出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ミシェル・リード自身が好きな作品、第1弾! 妻が家で帰りを待つ間、夫は誰かのものーー ある日かかってきた、夫ダニエルの浮気を知らせる電話ーー その瞬間、レイチェルの平穏な日常は砕け散った。 ダニエルは金融界に名を轟かす、敏腕の会社経営者。 仕事は常に忙しく、家を空けることだって幾晩もある。 17歳で結婚した世間知らずのレイチェルは、何も疑うことなく、 毎日子供の世話をしながら夫の帰りを待っていた。 浮気なんて何かの間違いであってほしいと淡い期待にすがろうとしたが、 ダニエルは妻の疑いを否定しようともしなかった。 思わず家を飛び出したものの、行くあてもないレイチェルが帰宅すると、 彼女を待っていた夫はなかば強引に体を奪おうとして……。 大スター作家リン・グレアムに並ぶ人気を誇るミシェル・リード。彼女自身が一番のお気に入りとおすすめする名作をお届けします。幼妻の切ない心模様を綴った本作は、「書くのが難しかったこと、そして議論を巻き起こしたこと」が印象深い作品と語っています。
遠ざかった夫を惹きつけるため、 私は名もなき愛人となったーー 想いを寄せる許婚の伯爵エイドリアンと結婚したエミリー。 新婚生活に期待をふくらませたのもつかの間、 夫はロンドンに行ったきり戻ってこなくなった。 3年の月日が流れたある日、強欲な親戚が屋敷に乗りこんできて、 跡継ぎが生まれないなら爵位と所領を奪うと言われ、 彼女は思わず口走った。「私のおなかには、伯爵の子がいます」 かくして一刻も早く跡継ぎをもうける必要に迫られたエミリーは、 歓迎されないことを承知で夫のいるロンドンへ向かった。 だがそこには、ほぼ視力を失い、彼女を妻と気づかない夫がいた! 愛を取り戻すため、エミリーは正体を隠したまま彼の愛人となり……。 華やかなりし19世紀の英国を舞台にしたリージェンシー・ロマンスを得意とするクリスティン・メリルの大ヒット作です! 大スター作家アニー・バロウズに勝るとも劣らぬ実力派で、圧巻の発想力を持つスター作家が贈る、夫に献身的な愛を捧げる妻の感動物語です。
「この契約には、 どんな種類の親密さも必要ない」 亡き継父の借金を返済するため、アラナはホテルのメイドとして 必死に働いていた。けれど、不法な高利貸しのせいで、 借金は膨らむ一方だ。絶望の日々のなかアラナは、 美貌のギリシア人大富豪アレスが「形だけの妻が必要だ」と、 話しているのを偶然耳にする。 彼を初めて見かけたのは、メイドとして働くホテルでのことだった。 とても美しい彼に憧れを抱き、ずっと忘れられなかった。 裕福な彼なら、私を苦境から救ってくれるかもしれない。 アラナは一縷の望みを託し、契約花嫁に名乗りを上げる! 大スター作家リン・グレアムの2部作〈灰かぶり姉妹の結婚〉。『今夜だけはシンデレラ』に続く2話目は妹アラナの物語です。人を寄せつけず感情もあらわにしないヒーローが、感情豊かなヒロインとの出会いで変わっていく姿が描かれます。
谷底に落ちるように絶望的な恋に落ちた。 そばにいられれば愛はいらないと思った。 クインは十代のころからずっと親友の兄ーーヨーロッパの名家出身で 国際的に有名な大富豪であるマイカにかなわぬ恋をしていた。 だから彼に情熱的なまなざしを向けられ、ベッドに誘われたときは、 夢でも見ている気分で純潔を捧げた。 二人のことは誰にも秘密だったけれど、クインが事故にあってから 状況は一変した。冷酷非情だったマイカが誰よりも早く駆けつけ、 献身的な恋人のようにつききりで彼女の世話をしはじめたのだ。 なぜ11回も里親が替わった、誰からも欲しがられなかった私を、 急に大切にするの? 恋人とすら思っていなかったはずの私を。 誰にも予測のつかない展開で読み手を楽しませる大スター作家D・コリンズ。今作も冒頭から目が離せません。事故以来、ヒーローの態度の変化にとまどうヒロイン。彼のやさしさに甘えたくても、幼いころのようにいつ捨てられるのかと思うとおじけづいて……。
別れのための一夜に、 希望の天使が舞い降りて……。 別居して1年近くたち、ジョアンナは離婚の話し合いのため、 大富豪の夫マットの屋敷を訪ねた。彼への愛情はもうとっくに 冷めたと思っていたが、再会するなりジョアンナはときめいて、 思わず自分をたしなめた。彼の冷たい仕打ちを忘れたの? 二人の話し合いはしだいに熱い感情のぶつけ合いとなり、 それが燻ぶる情熱に火をつけ、一気に燃えあがった。 翌朝、夫のベッドで目覚めたジョアンナは動揺して逃げだすが、 数週間後、さらなる衝撃に見舞われる。 ああ、なんてこと。今になって赤ちゃんを授かるなんて! 時すでに遅し。マットは新天地へと旅立ち、連絡は途絶え……。 多くのハーレクイン作家が憧れる大御所作家、アン・メイザーが描くほろ苦い夫婦再生ロマンス! 夫婦の絆を試すかのごとく次々と襲いかかる難題。二人を取り巻く家族の秘密。そして、心を揺さぶる感動の最終章へ。ベテランの筆が冴える、情感豊かな物語です。
父を破滅させた、憎むべき億万長者。 なのに、彼のキスは誰よりも優しい。 父の葬儀に現れた大富豪グレゴリオを見て、リアは目を疑った。 よくも参列できたわね。父は彼のせいで亡くなったも同然なのに。 グレゴリオが取引を中止した直後、父は心臓発作で倒れ、 家が差し押さえられ、婚約者もリアの前から去っていったのだ。 彼女は生活のため、ホテルのフロント係として働き始めるが、 偶然にもそこのオーナーは彼だった。いえ、本当に偶然なの? まだリアが婚約中に“きみをひと目見て欲しくなった”と、 強引に唇を奪われた夜のことは、今も忘れられない……。 そんなリアの動揺を見透かしたように、グレゴリオが囁いた。 「誤解を解きたい。きみは父親の死の真相を知りたくないか?」 大スター作家シャロン・ケンドリックに似た作風で人気を誇る、スター作家キャロル・モーティマー。彼女らしいいきいきとした人物描写が光る、珠玉のロマンスをお楽しみください。父の仇敵であるヒーローを憎みながらも強く惹かれるヒロインの選択とは?
甲斐性なしの第二王子殿下に鉄槌を!? 訳ありの子爵家当主が送る痛快王宮ファンタジー! 訳あって身分を隠しているイルムヒルトは、侯爵家の令嬢・アレクシアに招かれ、王立学院の卒業記念パーティーに参加する。そこで突然、第二王子・エドゥアルトから身に覚えのない罪に問われてしまうが、鮮やかに真実を暴き、エドゥアルトの所行を明らかにする。けれど、その一件をきっかけに、王宮の『アレ』に目を付けられることになり…!? Web版から大幅加筆した第1巻!
18歳の誕生日の夜に戻りたい。 あなたの愛を信じていたあの頃に。 父が詐欺罪で逮捕され、莫大な借金を残して獄死したあと、 サヴァンナは難病の母を介護しながら必死で働いてきた。 ある日、知り合ったばかりのデート相手に誘われるまま、 彼女がホテルに足を踏み入れると、怒りもあらわな男性に いきなり詰め寄られた。ディミトリス! どうしてここに? 「その男は僕の妹の婚約者だ。きみは妹の結婚を台なしにした!」 10年前、サヴァンナを捨てて去った彼は今や有名な大富豪だ。 優しかったディミトリスはもういない。でも誤解だけは解きたい。 夢中で抗議するうち、サヴァンナは彼の腕にかき抱かれて……。 理不尽な理由で自分を捨てたヒーローに再会し、再び恋におちたヒロイン。またしても運命に翻弄されて……。大スター作家ダイアナ・パーマーを彷彿とさせる、傲慢富豪と貧しいヒロインのドラマティックなロマンスを、スター作家シャンテル・ショーが描きます。
私は世継ぎを産み落としたの? 混乱の中、愛しい息子は奪われたーー! 里親の家庭をたらいまわしにされ、さみしく育ったソラス。 仮面舞踏会の夜、漆黒の髪と完璧な男らしい肉体を持つ ガレンに出会ってたちまち虜になり、純潔を捧げた。 だが妊娠に気づいたのは出産の1週間前ーーそして出産翌日、 国王の使者が来たのだ。あの夜の男性は国王陛下だったの? 極度の疲労で何も考えられず、差し出された書類にサインした。 大金と引き換えに赤ん坊を奪われるとも気づかずにーー。 だから子供を取り戻すため秘密のナイトクラブで王を誘惑した。 ソラスの顔も名前も知らない彼はまんまとのせられたが、 写真をたねに脅しても応じず言った。「君を王妃に迎えたい」 産んだばかりの赤ん坊を奪うという地獄のような仕打ちのあと、今になって王妃に迎えると言うヒーローの真意とは? 斬新な設定で人気のスター作家ジャッキー・アシェンデンの作品は、大スター作家ダニー・コリンズ好きのあなたに特におすすめします!
さようなら、長すぎた片想い── 夢の一夜が明けるまで、涙はお預け。 偶然手に入れた写真を見て、アンジェルは衝撃で言葉を失った── 婚約者であるゾーラ国皇太子ザーヒルと美女の密会写真だった。 彼と婚約したのは13歳のとき。以来、密かに彼に恋い焦がれ、 もう10年の月日が流れた。私にはキスさえしてくれないのに、 美女に親密に寄り添いほほ笑む彼は、心から幸せそうだ。 ザーヒルが私を選んだのは次期国王としての責務を果たすため。 でも愛のない結婚なんて虚しいだけ。アンジェルは意を決して 彼に婚約解消を申し出て、ひとつだけ条件をつけた。 「お願い。ひと晩だけでいい、あなたの花嫁になりたいの」 まさかその一夜で、運命の子を授かるとは思いもせずに。 リン・グレアム作品がお好きな方にぜひお薦めしたい、スター作家ルーシー・モンローが描くエキゾティックなロイヤル・ロマンスの登場です。我が子のため、愛なき結婚を受け入れざるをえなかったヒロインを待ち受ける怒涛の展開! どうぞお楽しみに。
ふたりは父娘だと気づいてしまう? いいえ、そんなことはあってはならない! セリーナが15歳、ニコラスが18歳の卒業パーティの夜、 ふたりは初めての幼い愛を確かめ合った。 だが、やがて彼の留学後、連絡は途絶えてしまった。 妊娠に気づいたセリーナは絶望の中、 ニコラスの子をひそかに産み育ててきた。そんなある日ーー。 「ニコラス・デュプレが、学校に来てくれるの!」 地元の名士で世界的億万長者の彼に、 愛娘がみずから手紙を書いて、出演依頼したのだという。 ニコラスこそが父親だとは夢にも思わずに……。 大スター作家リン・グレアム同様に、さまざまなテーマで情熱的かつドラマチックな作品を生み出してきたスター作家ミランダ・リー。今作では、愛娘が少女になるまでヒーローに隠しとおした“秘密の命”--シークレットベビーの物語をお贈りします。
サマンサは実の母に“おまえの体は壊れている”と言われ続け、必要のない手術を何度も受けて心身に深い傷を負いながら育った。そのせいで自分も母のようになるのではという不安から子を持つ気はない。ある日、彼女は勤務先の病院で手術を執刀中に吐き気を覚えた。疲れがたまったせいだと考えていたとき、手術室のドアが開き、入ってきた外科医を見て、彼女は驚きと動揺のあまり失神してしまう。11週間前、短期のパリ出張で出逢った一夜の恋人ヤニスだったのだ!サマンサを抱きとめたヤニスが彼女の体調を心配して血液検査をした結果、なんと妊娠していることが判明したーもちろん、ヤニスの子を。だが、ヤニス側にもまた、子を望まない理由があった…。
救命室のナースとして働くエリーは、従姉の出産を手伝いに行く途中、嵐で立ち往生してしまった。ずぶ濡れになって途方に暮れていると、息をのむほどハンサムなドクター、ベンが現れ、車で送り届けてくれた。鮮やかな手並みで逆子の赤ん坊を取り上げる彼を見て、エリーの胸はこれまでの人生では感じたことがないほどときめいた。その後、ベンが同じ病院に勤めることになり、ますます想いは募るが、彼はどこか陰があり、寡黙でとっつきにくかった。それでもエリーが勇気を出して、あなたに恋したみたいと伝えると、ベンは顔をこわばらせ、「戯言はやめてくれ」と愛の告白をはねつけた!
ずっと独りで生きてきた。だから、 この胸の温かさの意味がわからなくて。 ロンドンで10年間働いてきた身寄りなき看護師ヘンリエッタは、 ある日、ほとんど会ったことのない伯母から遺産を譲り受けた。 それはオランダのとある村に立つ、城下の小さな家だった。 もうすぐ20代が終わるというのに、私には何かを遺す相手もいない……。 一抹の寂しさを抱えながら、ヘンリエッタは古びた愛車で現地へ向かった。 みぞれ降る中ようやく到着したのは夜で、家は暗闇に包まれていた。 そこで城の主で地主でもあるマルニクス・ファン・ヘッセルと出逢う。 背が高く、かなり年上だけれど魅力的な彼はしかし、横柄に告げた。 「私がここを貸す権利を持っているのだと思いなさい」 あれこれ指図する彼に腹を立てつつも、彼女の胸はぽっと温かくなり……。 ロンドンでの安定した生活を捨て、見知らぬオランダの地に飛び込んだヘンリエッタ。独りで生きることに慣れっこの彼女は、新しい暮らしも自分で築いていくつもりでしたが、近くの城に住む不機嫌な貴族のマルニクスがなぜか世話を焼いてくれて……。
幼い息子と質素に暮らすケリーが交通事故を起こしてしまった日、病院に運ばれた彼女の前に、4年前に別れた夫アレックスが現れた。「医師に、僕に会いたくないと言ったそうだね」イタリア大富豪らしい優雅な身のこなしも、挑戦的な琥珀色の瞳も、すべてをかけて愛したあの日のままの彼がそこに立っていた。これまでずっと絶縁状態だったのに、なぜ今になって会いに来たの?離婚原因はケリーが浮気したこととされているが、彼女自身はまったく記憶がなく、実のところ異母姉が仕組んだ罠だった。そうとは知らないアレックスはなおも怒りをたたえ、言い放った!「罪の償いをしてもらう。僕たちは再婚するんだ」
純真な乙女と王侯貴族の華麗な恋模様ーー 愛と運命のロイヤル・アンソロジー! 大スター作家ペニー・ジョーダンなど名作家が勢揃い! 生まれながらに自由が制限されていても、恋する気持ちは止められないーーそんな純粋な想いに浸れるのがロイヤル・ロマンスの醍醐味です。絢爛豪華な世界観も楽しめる、4つの珠玉の物語を集めました!
謎の魔術師登場に、身バレの危機ーー さらなる急展開の中、王子との恋が加速する! 乙女ゲームのバッドエンドを回避したくて距離を置いてきたはずなのに、それでもフェリクスに惹かれていく自覚をするレイラ。そんな中、新入生を歓迎するための学園パーティーが開催され、レイラは医務官助手として参加することになった。目立たないようにメイド姿で会場を奔走するレイラをよそに、攻略対象達に囲まれてリーリエが登場する。リーリエをエスコートするフェリクスの姿を見て胸が重くなったレイラはバルコニーに出るが、なぜかそこにフェリクスが現れてファーストダンスを誘ってきて……? Web版から大幅加筆&書き下ろし短編2作掲載!
生涯最高の恋は、身分違いの恋だった。 だから、この子の存在は秘密だったのに……。 苦学生の身で妊娠して実家を追い出されたジーナは、今は仕事に就き、 太陽のように明るい3歳の息子と平凡ながら幸せに暮らしていた。 息子の父親カル・マッケンドリックと出逢い、愛し合った4年前、 ジーナは彼の叔母に身分をわきまえて身を引くよう諭され、 別れを告げることもなく、彼の前からそっと姿を消した。 それなのに今、突然カルが玄関前に現れ、ジーナは卒倒しそうになった。 なぜカルがここに? もし親権争いになったりしたら、 名門マッケンドリック一族の彼に太刀打ちできるはずがないわ! 案の定、自分と同じエメラルド色の瞳の息子を見て、カルが冷たく言った。 「どうやら話し合わなきゃいけないことがたくさんありそうだ」 大スター作家レベッカ・ウインターズとともに、涙誘われる感動作を多く描いてHQイマージュを支えた名作家、マーガレット・ウェイの貴重な初邦訳です! かつてジーナの身も心も魂も奪った唯一の男性カルとの、身分違い&シークレットベビー・ロマンスをどうぞ。
ああ、自分の名字すら思い出せない。わたしはいったい誰なの?記憶を失ったリギアがたどり着いたのは、荒れ野にぽつんと立つ屋敷。当主のエイブリーは医師で、親切に面倒を見てくれたが、近くに住む彼の従兄弟ロバートははなから彼女を疑ってかかる。記憶喪失と偽って財産を狙う女狐め!ロバートは意地悪な秘書とともにリギアに冷たく当たった。つらい、もうここにはいられない…。リギアがいたたまれない思いをしていたある日、ロバートの愛犬を助けたことで、彼の態度が和らいだ。そして雨宿りで寄った彼の家で、ついに記憶の扉が…。
最愛のあなたが羽ばたけるように、 私はあなたの人生から身を引いた。 ディーは父の遺志を継ぎ、故郷のために慈善活動に力を尽くしている。 あるとき、不幸な若者たちを救うアイディアを思いつき、 大学の恩師に相談しに行くと、そこに思わぬ再会が待っていたーー 同じゼミで学び、今は国連で働く元恋人ヒューゴがいたのだ! 長身で現実離れした美しい顔だちの彼は、女子学生の憧れだった。 その強烈な魅力は10年経った今もまるで変わらない。 けれども、彼との再会はけっして甘いものではなかった。 ヒューゴがことさらに冷たく接してきたのだ。 10年前、私が一方的に彼の人生から身を引いたせい? 彼にやむなく別れを告げた本当の理由は、今もまだ言えない……。 中世の面影を残す町ライ・オン・アバートンに住む女性たちのロマンスを描いた4部作〈美しき報復〉の最終話です。人助けを生きがいとしていた高潔な父の死を巡る秘密がもとで恋をあきらめたディー。今ふたたび、誰より愛しいヒューゴとの愛憎ドラマが始まるーー