小説むすび | ジャンル : 外国の小説

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知られざる日ロ民間交流の歴史 終戦直後、北方領土のとある島で、日本人とロシア人が「共生」していた一時期がありました。引揚げの日の朝、海で遭難したロシア人の子どもたちを救出するために、一人の日本人漁師が単身海へ出て重出に成功。その奇跡的な救出劇と、当時の日本人とロシア人の「共生」のあり方を描いたノンフィクション小説が、この表題作「舟」です。 これに加え、日ロ双方の元島民たちと、元島民子孫へのインタビューを収録しました。終戦後、シベリアなど北方からの引揚げは過酷なものでした。しかしその一方で、北方領土では日ロ双方の住民同士が、いがみあうことなく共同生活を送っていた事実もあるのです。 歴史の表舞台では描かれてこなかった、知られざる民間交流の実態が本書で明らかになります。 まえがき 舟 北方領土で起きた日本人とロシア人の物語〜   一九九二年 極東ロシア   志発島(歯舞群島)にて 一九四七年   北海道 根室、現代 元島民たちの記憶とその子孫の声  ガリーナ・ニキーチチナ・ラーピナさん(一九三八年生まれ)の体験  志発島 元島民の木村芳勝さん(一九三四年生まれ)の体験  曾祖母、祖父の島、「シボツトウ」と私の血を巡る旅 山田淳子 解説 樫本真奈美 北方四島関連年表 訳者あとがき

新訳 モンテ・クリスト伯 1(970;970)新訳 モンテ・クリスト伯 1(970;970)

漆黒の髪に黒い瞳の船乗り、エドモン・ダンテス。船長への昇進が決まり、美しいメルセデスとの婚約も果たし、目の前には明るい未来が広がっているはずだった。だが、その幸せを妬む者たちの姦計により、無実の罪を着せられた彼は、島の牢獄へ送られ、幸福の絶頂から一転、地獄に突き落とされる。ああ哀れ、エドモン・ダンテスの運命やいかにーー 暗く孤独な牢獄の一室から長い長い復讐の物語が始まる。 【目次】 1 マルセイユーー帰還 2 父と子 3 カタルーニャ村の人びと 4 陰謀 5 婚約披露 6 検事代理 7 尋問 8 イフ城 9 婚約式の晩 10 チュイルリー宮殿の書斎 11 コルシカの鬼 12 父と子 13 百日天下 14 怒る囚人と狂う囚人 15 三十四号と二十七号 16 イタリアの学者 17 神父の牢 18 財宝 19 三度目の発作 20 イフ城の墓場 21 ティブラン島 22 密輸業者 23 モンテ・クリスト島 24 眩惑 25 見知らぬ男 26 ポン・デュ・ガールの宿屋 訳注 1 マルセイユーー帰還 2 父と子 3 カタルーニャ村の人びと 4 陰謀 5 婚約披露 6 検事代理 7 尋問 8 イフ城 9 婚約式の晩 10 チュイルリー宮殿の書斎 11 コルシカの鬼 12 父と子 13 百日天下 14 怒る囚人と狂う囚人 15 三十四号と二十七号 16 イタリアの学者 17 神父の牢 18 財宝 19 三度目の発作 20 イフ城の墓場 21 ティブラン島 22 密輸業者 23 モンテ・クリスト島 24 眩惑 25 見知らぬ男 26 ポン・デュ・ガールの宿屋 訳注

失われたものたちの国失われたものたちの国

本と物語を愛する 私たちに必要な冒険がある。 32歳のセレスは、少女の姿に戻り、 美しも残酷な異世界に迷い込んでしまう。 本にまつわるダーク・ファンタジー 『失われたものたちの本』続編! 邪悪な魔女や人間を襲う人狼(じんろう)。クロスボウを構えたラプンツェル。人間を憎む恐ろしい妖精(フェイ)。 ーー「めでたしめでたし」なんて、無縁の世界。 ロンドンに暮らすセレスは、ひとりで8歳の娘を育てていたが、ある日、娘が交通事故で昏睡状態となってしまった。医師の勧めで、セレスは田舎にあるケア施設に娘を移すことにする。その施設の敷地には、『失われたものたちの本』という物語を書いた作家の古い屋敷があった。娘の看病を続けるセレスが限界を迎えた日、彼女は何者かに呼び寄せられるようにして屋敷の屋根裏部屋に入り込み、さまざまな本が呼びかけてくる声を聴いた。そこに突然現れた怪物に襲われ、屋敷から逃げ出すが、気がつくと知らない場所に迷い込んでいた。そこは魔女や人狼、巨人たちが存在する、美しくも残酷な世界だった。セレスは元の世界に戻れるのか? 異世界冒険譚『失われたものたちの本』続編!訳者あとがき=田内志文

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