小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

恋をするなら恋をするなら

イタリア大富豪は乙女を手玉に取り、 問答無用とばかりに婚約宣言をした! 一人親家庭で育ったリーは、経済的な苦労をしたため結婚に興味がない。 ある日、姉の家を訪れることになって飛行機に乗ったとき、 高級スーツをまとった長身のセクシーなイタリア系の男性と隣になった。 一目見た瞬間から、リーは内心、彼のことを意識していたが、 その強烈な魅力に動揺するあまり、無視を決め込んでしまう。 目的地に着くと、偶然にも彼は姉の隣人マルチェロ・レオーネとわかり、 リーのつれない態度が逆に興味を引いたのか、彼は強引に迫ってきた。 結婚の条件を訊かれ、リーは逃げ口上として「億万長者」と答えた。 さらに、その幻の億万長者から申し出があれば受けるかと問われて頷くと、 マルチェロが高らかに告げた。「君は今、僕の妻になることを承知した」 HQイマージュ〜至福の名作選〜より、世界的人気作家ヘレン・ビアンチンの傑作、年の差ロマンスをお贈りします。美容師として手に職をつけ、自分の店を開くのが夢のリー。眼中になかった“結婚”の2文字を、自信家のイタリア大富豪によって突きつけられ……。

男爵夫人の憂鬱男爵夫人の憂鬱

愛なき求婚をされて気づいたーー 彼を、ずっと好きだったことに。 看護師のカトリーナは、パーティでオランダの男爵ラフと知り合った。 落ち着き払った長身の彼は高慢な有閑人といった風情で、 カトリーナは何を話せばいいかわからず、天気の話をするほかなかった。 その夜は気まずく別れたが、後日、職場の病院で再会したとき、 外科医でもあるラフが急患の処置をてきぱきこなす姿に胸を高鳴らせた。 彼はとても優雅で、それでいて有能で頼りがいもあるわ……。 そんなカトリーナも周りから頼りにされる働き者だったが、ある日、 迷惑な同僚に言い寄られ、思わず、もうすぐ退職すると言ってしまう。 すると、次の仕事のあてもない彼女に、ラフが驚きの提案を投げかけた! 「僕は妻が欲しい。僕と結婚することを考えてくれないか?」 カトリーナより10歳以上も年上のラフは、自分は恋にのぼせあがるような年齢じゃないと言い、プロポーズをしました。彼が情熱的な愛を望んでいないのだと思うと、切なくなるカトリーナでしたが……。穏やかで優しい作風に癒やされる、不朽の名作です。

夢から覚めたシンデレラ夢から覚めたシンデレラ

結婚の翌朝に、彼は別れを告げたーー 私の身に宿った命に気づきもせずに。 ペニーは旅先でとてつもなくセクシーな富豪コルトと、熱い恋におちた。 めくるめく1週間。最終日、二人は運命に導かれるように結婚したが、 翌朝、別人のような冷たい顔で彼は言った。「僕は結婚に向いてない」 そして一方的に離婚を告げると、コルトは去っていったのだった。 人生で初めての恋の代償は大きかったーーペニーは、妊娠していた。 1年半後、女手一つで双子を育てていた彼女は、体調を崩して入院した。 すると、ペニーが子育てと治療費の工面に困っていると知ったコルトが、 入院先に突然、相も変わらぬまばゆいほど魅力的な姿を現した! 彼に妊娠を知らせなかったのは、親権を要求されたら勝ち目がないから。 命よりも大切な子供たちを、絶対に奪われるわけにはいかない……。 〈授かり子を密かに〉と題して、シークレットベビー物語をお贈りします。双子と関わったあとでコルトがまた姿を消したら、今度は子供たちが傷つくーーペニーの“親心”はコルトへの不信にあふれる一方、“恋心”は彼への切ない未練をぬぐいきれずにいて……。

シンデレラの眠れぬ夜シンデレラの眠れぬ夜

疎遠の父に日陰者扱いされてきた娘は、 恋も、愛も、すべてが怖ろしくて……。 私を妊娠して捨てられてもなお、父を想い続けて一生を無駄にした母。 そんな母を見てきたので、シャーロットは恋愛に臆病になっていた。 ある日、父の突然の事故死で、莫大な遺産を継ぐことになり、 シャーロットのもとに警備会社経営の大富豪ジェイスが派遣されてきた。 たくましくて男らしい、黒い瞳と髪を持つ端整な彼に、思わず胸が高鳴る。 だが、働きながら大学院に通い、苦学の末に社会に出た芯の強い彼女には、 護衛は必要なかった。疎遠な父の遺産なんて放棄するつもりだから。 一方ジェイスにとっても、守るべき相手との特別な関係は禁忌だった。 惹かれ合うはずのないシャーロットとジェイスだが、 相続の話し合いのためNYへ向かう機上、唇と唇が触れ合い……。 王道シンデレラ・ストーリー『ガラスの靴のウエイトレス』(I-2637)の関連作です。ベテラン作家スーザン・メイアーの描くヒロインは、自立心が旺盛な努力家で、好感度抜群! 疎遠の父がNYの大富豪だったとわかっても、独立独歩を貫こうとするヒロインにご声援を。

ジーナの小さな秘密ジーナの小さな秘密

私が守るべき秘密ーーそれは、 私を捨てた彼の娘を、産んだこと。 ある日、事故で頭を打って救急搬送されてきたイタリア人を見るなり、 看護師のジーナは凍りついた。なぜ、マルコがロンドンに? 3年前、出張先のフィレンツェで医師の彼に出会って強く惹かれ、 めくるめく6週間を過ごしたのに、あっさり別れを告げられたのだ。 その後、ジーナは娘をーーマルコの子を産んだが、彼はそれを知らない。 妊娠を伝えようとしたが、電話でも手紙でも連絡がつかなかった。 そこまで嫌われているのなら……。そう思い、あきらめたのだった。 今、病室で意識を取り戻すも、記憶喪失に陥ったマルコの言葉に、 ジーナはうろたえる。「なぜか、君とは親しい仲だった気がするが?」 娘のことは言わないわ! 冷たい彼にもう傷つけられたくないから。 「君との将来は考えていない」かつてマルコに投げつけられた台詞を忘れられないジーナ。もしもマルコに娘の存在を明かしたら、今度は娘が傷つくと考えます。けれども、マルコは偶然ジーナの娘を見かけたとき、その瞳の色から、自分の子だと気づいてしまい……。

秘密のまま別れて秘密のまま別れて

おなかに小さな命がいると知ったのは、 無一文で路上に放り出されたあと……。 「社長から、電話を取り次ぐなと言われておりますので」 ギリシア大富豪クリストの秘書の返答に、エリンは愕然とした。 クリストと同棲していたのに、理由も告げられずに突然捨てられ、 エリンは気まずくなって、彼が所有するホテルでの仕事も辞めた。 すべて忘れよう……。そう思った矢先、妊娠しているとわかったのだ。 収入もないので、せめて援助を、と必死で彼の実家にも連絡したが、 息子はもうすぐ結婚するから関わるなと釘を刺されたのだった……。 3年後。困っていたエリンに働き口をくれた現在のボスに呼ばれ、 オフィスの中へ入ると、そこにいたのはーー エリンの仕事場であるホテルを買収しにやってきた、クリストだった! 〈授かり子を密かに〉と題し、シークレットベビーがテーマの珠玉作をお贈りします。3年前の別れ際、クリストとのあいだに小さな命をーーしかも、男の子と女の子の双子を身ごもっていたエリン。そうとは知らないクリストは、なぜか怒りに満ちていて……。

伯爵が愛した灰かぶり伯爵が愛した灰かぶり

伯爵の目に飛び込んできたのは、 王女のドレスをまとった、清貧の乙女。 両親亡き後、エレナーは老婦人の付添人としてつましく働いていたが、 ある日突然、婦人の親戚ラヴェナム伯爵からプロポーズされる。 ハンサムでやさしい彼を密かに慕ってはいたけれど、 話が合う君となら、ベッドで飽きてからも穏やかに暮らせるだろうから、 などという理由で結婚なんて。ショックで逃げ出したエレナーは、 ひょんなことから、さる公爵未亡人の町屋敷で世話になることに。 事の顛末を聞いた公爵未亡人は面白がり、伯爵の追跡をかわすため、 エレナーを豪華なドレスと宝石で飾り、架空の国の王女に仕立て上げた。 変装の成果を試したい夫人に、あらゆる夜会や舞踏会に連れ出されるが、 そこには必ず、怒りにたぎるまなざしのラヴェナム伯爵がいるのだった。 ヒストリカルのベテラン人気作家アニー・バロウズが贈る『公爵の秘密の願い』の関連作です。伯爵は、エレナーの変装も、彼を欺くことになり自己嫌悪に陥っている彼女の心もお見通し。公爵未亡人の前では調子を合わせながらも、ある夜ついにしびれを切らしーー

伯爵家の事情伯爵家の事情

不埒な侯爵に物申すはずが、 身も心も囚われて……。 誕生日の夜、ロス侯爵グレイは社交界の集まりから屋敷へ戻り、 書斎に足を踏み入れたとき、ただならぬ気配を感じて身構えた。 そこには、薄汚い服を着たひどい身なりの少年が一人。 少年は銃を構えて叫んだ。「妹の純潔を奪って孕ませた責任をとれ!」 世間から罪作りな男と呼ばれてはいるが、まるで身に覚えがない。 グレイは隙をついて銃をたたき落とし、少年を床に組み敷いた。 よく見れば、艶やかな肌に、丸みを帯びた頬、豊かなまつげ……。 少年のだぶだぶの上着の下に手を入れ、体に触れるーーこれは、女だ! だが次の瞬間、銃を取り返そうとする“少年”ともみ合った勢いで 弾丸が飛び出し、体を貫かれたグレイは、崩れるように気を失った……。 少年に扮したヒロイン、ケイトは、責任として養育費を支払わせようと、ただ脅すだけのつもりでした。けれども銃の暴発に動転し、侯爵を家に連れ帰って必死に看病することに。眠る侯爵は地上に落ちた大天使のように美しく、彼女は思わず見とれてしまうのでした。

王子に恋したみにくいあひる王子に恋したみにくいあひる

こんなにも王子を愛してしまった私は、 1年後に必ず訪れる別れに耐えられるの? 両親の死後、ヘスターは親戚の家で不幸な生活を強いられていたが、 晴れて独立し、トリスカリ国王女のアシスタントに抜擢された。 ある日、王女の兄であるアレクから結婚を申し込まれる。 「礼金は弾むから、1年限定で僕の妻になってくれないか?」 亡父の跡を継いで国王になるには、妻を娶る必要があるという。 なぜ私なの? 親戚の家で爪弾きにされて育った私が王妃? 訝りながらも、慈善活動の資金を必要としていたヘスターは、 “ベッドはともにしないこと”を条件に、しぶしぶ承諾する。 だが、黒い瞳のセクシーな夫の魅力には抗いようもなくて……。 〈7つの愛のおとぎばなし 3〉は、『みにくいあひるの子』がテーマ。愛に恵まれず貧しい育ちのヒロインは、愛を信じない王子に絶対服従を誓う結婚をすることに。一方の王子は、壁の花にしか見えなかった地味なヒロインの華麗なる変身ぶりに目をみはり……。

置き去りのキューピッド置き去りのキューピッド

この小さな赤ちゃんが教えてくれたの? 身勝手な億万長者に絆の大切さを……。 イゾベルは、親友が3年ぶりにかけてきた電話に茫然とした。 なんてこと! 暴力的なパートナーから守るため、生後3カ月の赤ん坊を 億万長者ジェイクの経営する高級ホテルに預けたですって? 6年前、イゾベルはジェイクの不実に傷つき、別れを選んだのだった。 あなたとジェイクとで赤ちゃんの面倒をしばらく見てほしいと頼まれ、 やむなくイゾベルはロンドンのメイフェアにあるホテルに駆けつけた。 赤ん坊のいる最上階のスイートルームに案内してくれたジェイクは、 さらにたくましさを増し、輝くような魅力を放っている。 胸の高鳴りを懸命に抑えるイゾベルに、突然ジェイクが提案した。 「赤ん坊のためにしばらく一緒に暮らさないか?」 “愛は人を弱くする”のを6年前の出来事で痛感しているイゾベル。だから、赤ちゃんのためだけの同居に同意しても、ジェイクとは一定の距離を置こうと決めていました。ところが、彼のはしばみ色の目で熱く見つめられただけで、甘美なざわめきが体に広がり……。

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