小説むすび | 西遊記 4

西遊記 4

西遊記 4

出版社

岩波書店

発売日

2005年3月16日 発売

ジャンル

第三十一回猪八戒 義もて猴王を煽ること孫行者 智もて妖怪を降すこと

第三十二回平頂山にて功曹 便りを伝うること蓮花洞にて木母 災いに逢いしこと

第三十三回外道 真の性に迷れること元神 本の心を助けること

第三十四回魔王 巧算にて心猿を困しめること大聖 交換えて宝貝を騙しとること

第三十五回外道 威もて正義を欺むくこと心猿 宝にて邪魔を伏すること

第三十六回心猿 正しく処せば僧侶の伏すること傍門 劈って破れば月明の見えること

第三十七回幽鬼王 夜半に三蔵に謁すること孫悟空 変化し嬰児を引かすこと

第三十八回嬰児 母御に問いて贋王を知ること金木 水中に赴いて真物を見ること

第三十九回金丹を一粒だけ天上にて貰受くること国王は三年ぶり世間にて再生すること

第四十回嬰児の戯化により禅心が乱れること猿馬と刀圭および木母が空しいこと

訳  注

関連小説

西遊記西遊記

▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(全10巻)、第三弾。 ▼映画やマンガにリメイクされつづける『西遊記』は子ども向けの本ではない? 長大な物語のあらすじを追いながら、中国の誇る〈神怪小説〉のなりたちと伝播を、妖怪たちの目線から語りつくす。 西天取経の旅とともに、飲めや歌えのどんちゃん騒ぎがはじまる! 序 『西遊記』は子供に読ませるな! 1 『西遊記』はどんな本か  『西遊記』三大トリビア  『西遊記』を飛ばし読みする  『西遊記』ができるまで  玄奘三蔵の大旅行  『大唐西域記』(だいとうさいいきき)  『大唐大慈恩寺三蔵法師伝』(だいとうだいじおんじさんぞうほうしで  ん)  西天取経を描いた図像資料  『大唐三蔵取経詩話』(だいとうさんぞうしゆきようしわ)--物語ら  れる三蔵法師  『取経詩話』はどんなおはなしか  『大唐三蔵取経詩話』のなかの『西遊記』  モンゴル時代の『西遊記』  明代『西遊記』の完成ーー世徳堂本と李卓吾(りたくご)本  全ページ挿し絵入りの短い『西遊記』  清代のすっきりした『西遊記』  朱八戒から猪八戒へ  きまぐれ皇帝のブタ肉抜きメニュー  改姓への力学  海を渡る三蔵たち  通俗小説の作者  『西遊記』はだれが書いたのか  こころもとない呉承恩作者説 2 妖怪たちのカーニヴァル  『西遊記』はどう読まれてきたか  『西遊記』はどうして進む?  三蔵の肉が食いたい!--妖怪たちの証言  食材としての三蔵法師  妖怪たちのレシピーー三蔵法師の料理法  食いしん坊はだれ?  食か色か  人の肉を食らうこと  腹がへっては……  宴会が大好き  饒舌と羅列のエネルギー  カギは八戒にあり?  食ったら出すーー世界は〈うんこ〉であふれている  巨人たちと『西遊記』  サンチョ・パンサと猪八戒  聖者を引きずりおろす  人は見た目がだいじ?  おそまつな顔をめぐる議論 3 ゆれる『西遊記』・ふくらむ『西遊記』  神怪小説の隆盛  神怪小説の筆を執る文人たち  『封神演義』(ほうしんえんぎ)の誕生  阿呆船(あほうぶね)、地獄へーー『西洋記』  『西遊記』の続書の世界  清末の『西遊記』続書  アニメやら絵本やら  社会主義的『西遊記』論  『孫悟空、三たび白骨精を打つ』を学習せよ  連環画(れんかんが)の『西遊記』  文化大革命と〈妖怪〉退治  童恩正『西遊新記』--〈文革〉から〈六四〉へ  八戒故郷の伝説  英語圏における『西遊記』  三蔵の表象  弟子たちも色いろ  ひとつの怪物論ーーサイのテーマ  ゾウを想え!  『西遊記』はどのようにして終わるか  八戒いじめのテーマ?  『西遊記』よ、どこへ行く? 注 参考文献 あとがき 2019/02/23 発売

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP