生との綱引きをやめて、ゆるく生きていこう。悪いことがいくつか続いたあとの、うれしいことひとつ。それが、わたしを生かしてくれるのだから。 *** いつだったか、マリリン・モンローが語った人生の助言を読んだことがあります。星に関するものでした。「わたしたちはみんな星、誰もが輝く権利がある」。その一言に、心臓がどきりとしました。 *** ある本で読んだことがある。人は愛【サラン】から人【サラム】になった、愛の存在だと。だから、いちいち他人の言葉に傷つく必要はない。自分の愛し方を知っていれば、他人の言葉に振り回される理由もない。自分より大切な人も、自分よりいい人もいない。 *** 人間関係に意味をつけ加えるのは、時間ではなく記憶だから。意味のある記憶があれば、関係が崩れることはない。それは、お互いを生かす救いとなる。 *** 人生が文章なら、どんな単語たちが、わたしの人生を説明してくれるだろう。どんな文章でも、愛が抜けていませんように。 *** 自分の努力で得たものじゃないなら、自分のものじゃないのだから、うらやましがらないこと。自分の失敗で起こった結果じゃないなら、自分のせいじゃないのだから、がっかりしないこと。 *** 「思う存分」という言葉が大好きだ。短くて簡潔だけど、すべてを与えてくれるような、頼もしさが感じられるから。それは完全無欠の許可の言葉だ。 *** 一度くらいは自分の好きに、一度くらいは何も考えずに、がんばらない時間も必要だから。これからわたしは、人生という戦場で、これまでのように走らないで、ゆっくり歩く準備をしよう。 1 正解がなくても輝くのが人生 2 たぶん、愛じゃないかな 3 誰もが、少しずつ成長痛を経験する 4 あなたとわたしへの挨拶 おわりに 世界の多くの小さな星たちへ

大唐泥犁獄大唐泥犁獄

出版社

行舟文化

発売日

2022年9月1日 発売

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唐の時代を舞台にスケールアップした乱歩の娯楽長編を読むような面白さ! この驚天動地の恐るべき動機は、まさに僕の好みでした! ーー 作家 三津田信三さん推薦! 一族の内紛に勝利して大唐の二代皇帝に即位した李世民の治世、貞観三年の春。 霍邑県を訪ねた旅の僧・玄奘と従者の波羅葉は、県令郭宰の屋敷の女中から「県令夫人を祟る悪鬼を祓ってほしい」と申し出られる。しかし、対面した夫人が玄奘を一目見て発したのは、今すぐ霍邑から立ち去れという謎めいた警告だった。 その夜、郭宰の歓待を受けた玄奘は、師を殺め出奔した兄・長捷の足取りを追うために霍邑を来訪したことを明かす。前県令の崔珏が自殺した事件に兄が関わっているかもしれないと告げる玄奘に、郭宰はこの地の人々が、崔珏がその死後に地獄の判官となったと噂し、彼を祀った「判官廟」は霊験あらたかであると崇拝されていると教える。 逗留中、玄奘は二度にわたって殺されかける。襲われた理由も分からぬまま、醜聞を避けるため郭家を出、名刹・興唐寺に移った玄奘たちは判官廟に足を向けるが、そこで怪現象に襲われ三たび命を狙われるーー 楔子一 楔子二 第一章 唐朝の僧、天竺人の逃亡奴隷 第二章 ノコギリの歯、閨房のこと 第三章 大麻、曼陀羅 第四章 興唐寺、判官廟 第五章 三度目の暗殺 第六章 逢引する女、誘惑する僧侶 第七章 死んで、生き返る 第八章 魏道士、杜刺史 第九章 座籠、地下道 第十章 天竺人の正体、老僧の秘密 第十一章 三十丈の地下で 第十二章 訴えごとは冥界までつきまとう 第十三章 君とは何者ぞ? 臣とは何者ぞ? 第十四章 画策する者、参与する者、主催する者 第十五章 魂は冥界に入り、魄は忘川を渡る 第十六章 鬼門関、閻王殿、泥犁獄 第十七章 紅塵は終わりを迎え、生死を絶つ 第十八章 謀僧の手腕、帝王のもくろみ 第十九章 自ら嗟く 此の地 吾が土に非ず 尾声 付録 人物、地理史料 訳者あとがき

忘れたとは言わせない忘れたとは言わせない

スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞、スカンジナヴィア推理作家協会ガラスの鍵賞W受賞作。米TVシリーズ化決定! 23年前、凶悪事件を自白し、保護施設で育ったウーロフ。事件当時14歳だった男が釈放され、帰郷した時、事件は起きた。ウーロフの父が死体で発見されたのだ。犯人と疑われ、世間の誹りを受けるウーロフ。事件の捜査に当たる、ウーロフと同郷の警察官補エイラ。彼女の前に、次第に過去に起きた別の事件が浮かび上がってくるーー。 あなたは覚えている。忘れたとは言わせない。 ーー本書(『忘れたとは言わせない』)によって、アルステルダールは第一級の帰郷小説を書いたことになる。オンゲルマン地方の田園風景や小さな集落、そこに住む人々を鋭敏な感覚で捉え、たったひとつの動きでもひとりの人物のイメージを的確に描き出せることを見せてくれた。悲劇的で、人を虜にし、いまいましいほど良くできた作品だ。(ガラスの鍵賞受賞理由より) 忘れたとは言わせない 著者の注記 訳者あとがき

フォレスト・ダークフォレスト・ダーク

見失った自分と向き合い 変容を遂げる再生の物語  ニューヨークで暮らす作家のニコールは、仕事も家庭生活もスランプに陥っている。閉塞感のなか、現実だと思っているいまの暮らしは夢なのではないかと思いつめ、かつて現実と非現実が交錯する経験をしたテルアビブのホテルに飛ぶ。ひょんなことから”イスラエルでのカフカの第二の人生”にまつわる仕事を依頼され、夢と現実が交錯する体験をすることに。一方、同じくニューヨークで弁護士として成功してきたエプスティーンは、高齢の両親を相次いで亡くしたことから、盤石なはずの人生にふと疑問を感じるようになる。仕事にも趣味にも精力を注ぎ人生を謳歌するうちに、なにか大事なものを見落としてきたのではないか? 彼はすべてを捨て、生まれ故郷テルアビブへと旅立つ。  自分探しなど、若者の専売特許と言うなかれ。長く生きてきた大人だからこそ、人生の分かれ道で選択を重ねていくうちに、自分自身を見失ってしまうこともある。本書後半、それぞれの自身と向き合う荘厳な砂漠の場面は、何かが昇華されるような爽快感がある。喪失と変容をめぐる瞑想を、深い洞察と挑戦的構成で描く大人の自分探し。柴田元幸氏推薦!

三階ーあの日テルアビブのアパートで起きたこと三階ーあの日テルアビブのアパートで起きたこと

イタリア、イスラエル、アメリカでベストセラー ナンニ・モレッティ監督作品 映画「3つの鍵」の原作 舞台はイスラエル、どこにでもある普通の家庭の話なのだが・・・小気味良いテンポでサスペンス映画のように物語は進行する。それにしても、あの日あの場所で何が起きたのか?そして感動のクライマックスへ! あらすじ 舞台はテルアビブ郊外にある瀟洒な三階建てのアパート。一階の若夫婦は、同階の高齢夫婦に子守りを頼み、良いご近所付き合いをしているつもりでいた。しかし認知症を発症した老人と彼らの九歳の娘に不幸な出来事が襲いかかり、傷ついた夫は一線を超えてしまう––––。二階では、不在がちな夫を頼りにできない、若い母親が二人の子どもの育児に追われている。疲労から幻聴や幻覚に悩まされる彼女の前に、義理の弟が現れ、彼女と子どもたちに新しい風を吹き込む。しかし彼は詐欺事件の容疑者として警察に追われていた–––––。三階には元地方判事の女性が住んでいる。一年前に夫と死別し、若者の市民運動に身を投じるようになった彼女には、人には言えない、断絶してしまった息子との苦い思いがあった––––。交わることのなかった一階から三階までの住民が、ある出来事をきっかけに、互いに作用しながら現代イスラエルの大きな変化の波に飲み込まれていく。イスラエルのベストセラー作家が描く、サスペンスフルで、最後には登場人物を解放の光で満たす、感動の物語。

百万ドルは天使の対価百万ドルは天使の対価

百万ドルの小切手を私に叩きつけた人が、 結婚して息子と暮らしたいですって? 両親のいないエヴァは貧しい中、必死に家族のために働いていた。 ある夜、彼女の家の前に高級車が何台もとまった。 そこから降りてきた男性を見て、エヴァは仰天する。 億万長者のエコウとは、かつて一夜をともにしたことがあった。 警察を従えた富豪は、彼女の15歳の弟を犯罪者と決めつけていた。 けれど、エヴァが守りたい“秘密”については一言もふれない。 覚悟していたとはいえ、彼女の胸は悲しみでいっぱいになった。 なぜ前も今も、あの夜授かった命などなかったふりをするの? なのに実際に赤ん坊を目にするなり、「妻になれ」なんて……。 M・ブレイクのドラマチックな2部作〈華麗なる富豪兄弟〉の2作目をお届けします! セクシーな富豪ヒーローは赤ん坊を産んでいたヒロインに驚きます。彼が知っているはずなのに知らないふりをする理由とはなにか? 読みはじめたら最後、目が離せません!

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