小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

スター作家傑作選〜小さな手をにぎって〜スター作家傑作選〜小さな手をにぎって〜

レイシーは大実業家のジョンを本気で愛し、子を授かった。愛ゆえの結婚を望む彼女が妊娠を告げずに求婚すると、「きみとは究極の快楽で結ばれた関係だけにしたい」と断られた。失意のレイシーはジョンと別れて密かに娘を産んだが、今ふたたび彼が現れて…(『ギリシア富豪に追われて』)。アナリアは愛のない政略結婚を憂えて、せめて今夜だけはと、仮面舞踏会へ。黒髪の美男に強く惹かれ、仮名を名乗って情熱を分かち合った。翌朝、我に返って逃げ出した彼女だったが、数週間後、実は大富豪だった“サーシャ”の子を身ごもっていることがわかる!(『ヴェネツィアの秘夜』)。どうしても赤ちゃんが欲しい。そう願うキャロルは、産むなら、別れてもいまだ愛している元夫スティーヴの子しか考えられなかった。彼にもう一度会って、新しい命を授かれればーでも彼にそれを告げるつもりはない。独りで産み育てる覚悟はできているから(『赤ちゃんはキューピッド』)。「命の恩人よ」出産を終えたベスは、路上で陣痛に襲われたところを助けてくれたジャクソンに言った。薄情な元恋人とは大違いね。なぜかジャクソンにもっとそばにいてほしい。だがベスはまだ気づいていなかったー彼が、ハリウッド随一の独身貴族とは!(『ハリウッドに恋して』)。J.ルーカス、A.グリーンの新作を含む、シークレットベビー物語など人気の名作集!

時間外の恋人時間外の恋人

パーティに向かうリムジンに乗った秘書のフェイスは落ち着かなかった。 社長レンツォが恋人と今朝別れたので、私は単なる身代わりだけれど、 彼は地味な秘書の変身ぶりに、少しでも気づいているかしら……? もちろんフェイスは、レンツォのこの個人的な頼みを断ろうとしたが、 結局、彼の押しの強さに負けて押し切られてしまったのだった。 レンツォの下で働いて半年、なんとか彼の魅力にあらがってきた。 しかし今夜、ドレスに着替えた秘書に興味を引かれたレンツォは、 さらなる要求を突きつけてフェイスを驚かせるーー 故郷のイタリアへ一緒に来てほしいというのだ! 彼の屋敷に住んで24時間一緒に仕事をこなす、個人秘書として。 〈日陰の花の恋心〉と題して、ふだんは目立たぬ存在のヒロインが、想いを寄せるヒーローを振り向かせる夢のシンデレラストーリーをお贈りします。言い寄ってくる女性を蹴散らすために恋人役を頼んだつもりのレンツォでしたが、フェイスを見る目の色が変わり……。

海運王の二百万ドルの策略海運王の二百万ドルの策略

何度でも、彼は私の恋心に火をつける。 ただ情熱的なまなざしを向けるだけで。 ステフは結婚した親友を祝うため、美しいギリシアを訪れていた。 そして、誰もが憧れる海運王のダーメンと再会して誘惑された。 彼女にはダーメンに初恋を利用され、捨てられた過去があり、 「100万ドルもらっても一緒にいたくないわ」とはねつけたが、 ダーメンに「では200万ドルなら?」と返されただけだった。 彼はそんな大金を使ってでも、私を取り戻したいの? かなわぬ想いと諦めていたけれど、ひょっとしたら彼もーー? しかし彼は冷酷に告げた。ある女性との結婚を破談にするため、 都合よく現れたステフに“恋人のふり”をしてほしいのだと。 ヒーローの傲慢な申し出にいったんは怒ったものの、結局ヒロインは受け入れます。なぜなら彼女は元上司にだまされ、莫大な借金を負っていたから。幼いころから生活が苦しく、恋をする暇もなく働いてきた不器用なヒロインに、愛と幸せは訪れるのでしょうか?

灰かぶりの舞踏会灰かぶりの舞踏会

伯爵夫人なんて、ありえない。 背伸びしても、彼の世界には届かないから。 故郷の小さな村を出てロンドン暮らしにも慣れてきたライザは、 ある夜、遊びに来た家族と連れ立って流行のバーを訪れた。 そこでイタリアの伯爵で実業家のファウストと知り合う。 漆黒の髪の彼は遠くからでもわかるほど際立ってセクシーで、 まるで世界を所有しているような尊大な雰囲気になぜか惹きつけられた。 それなのに、ファウストがライザのことを「平凡で退屈そうだ」と 評しているのを漏れ聞いてしまい、彼女はとたんに気落ちした。 しかも彼はライザたち家族を“財産目当ての田舎者”と決めつけると、 軽蔑の念を隠そうともせず、無表情でいとまを告げて去っていった。 失礼な人! でももう会うこともないわ。だが、彼女の予想は外れ……。 後日、ライザとファウストは友人のパーティでばったり再会して、火花を散らしますーーそれは敵対の火花か、恋の火花か。たとえ恋であっても、ファウストには伯爵夫人にふさわしい家柄の娘を娶る責務がありました。そんななか、舞踏会が開かれることになり……。

愛の宝物を胸に愛の宝物を胸に

朝の訪れが怖いーー目を開けると、 また彼が去っているかもしれないから。 アリーが身も心も捧げた翌朝、彼は黙ってこの家から姿を消した。 3年が過ぎてもなお、傷心を引きずる看護師のアリーは、 新しく上司になる産科医の名を聞いて驚くーーローリー・ドノヴァン。 かつて一つ屋根の下に暮らし、アリーの密かな片想いに たった一夜だけ応えて、数時間後にいとも簡単に彼女を捨てた男性だ。 目覚めたとき、ベッドに自分しかいないと気づいた朝のあの気持ちを、 いやでも思い出させる人の下で働かないといけないなんて! アリーはもう二度と彼に恋してはならないと自らを戒めた。 それなのに、「また以前のように、きみと一緒に住んでもいいか?」と ローリーから電話を受け、アリーは思わずイエスと答えていた……。 HQロマンスでも活躍するキャロル・マリネッリが描く、命の現場を舞台に繰り広げられる再会物語をお贈りします。ローリーの日焼けした肌や鍛え抜かれた体を見て、3年前の甘くつらい記憶をよみがえらせるアリー。あの日、ローリーが彼女を置き去りにした理由とは?

領主様の家庭教師領主様の家庭教師

恋人はおろか、愛人にもなれない。 ましてや、彼の妻になど。 家庭教師のフランシスは自らを戒めていた。彼に惹かれてはいけない。 初仕事として派遣されたのは、遠く離れたスコットランドの領主の館。 主であるラクランに、ロンドン社交界の作法を教えることだった。 伯爵令嬢の婚約者がいながら、貴族のしきたりには無関心な彼を、 ダンスや求愛のレッスンを通して完璧な紳士に仕立てあげるのだ。 若い女教師の指図などおとなしく聞くはずもない傲慢な領主は、 フランシスと踊りながらも投げやりで、誘惑的な冗談でからかってくる。 野性的な美貌を持つこの男性に、軟弱なワルツなど似合わないーー 彼には、情熱的な愛こそふさわしい。握られた手を強く意識しながら、 フランシスの胸は疼いた。それを私が知ることは、決してないけれど。 ミシェル・ウィリンガムのすばらしいデビュー作をお届けします! 悲しい過去を乗り越えるため、男爵の娘ながら家庭教師として身を立てる健気なヒロインと、氏族のために伯爵令嬢を妻に迎えることが決まっている領主の許されぬ愛。圧巻の読み応えをお約束します。

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