ジャンル : 外国の小説
百年前の戦争の苦しみと哀しみ、歴史に埋もれた声がよみがえる。セネガル歩兵のアルファは、瀕死の友をまえに決断を迫られていた。第一次世界大戦でフランスに動員された20歳のアルファと同郷の友マデンバ。対ドイツ軍の塹壕戦で、マデンバは死に瀕していた。腹を切り裂かれた苦しみは凄まじく、一思いに殺してほしいというマデンバの懇願に、アルファはー。この日を境にアルファは変わった。ドイツ兵を捕らえ、腹を引き裂き、苦しむ相手を殺してやり、手を切り落としてゆく。仲間からは英雄扱いされるものの、持ち帰る手が増えるたびに、恐れられていった。それでもアルファの復讐は止まらずに…。戦争という極限状況におかれ、人間性と非人間性、服従と自由に引き裂かれてゆく青年の心理を鮮烈に描き出す、新たな戦争文学の傑作。ブッカー国際賞、高校生が選ぶゴンクール賞受賞作。フランスで25万部突破。
あの韓国ドラマはどんな思考から生み出されたのか。 脚本家22人が語るインスピレーションの源、執筆の過程、物語(イヤギ)への想い 『ハンギョレ21』と姉妹誌『シネ21』が、視聴者に愛されている韓国ドラマの脚本家22人へのロングインタビューを敢行。日本でもはまる人続出の韓国ドラマは、どのような思考から生み出されたのかーーーー。 ドラマファンはもとより、「書く」ことに関心のある人、創作の現場に携わる人に刺激となることばに満ちたインタビュー集。 「本当に作りたい作品は、この先に待っている」 キム・ボトン(「D.P-脱走兵追跡官ー」) プロローグ “21”もドラマだ。/ファン・イェラン〈ハンギョレ21〉編集長 22人のドラマ脚本家に出会った。/イ・ジュヒョン〈シネ21〉編集長 01 チョ・グァンジン(「梨泰院クラス」) 02 ノ・ヒギョン(「ライブ〜君こそが生きる理由〜」「私たちのブルース」) 03 パク・ヘヨン(「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん」「私の解放日誌」) 04 キム・ボトン(「D. P. -脱走兵追跡官ー」) 05 キム・スジン(「マッド・ドッグ〜失われた愛を求めて〜」「怪物」) 06 パク・バラ(「シュルプ」) 07 パク・ヨンソン(「恋のドキドキ♡シェアハウス〜青春時代〜」 08 パク・ジェボム(「ヴィンチェンツォ」「神のクイズ」) 09 ペク・ミギョン(「力の強い女 ト・ボンスン」「Mine」) 10 ソ・スクヒャン(「パスタ〜恋が出来るまで〜」「嫉妬の化身〜恋の嵐は接近中!〜」) 11 ソンチョイ(「調査官ク・ギョンイ」) 12 ソン・ジェジョン(「アルハンブラ宮殿の思い出」「ユミの細胞たち」) 13 シン・ハウン(「海街チャチャチャ」) 14 ヨン・サンホ(「地獄が呼んでいる」) 15 ヤン・ヒスン(「知ってるワイフ」「イルタスキャンダル〜恋は特訓コースで〜」 16 ユン・ソンホ(「こうなった以上、青瓦台に行く」) 17 イ・ナウン(「その年、 私たちは」) 18 チョン・ドユン(「魔女の法廷」「大丈夫じゃない大人たち〜オフィス・サバイバル〜」) 19 チョン・ソギョン(「マザー〜無償の愛〜」「シスターズ」) 20 チン・ハンセ(「人間レッスン」「グリッチー青い閃光の記憶ー」) 21 ファン・ジニョン(「逆賊ー民の英雄ホン・ギルドンー」「恋人〜あの日聞いた花の咲く音〜」) 22 ユ・ボラ(「あなたに似た人」「ただ愛する仲」)
「イスラエルとは何か」そのはじまりを考える重要作。シオニズム運動の推進者であり、イスラエル建国の立役者として知られるユダヤ人作家、テオドール・ヘルツル(1860-1904)。政治的シオニズムの宣言書『ユダヤ人国家』での構想をより克明に描き出し、1902年に発表後、大きな反響を巻き起こした近未来小説の初邦訳。
死霊、異常心理、怪物、狂信ーー 英国怪奇アンソロジーの定番作家、本邦初の短篇集。 古く平井呈一らに邦訳がなされ英国怪奇ものの一角をなすW・F・ハーヴィー。 鬼気迫る幽霊談、暗合と運命の交錯する奇譚から、精神の暗部を抉る不気味な物語まで、ときにブラック・ユーモアを漂わせて絶妙なアトモスフィアを醸しだす。 水木しげる漫画「むし暑い日」に翻案された「炎暑」、あるいは映画『五本指の野獣』の原作として後世のホラー映画に影響をもたらした「五本指のけだもの」等々、新訳が俟たれし異界への裂け目を顕わす作品をここに集成。 初訳3篇を含む新訳による珠玉のコレクション。 ✺初訳作品「ミス・アヴェナル」「追随者」「ピーター・レヴィシャム」 【目次】 炎暑 ミス・アヴェナル アンカーダイン家の専用礼拝席 ミス・コーニリアス 追随者 道具 セアラ・ベネットの憑依 ピーター・レヴィシャム 五本指のけだもの ✺ 訳者解説 炎暑 ミス・アヴェナル アンカーダイン家の専用礼拝席 ミス・コーニリアス 追随者 道具 セアラ・ベネットの憑依 ピーター・レヴィシャム 五本指のけだもの ✺ 訳者解説