小説むすび | 西遊記 3

西遊記 3

西遊記 3

出版社

岩波書店

発売日

2005年3月16日 発売

ジャンル

第二十一回護法伽藍 荘居を設けて大聖を留めること霊吉菩薩 飛龍を投じて風魔を定めること

第二十二回八戒 浪を踏み流沙河に戦うこと木叉 法を奉じ沙悟浄を降すこと

第二十三回三蔵 根本を忘れぬこと四聖 禅心を試みること

第二十四回万寿山にて大仙 故友を留めること五荘観にて行者 人参を窃ねること

第二十五回鎮元仙 取経僧をば追捕すること孫行者 五荘観にて大鬧すること

第二十六回孫悟空 三島にて方を求めること観世音 甘泉もて樹を活かすこと

第二十七回屍魔 三たび唐三蔵を戯うこと聖僧 恨んで美猴王を逐ること

第二十八回花果山にて群猴 山洞を再興すること黒松林にて三蔵 魔怪に遭遇すること

第二十九回難を脱して江流 宝象国に至ること恩を承けて八戒 波月洞に転ること

第三十回邪魔 正法を侵すこと意馬 心猿を憶うこと

訳  注

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▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(全10巻)、第三弾。 ▼映画やマンガにリメイクされつづける『西遊記』は子ども向けの本ではない? 長大な物語のあらすじを追いながら、中国の誇る〈神怪小説〉のなりたちと伝播を、妖怪たちの目線から語りつくす。 西天取経の旅とともに、飲めや歌えのどんちゃん騒ぎがはじまる! 序 『西遊記』は子供に読ませるな! 1 『西遊記』はどんな本か  『西遊記』三大トリビア  『西遊記』を飛ばし読みする  『西遊記』ができるまで  玄奘三蔵の大旅行  『大唐西域記』(だいとうさいいきき)  『大唐大慈恩寺三蔵法師伝』(だいとうだいじおんじさんぞうほうしで  ん)  西天取経を描いた図像資料  『大唐三蔵取経詩話』(だいとうさんぞうしゆきようしわ)--物語ら  れる三蔵法師  『取経詩話』はどんなおはなしか  『大唐三蔵取経詩話』のなかの『西遊記』  モンゴル時代の『西遊記』  明代『西遊記』の完成ーー世徳堂本と李卓吾(りたくご)本  全ページ挿し絵入りの短い『西遊記』  清代のすっきりした『西遊記』  朱八戒から猪八戒へ  きまぐれ皇帝のブタ肉抜きメニュー  改姓への力学  海を渡る三蔵たち  通俗小説の作者  『西遊記』はだれが書いたのか  こころもとない呉承恩作者説 2 妖怪たちのカーニヴァル  『西遊記』はどう読まれてきたか  『西遊記』はどうして進む?  三蔵の肉が食いたい!--妖怪たちの証言  食材としての三蔵法師  妖怪たちのレシピーー三蔵法師の料理法  食いしん坊はだれ?  食か色か  人の肉を食らうこと  腹がへっては……  宴会が大好き  饒舌と羅列のエネルギー  カギは八戒にあり?  食ったら出すーー世界は〈うんこ〉であふれている  巨人たちと『西遊記』  サンチョ・パンサと猪八戒  聖者を引きずりおろす  人は見た目がだいじ?  おそまつな顔をめぐる議論 3 ゆれる『西遊記』・ふくらむ『西遊記』  神怪小説の隆盛  神怪小説の筆を執る文人たち  『封神演義』(ほうしんえんぎ)の誕生  阿呆船(あほうぶね)、地獄へーー『西洋記』  『西遊記』の続書の世界  清末の『西遊記』続書  アニメやら絵本やら  社会主義的『西遊記』論  『孫悟空、三たび白骨精を打つ』を学習せよ  連環画(れんかんが)の『西遊記』  文化大革命と〈妖怪〉退治  童恩正『西遊新記』--〈文革〉から〈六四〉へ  八戒故郷の伝説  英語圏における『西遊記』  三蔵の表象  弟子たちも色いろ  ひとつの怪物論ーーサイのテーマ  ゾウを想え!  『西遊記』はどのようにして終わるか  八戒いじめのテーマ?  『西遊記』よ、どこへ行く? 注 参考文献 あとがき 2019/02/23 発売

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