小説むすび | ジャンル : 外国の小説

ジャンル : 外国の小説

スペイン大富豪の愛の子スペイン大富豪の愛の子

欲しいと願っていた小さな天使は、 さよならの後にやってきた。 親に捨てられて施設で育ったジェニファーは看護師になり、 期限つきでスペインから派遣されてきた医師ラモンと仕事をすることに。 難しい症例に向き合うたび互いの腕前を認め、惹かれ合っていくが、 男性恐怖症のジェニファーはスペイン人のラモンとの恋には慎重だった。 けれど、甘い笑顔を持つセクシーで情熱的な彼に抗うこともできず、 ついに陥落した彼女は寸暇を惜しんで彼との思い出を重ねていったーー ラモンの妹から、彼には幼なじみの婚約者がいると聞かされるまでは! しかも、名家の家長である彼と私とでは釣り合うはずもない……。 彼の任期が終わっても、彼女は送別会にも見送りにも行かなかった。 3週間が過ぎた頃、ジェニファーは衝撃を受けるーー私、妊娠している! 本当は子どもが欲しいのに、捨て子だったために親の遺伝病などの有無が不明という理由で子どもを持つことを許されなかった経験を持つジェニファー。そんな彼女だからこそ、ラモンとの恋で授かった子を何があっても産むと心に決めます。たとえ独りであっても。

真実は言えない真実は言えない

結ばれてはいけなかった夫の子を、 産んではいけなかったのでしょうか。 交通事故で記憶を失い、病院で目覚めたトレーシー。 漆黒の髪と瞳を持つ長身のスイス人大富豪ジュリアンが現れた瞬間、 彼を愛していながらも離婚したことを思い出した。 義父が死に際に、じつはジュリアンとトレーシーは異母兄妹であると トレーシーだけに明かし、彼女は別れを選ぶほかなかったのだった。 なのに、離婚はまだ成立していない、ですって? そんな……。 だが夫ジュリアンによって城へ連れて帰られたトレーシーは、 そこにいた生後半年の三つ子を見てよみがえった記憶に震えたーー ああ、神様! 私は事故の前にジュリアンとの子を産んでいた! そんなトレーシーの胸中も、頑なに愛を拒む理由も知らないジュリアンは、 ついにある夜、たまりかねて妻を力ずくで抱こうとしてしまう……。 シークレットベビー&記憶喪失の2大人気テーマが巧みに描かれた、大作家レベッカ・ウインターズの名作をお届けします。ジュリアンが結婚を修復しようとすればするほど、義父が明かした秘密を打ち明けられないトレーシーは夫を傷つけることしかできなくて……。

億万長者の駆け引き億万長者の駆け引き

赤ちゃんができたーーそれだけが、 プロポーズの理由だなんて。 ヒービーは勤め先の社長で億万長者のニックに密かに片想い。 彼は世界に支社を持つハンサムでエネルギッシュな実業家だが、 女性を片っ端からベッドに誘っては捨てるという非情な男性だ。 ある夜、ヒービーはそんな彼の手管に堕ちてしまった! そこには愛も優しさもない、ただの悦びだけ……。 やがて、その一夜で彼女が妊娠したとわかっても何も変わらなかった。 それどころか、金目当てで意図的に妊娠したんだろうと責める一方、 子どものためだけの、愛のないプロポーズをする。 「君が僕と結婚しないなら、親権は奪わせてもらう」 そして彼女が拒めないのを承知で、夜ごと甘い誘惑に溺れさせ……。 傲慢ヒーローと愛にひたむきなヒロインの予期せぬ妊娠&愛なき結婚物語です。憧れのボスとの一夜の翌朝、理由もわからないまま彼の家から追い出されたあげく、わざと妊娠したと疑われて……。けれど振り回されてばかりではないヒロインの恋の奮闘にご声援を!

最後の船旅最後の船旅

彼と過ごした最後の日々は、 太陽よりもまぶしかったーー まだ20歳のウェンディは治療の難しい病のため余命4カ月と宣告された。 相談できる身寄りもいない彼女は、20年前に自分を取り上げてくれた 医師のすすめで、豪華客船に乗って世界を旅することにーー 亡き母が遺してくれた家と家財を売り払って。 その船上で、ローマ時代の彫刻のような品格を漂わせる 長身でハンサムなガースと出逢い、心を通わせるようになる。 寄港した各地を彼と一緒に回り、幸せな思い出をたくさん作った。 けれど、彼に惹かれれば惹かれるほど、ウェンディは切なくなるのだった。 どれだけ恋い焦がれようと、ガースとは決して結ばれない。 私に残された時間は、あとわずかしかないのだから……。 1976年に上梓された、大作家アン・ハンプソンの伝説の名作が《ロマンス・タイムマシン》に登場! 余命わずかであることは伏せたまま、ウェンディは最期の時を迎える直前まで命を輝かせます。運命の人ガースとの恋は、彼女に奇跡をもたらすのでしょうか?

公爵の手つかずの新妻公爵の手つかずの新妻

新婚早々にさよならのキスをして、 愛しの公爵はいなくなった……。 婚期を逃したアンジェルは実家で使い走りや雑用を命じられる毎日。 そんな彼女に、ある日、兄の親友のロサートン公爵ジェイソンが言った。 「僕と結婚してくれないか? どうしても跡継ぎが必要なんだ」 公爵夫人になることでアンジェルは自由を手にし、 彼は公爵としての義務を果たせる“好都合な結婚”だというのだ。 少女の頃から心密かにジェイソンを慕うアンジェルは迷った。 私が欲しいのは愛。それに、彼が先妻と死別してまだ1年も経っていない。 でも、いつか愛が育てば……。一縷の望みを胸に、彼女は花嫁となった。 ところが、ジェイソンはアンジェルと初夜を共にすることもなく、 ひと月かそれ以上、仕事で留守にすると言い残し、屋敷を去ったーー ジェイソンはこの結婚を後悔して、初夜を延期したのかもしれない。いつでも婚姻無効にできるように。そう考えるアンジェルですが、彼が寝る前に授けてくれた、“さよならのキス”に興奮して眠れそうもない自分に愕然とします。本当の夫婦になる日は訪れるのか?

尼僧院から来た花嫁尼僧院から来た花嫁

黒い僧衣に白いベールを纏った乙女。 これが、我が妻となる娘か! 孤児のジリアンは無慈悲な伯父によって尼僧院に入れられた。 なじめないながらも、そこでの暮らしに慣れた頃、 彼女のもとを、ニコラス・ド・レーシと名乗る美男が訪ねてきた。 ド・レーシ家といえば、国じゅうに聞こえた大金持ちだけれど、 そんな人が、尼僧見習いの私にどんな用が? 「私たちは結婚するのだ。そなたに選択の余地はない」 聞けば、ジリアンの伯父が死に、国王の命により、 伯父の領地と隣のニコラスの領地を一つにするため結婚せよというのだ。 美しいけれど冷酷無情な彼の瞳には、なぜか蔑みの炎が揺れていた。 日が暮れ、ジリアンはそっと逃げ出そうと窓から飛び降りるがーー その姿を上階から見ていたのは、なんと……ニコラスだった! かつて深手を負ったニコラスはジリアンの伯父に見殺しにされた恨みがあり、もうこの世にいないその宿敵の血を引く彼女を妻にして、酷い扱いをしてやろうと考えます。そして夫婦の契りも結ばず、奥方としての役割も禁じますが、それで弱るジリアンではなく……。

放蕩ボスへの秘書の献身愛放蕩ボスへの秘書の献身愛

私は愛するあなたの目になりたい。 だから、どうか私に心を開いて。 父を知らず、病身の母の看病で満足に学校に通えなかったオーガスタ。 母の死後、必死に勉強し、今は実業家マティアスの秘書をしている。 その日、朝の5時半、オーガスタは1本の電話に叩き起こされた。 放蕩者として名高いマティアスに企業スパイの疑いが生じたという。 オーガスタは彼の豪邸に駆けつけ、根も葉もないゴシップを消すには もっと大きなニュースで世間の関心を逸らしては、と提案した。 「よし。僕が結婚すれば大ニュースだ。相手は……きみだ」 あくまで偽装だと言われて、オーガスタは同意する。 だがこのあと、二人の乗った車が木に激突する事故が起き、 まさか憧れのボスが失明するなど、夢にも思わなかったーー! 人気急上昇中のテーマ“ハンディキャップ”を乗り越え恋を成就させる感動作をお贈りします。視力を失ったヒーローがプレイボーイの仮面の下に隠していた素顔とは? どんなテーマでも自由自在に読み応えある作品に紡ぎ出す、ミリー・アダムズの筆が冴えます!

一夜の子のために一夜の子のために

息子の命を守る方法はひとつ── 非情な大富豪の花嫁になること。 メイジーは突然訪ねてきた男性を見て、はっと息をのんだ。 5年前、旅先で一夜を共にしたイタリア人富豪ロメオ── 彼には私の名前以外、何も伝えていない。なのに、なぜ今ごろ 私の居場所を捜し当て、こんな田舎の村まで押しかけてきたの? まさか……あの一夜で私が妊娠して、密かに息子を産んだことを 知られてしまった? まさにロメオはすべてを把握していた。 険しい顔で子供と面会させるようメイジーに要求し、間違いなく 自分の息子だと確信すると、すべてを捨てて彼と結婚するよう 迫ったのだ。「その子は命を狙われている。僕にしか守れない」 急な話に動転しながらも、メイジーは彼を信じるしかなくて……。 田舎の村でひっそりと暮らしていたシングルマザーのヒロインは、究極の選択を迫られます。ヒーローを付け狙うマフィアが息子にまで魔の手を伸ばしていると知り、彼との結婚を選びますが……。最後まではらはらさせられる、シークレットベビー・ロマンス!

愛することが怖くて愛することが怖くて

天国に旅立った我が子がくれた、 愛にあふれた贈りもの。 ギリシア人富豪サンダーの子を身籠り、結婚したタリーは、 死産をきっかけに家を出て、別居を始めた。子を失った悲しみを 分かち合おうにも夫は仕事ばかりで、寄り添う気持ちすらない。 そんな姿に失望し、いつしか心が離れてしまったのだ。 新しく始めた仕事がようやく軌道に乗り、そろそろサンダーとの 関係を清算しなければと考えたタリーは、1年半ぶりにフランスへ 向かった。すると、驚いたことにサンダーに出迎えられ、 妻として戻ってほしいと囁かれて、思いがけず心をかき乱される。 サンダーへの愛は消えていない。私たちはまだやり直せるの? だがそんな淡い期待を砕くような、夫の秘密を知ってしまい……。 大人気作家リン・グレアムの隠れた珠玉作をお届けします。夫婦として再びやり直すことを決めた直後、ヒーローが急死した元恋人の赤ん坊を連れ帰り、自分が育てると宣言して……。傷つきながらも互いに成長していく二人の、胸に沁みる夫婦再生ロマンスです。

城主とずぶ濡れのシンデレラ城主とずぶ濡れのシンデレラ

愚かな乙女は氷の城主に恋いこがれ、 我が子と3人で家族になりたいと願った。 ディオニは美貌の家族の中でただ一人、地味でめだたない存在だった。 そんな彼女は兄の親友のシチリア富豪アルセウに片想いをしていた。 兄の結婚式の日、雨の中で彼に抱きしめられ、純潔を捧げたが、 「哀れみからしたこと」と言われて深く傷ついてしまう。 妊娠に気づいても、ディオニはアルセウに伝えるつもりはなかった。 あんなことを言った男性が私や子供に興味を持ち、求めるわけがない。 ディオニは故郷を離れてニューヨークへ行き、一人で暮らしはじめた。 だがある日、外出から戻ると、家の前にアルセウが立っていた。 「僕と結婚してもらう」その言葉は命令だった。 父親や周囲の人の無関心にも負けず、明るくふるまってきたヒロイン。ヒーローの命令口調のプロポーズを受け入れたのは、いつか想いが届くはずと信じていたからでした。不器用ヒロインの一生懸命な初めての恋を応援してください! 〈独身富豪の独占愛〉第2作。

ザ・メモリー・ライブラリアンザ・メモリー・ライブラリアン

グラミー賞2025、クインシー・ジョーンズ・トリビュートで披露したマイケル・ジャクソンのカヴァーが話題! グラミー賞10回ノミネート、アカデミー賞受賞作『ムーンライト』出演。 シンガー・ソングライターとして、俳優として、世界を更新し続けるジャネール・モネイ、初の小説がついに翻訳刊行! 「クリーンな人間」であることがよしとされ、記憶が管理される社会。その中心街の女王として君臨するセシャトは、日々増え続けるまがい物の記憶に頭を悩ませていた。原因を探るうち、彼女は自身にも消去された記憶があると知りーー「記憶のアーキビスト」 亡き父から、一生に一度だけ時間を戻すことができる宝石を授かったアンバー。窮地に陥る家族に、彼女は宝石を使うか苦悩するーー「変更保存」 グラミー賞ノミネートアルバム『ダーティー・コンピューター』の世界観をベースに、5人の作家とコラボレーションし、世界が今まさに直面している分断の問題を描く。NYタイムズベストセラー、ワシントンポストやバズフィードでも絶賛の傑作! 《訳者紹介》 ・安達眞弓 海外ミュージシャンやセレブのメモワール、ミステリなどの翻訳を手がける。訳書に『この、あざやかな闇』『僕は僕のままで』『どんなわたしも愛してる』『死んだレモン』『悪い夢さえ見なければ』『ジミ・ヘンドリクスかく語りき』などがある。 ・押野素子 主に黒人文化・歴史に関するフィクション&ノンフィクションの翻訳を手がける。訳書に『フライデー・ブラック』『THE BEAUTIFUL ONES プリンス回顧録』『ヒップホップ・ジェネレーション』『ディアンジェロ《ヴードゥー》がかけたグルーヴの呪文』などがある。 ・瀬尾具実子 訳書にバラク・オバマやビル・ゲイツも絶賛した『未来省(The Ministry for the Future)』がある。 ・ハーン小路恭子 専修大学国際コミュニケーション学部教授、米文学者。訳書に「マンスプレイニング」の流行語を生んだレベッカ・ソルニットの『説教したがる男たち』などがある。 ・山崎美紀 東京都出身。訳書に『この密やかな森の奥で』『森に帰らなかったカラス』などがある。

ドーキングの戦いドーキングの戦い

『宇宙戦争』(H.G.ウェルズ)を生んだ、元祖・架空戦記、待望の翻訳! 1870年代、急速に勢力を拡大するプロイセンに危機感を抱いた英国軍人ジョージ・チェスニーは、国家改革の必要性を訴え『ドーキングの戦い』を発表。架空のシナリオで戦争のリアリズムを描き、政府の無策と防衛不足を鋭く告発した本作は、当時の英国社会に大きな衝撃を与えた。さらに、この作品は後のスパイ小説やH.G.ウェルズ『宇宙戦争』などのSF小説に影響を与え、「架空戦記」や「侵攻小説」の先駆けとなった。文学史上の重要な作品として、またミリタリーファンからライトノベル読者まで広く楽しめる、必読の一冊! 【ストーリー】 「あの悲劇は容易に避けられたはずだった。 ああ、すべてが遅すぎたのだ!」 ヨーロッパで勢力を拡大する隣国の大軍が、ついに英国本土へ侵攻。 英国軍は兵士をかき集め決死の抵抗を試みるも、敵軍の猛攻に崩壊していく。 静かな田園地帯ドーキングは、祖国の命運を賭けた決戦の地と化したーー 50年後、生き残った兵士が孫たちに語る、祖国崩壊の回想録。 未来を託す者たちに伝えたい「敗戦の真実」とは? 【目次】 第一章 古き英国の落魄 第二章 破滅の始まり 第三章 海戦の行方 第四章 敵の上陸 第五章 トラバースの妻 第六章 リース・ヒルの頂 第七章 丘を降りて 第八章 さらなる援軍 第九章 トラバース夫人の使い 第十章 篤志隊の意義 第十一章 最初の交戦 第十二章 小さな勝利とその代償 第十三章 白兵戦 第十四章 転退と混乱 第十五章 サービトンの高台 第十六章 駅の防衛 第十七章 親友の家 第十八章 勝者の行進 第十九章 英国を去る孫たちへ 訳者あとがき 第一章 古き英国の落魄 第二章 破滅の始まり 第三章 海戦の行方 第四章 敵の上陸 第五章 トラバースの妻 第六章 リース・ヒルの頂 第七章 丘を降りて 第八章 さらなる援軍 第九章 トラバース夫人の使い 第十章 篤志隊の意義 第十一章 最初の交戦 第十二章 小さな勝利とその代償 第十三章 白兵戦 第十四章 転退と混乱 第十五章 サービトンの高台 第十六章 駅の防衛 第十七章 親友の家 第十八章 勝者の行進 第十九章 英国を去る孫たちへ 訳者あとがき

鳥の心臓の夏鳥の心臓の夏

「自閉症者のもどかしさをここまで情緒的に綴る文章は僕には書けない」--『自閉症の僕が跳びはねる理由』著者・東田直樹氏推薦!  自閉スペクトラム症のサンデーは白いものしか口にしない。他人のかかわりは暗記したマナーブックの指南通り。自分のルールを守りながら、娘のドリーと二人ひっそりと暮らしている。しかし、ある夏の日、唐突に現れた自由奔放で謎の魅力をもつ隣人によって、これまでの日常が侵されていく。一方で、ドリーは隣人に惹かれていく。幼い頃から母親にその特性をみとめてもらえなかったサンデー。現在も、唯一の愛する家族である娘との関係に悩み続けている。自身も同じ特性をもつ著者の初めての作品にして、ブッカー賞ノミネート作。 <本書の内容> 火は光と見紛う/輝く魚/冬の蜂/大きな声で話して、普通に話して/辿れない心/精巧に作られたおもちゃ/個人の邸宅/やわらかい羽と鋭い目/この見せびらかすようなキス/猫の眠り/所有欲に似た愛情/際立って違うもの/ある種の告白/イーヴィは水が大好き

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