小説むすび | ジャンル : 外国の小説

ジャンル : 外国の小説

九カ月の絆は突然に九カ月の絆は突然に

いくら愛しても、愛されない。 でも、すべてはおなかの子のため……。 「提案を受け入れたくなったのだろうが、その件はもう締め切ったよ」 大富豪レアンドロのオフィスを訪ねたセリアに、彼は冷たく告げた。 3週間前、愛を信じない彼にベッドだけの関係を続けようと提案された。 駆け落ちしたレアンドロの婚約者とセリアの兄を二人で捜す間に、 互いに惹かれて分かち合った情熱の時はたしかにすばらしかった。 でもセリアは自分だけ夢中になることを恐れて彼の提案を断っていた。 レアンドロとの関係を続けていれば、リゾートでの休暇や劇場の特等席、 最高級の食事、そして何より彼というすてきな恋人が手に入ったのに……。 だが今、セリアはそんなことよりはるかに重い現実を告げに来たのだった。 「わたしがここに来たのは、妊娠したことをあなたに伝えるためよ」 レアンドロは予期せぬ妊娠に愕然としながらも、生まれてくる子のために愛情抜きの結婚に踏みきります。彼を愛し始めていたセリアは、愛する人から愛してもらえず、ベッドで愛を交わし合うこともできない結婚生活の苦しみにしだいに耐えられなくなっていき……。

伯爵と踊れない壁の花伯爵と踊れない壁の花

誰からも哀れに思われている私が、 危険な伯爵に恋をするのは高望みなの? 大事な社交界デビューを前にして、ハティは恐ろしくてたまらなかった。 事故で脚に大怪我をした私は、一生不格好にしか歩けない。 世間からは、花嫁としての価値が下がった女、と同情されている。 ところが、ボーフォート伯爵ジャスパーだけは違った。 ハティの兄の親友は世間では手のつけられない放蕩者として有名だが、 とても男らしくて優しく、彼女は幼いころからずっと憧れていた。 おどおどと赤面してばかりで、ろくに口をきいたことはなくても。 そのジャスパーが私に、ワルツを踊ってほしいと言ってくれた。 しかし当日、伯爵が現れることはなく、ハティはみじめな壁の花として 踊る男女を見つめるしかなかった……。 社交界デビューが悲惨な結果に終わったヒロインは、その後とんでもないことを知ります。なんと、ヒーローには愛人との間に子供がいるというのです。母親を亡くした女の子の父親になると決めた彼を、ヒロインはかいがいしく手伝います。恋心は胸に秘めたまま。

男装のレディと秘密の恋男装のレディと秘密の恋

男装をして強がってみせたところで、 きみはもう、大人の女性だ……。 今しがた求婚者を得意の剣術で負かしたレディ・ニコラは、 次に手合わせを願い出てきた相手に驚いたーーファーガス! 初めてファーガスと会ったのは、ニコラが11歳のとき。 親が決めた許婚である年上の美少年の彼に憧れていたのに、 彼は垢抜けない彼女に見向きもせず、幼い恋心を踏みにじったのだった。 12年ぶりの再会。いかにも尊大なファーガスはたくましく、 輪郭もシャープになり、片耳に耳飾りをして野性味にあふれている。 余裕でニコラを負かした彼はしかし、誤って彼女の胸を傷つけてしまう。 すると、すかさず彼女を抱き上げてベッドまで運び、宣言した! 「傷も含め、何もかもすべて、きみはぼくのものとなる」 かつて純粋な想いを傷つけられたニコラは、ファーガスとは結婚しないと心に決めていました。一方、美しく成長したニコラを目にしたとたん、ファーガスは絶対に彼女と結婚することを心に誓うのでした。大きくすれ違う二人の思惑。さて、この恋の行方は何処へ?

愛してはいけない人愛してはいけない人

父と娘ほどの年の差なんてだめよ。 でも、私が恋するなんて、もっとだめ! 高校時代、恋人がバイク事故で他界したヘイゼルは、 やがて妊娠に気づき、学校も行かずに娘を産み育ててきた。 その娘も19歳になり、この夏大学に入って家を離れたが、 今日久々に戻ってくるという。「友達を連れていくわ。特別な人なの」 娘がそう連絡してきてから、母として不安でたまらなかった。 ベルの音に玄関へ急いだヘイゼルは、40代くらいの男性を見て驚く。 「サイラス・ジャーディンです」優雅に手を差し出す相手を前に、 ヘイゼルの頭は大混乱した。これが娘の特別な人? こんなに年上の? 若い女性を餌食にする吸血鬼のような男かもしれない! にわかに怒りが湧いたーー男らしくてたくましい彼に惹かれている自分に。 《特選ペニー・ジョーダン》より大人のロマンスをお届けします。20代は子育てに明け暮れ、恥ずかしがり屋で引っ込み思案なヒロインはずっと恋とは無縁。そんな彼女をときめかせたのは、愛してはいけない人で……。円熟した魅力を放つヒーローにご注目あれ。

アレジオ公国の花嫁〜愛に惑う二人〜アレジオ公国の花嫁〜愛に惑う二人〜

傲慢な彼が私をこの国に連れてきたのは、 愛人に仕立てるためだったの……? 幼くして家族を失ったジゼルは、引き取って育ててくれた大叔母のため、 いい介護施設の費用を稼ぐべく一生懸命に働いている。 たとえ好戦的な実業家サウルがクライアントであっても。 王族出身の彼は世界が思いどおりになると信じているようで、 意のままにならないジゼルを何かと目の敵にした。 だがある日、ジゼルは不用意な発言でサウルの怒りを買った際、 感情が高ぶった彼に唇を奪われ、思わず情熱的に応えてしまう! その後、サウルから彼の祖国への一時帰国に同行するよう命じられ、 ジゼルは気まずいながらも仕事のために現地へ飛んだーー サウルを執拗に誘惑する妃をかわす“道具”にされるとも知らず。 稀代の名作家P・ジョーダンが2部構成で描いた怒濤のロイヤル・シンデレラストーリーの前編をお贈りいたします。何も知らずに愛人に仕立てられてしまったジゼルはサウルを激しく責めるのでした。言葉の応酬を続けるうちに、またしても彼は感情を高ぶらせて……。

寝煙草の危険寝煙草の危険

寝煙草の火で老婆が焼け死ぬ臭いで目覚める夜更け、 庭から現れどこまでも付き纏う腐った赤ん坊の幽霊、 愛するロック・スターの屍肉を貪る少女たち、 死んだはずの虚ろな子供が大量に溢れ返る街…… 〈文学界のロック・スター〉〈ホラー・プリンセス〉エンリケスによる、12篇のゴシカルな恐怖の祭典がついに開幕!!! カズオ・イシグロ(ノーベル文学賞作家)絶賛! 「美しく、怖ろしい……近ごろ私が発見した最高に面白い小説」 ーーガーディアン紙「今年のベスト・ブック(2021)」 〈スパニッシュ・ホラー文芸〉とは エルビラ・ナバロ、ピラール・キンタナ、サマンタ・シュウェブリン、フェルナンダ・メルチョール、グアダルーペ・ネッテルーー今、スペイン語圏の女性作家が目覚ましい躍進を遂げている。作家によっては三十か国以上で翻訳され、世界中で好評を博すなど、現代文芸シーンにおける一大ブームとなっている。中でも、社会的なテーマを織り込みながら、現実と非現実の境界を揺るがす不安や恐怖を描いた作品群である〈スパニッシュ・ホラー文芸〉は、特に高く評価され、全米図書賞などの著名な賞の候補にも作品が上がるなど、今、最も注目すべき熱い文芸ジャンルの一つである。本書の著者マリアーナ・エンリケスは、〈文学界のロック・スター〉〈ホラー・プリンセス〉と称され数々の賛辞を受ける、現代アルゼンチン文学の頂点に君臨する作家である。 【2021年度国際ブッカー賞最終候補作】 【目次】 ちっちゃな天使を掘り返す 湧水池の聖母 ショッピングカート 井戸 哀しみの大通り 展望塔 どこにあるの、心臓 肉 誕生会でも洗礼式でもなく 戻ってくる子供たち 寝煙草の危険 わたしたちが死者と話していたとき  訳者あとがき ちっちゃな天使を掘り返す 湧水池の聖母 ショッピングカート 井戸 哀しみの大通り 展望塔 どこにあるの、心臓 肉 誕生会でも洗礼式でもなく 戻ってくる子供たち 寝煙草の危険 わたしたちが死者と話していたとき 訳者あとがき

挿し絵入り版 老人と海挿し絵入り版 老人と海

今なぜ『老人と海』なのか! 先の見えない時代だからこそ生の何たるかを問う、 新訳でよみがえる 幻の挿し絵入り名作の復活! 本書で描かれているのは、政治、経済、戦争といった一時的な社会現象を超越した、 人間そのものの根源的な姿です。(「訳者あとがき」より) 小説世界をより深く味わうための訳者による註とヘミングェイの略年表、そして、 『老人の海』がなぜ重要作品なのかを詳細に解説した「訳者あとがき」も収録されています。 ======= 【目次】 訳者はしがき 老人と海 訳註 アーネスト・ヘミングウェイ年譜 訳者あとがき   なぜ今『老人と海』なのか   死の恐怖   解ける死の呪縛    肉体の衰えと創造力   二つの序文と原爆投下   もう一つの戦争小説   不死鳥のごとく   翻訳に当たって 訳者はしがき 老人と海 訳註 アーネスト・ヘミングウェイ年譜 訳者あとがき   なぜ今『老人と海』なのか   死の恐怖   解ける死の呪縛    肉体の衰えと創造力   二つの序文と原爆投下   もう一つの戦争小説   不死鳥のごとく   翻訳に当たって

今日はこのぐらいにして休みます今日はこのぐらいにして休みます

SEVENTEENドギョムとStray Kidsリノも愛読! 2018年に韓国で発刊されてからずっと愛されて累計17万部突破のベストセラー、 ついに日本上陸! 人間関係・仕事・恋愛…… 毎日がんばっているあなたに送る心休まる82のメッセージ 絶えず動いていても、方向も分からないまま走っていては意味がない。 時には休みながら、疲れた心を癒やす必要がある。 私たちは機械ではなく、それぞれが尊厳のある人間なのだから。 「すみませんが、今日はこのぐらいにして休みます」 いつの日か、誰もが自然にそう言うことができて、それに対して誰も否定的な判断をしない社会になることを願っている。 【あなたを救う言葉たち】 「友達は自分で選択した家族」 「あなたという存在は貴い。誰がなんと言おうと」 「『がんばれ』という言葉に反応しなくてもいい」 「つまずいても大丈夫。結局はうまくいく」 「人間は修正するものではない」 「愛とは、原石を宝石に変えていくこと」 「毎日、幸せでいられなくても毎日、笑うことはできる」 「人は、変わるのではなく成長するもの」 第1部 すべての人を愛することができないように、     すべての人から愛されることもできない 第2部 自尊心についてのでたらめな脚本を書き換える 第3部 涙と後悔の愛が私を成熟させる 第4部 人生はよかったし、ときどき悪かった。ただそれだけ

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP